チャンス大城さんが遭遇した怖い霊たち人たち:『チャンス大城の霊怖 人怖』読了

お笑いピン芸人 チャンス大城さんの『チャンス大城の霊怖 人怖』を読了。「水曜日のダウンタウン」で見た特異な反応等からフラグが立っていたところイベント開催後、「出てるかなぁ」と書店に立ち寄った際、サイン本を見つけ

入店の意図に沿ってサイン本を確保.-

反応していた経緯。

” この本は、幽霊の話から、ほんまに死を感じる恐怖体験、今話すと笑えるくらいの話まで、盛りだくさんです。霊の話も人怖の話も実体験いっぱいあるんで、怖い話オールスターみたいな本が出せたらいいなあと思いました。 “(p3)

というもので、それらの体験が本としてまとまってしまうことに先ず驚きを。具体的には

” ほんで三浦マイルドが「チャンスさんの部屋を掃除しました」って、写真撮ってツイッターとかFacebookにあげたんですよ。

ほいたら台所の流しの上になんか焦げたみたいな黒い丸のが写ってて。

霊能者からメッセージきて、この写真に写ってるのは霊穴や、ぼくの部屋があの世とこの世の境目になってるって言われたんですよ。人気ラーメン店ぐらい霊が並んでるって。”(p80)

といった一般人からすると驚愕の体験談が続き、巻末の霊媒師 相澤観聖さんとの対談によると

” 相澤  だから憑きやすくなってるの。ご先祖の関係で成仏できない人があなたにくっついてくるわけです。子孫だから。”(p180)

という宿命が告げられ、なぜ霊的体験が絶たないかの紐解きが。また、

” ぼくが働いていた映画館が、お客さん、日雇い労働者しかいないんですよ。家がなくて、みなさま、宿代わりに使ってる。500円で朝までおれるんで。

ぼくはポップコーンとか売る売店スタッフだったんですけど、初日に防刃チョッキとスタンガンと警棒持たされて、なんか危険な場所らしい、みたいな。”(p156)

といった極端な就労環境からの衝撃展開等、中には笑ってしまう展開も含まれながら、題名に偽りなしの霊に人との恐怖体験のオンパレード。

購入本に書かれていたサイン

こういった経験に乏しき身ながら

” 悪い霊って天界に行けないんですって。いい人は天界に行けるんですよ。で、悪い霊はさまよってるんです。 ・・中略・・ それで、ちょっと高いとこのぼったら天界に行けると思って、山にみんなのぼりに行くんですって。”(p56-57)

なる記述に「道理であの小高い場所、不気味な感じだったわけか」と訪れた旅先(山頂)での記憶が呼び起こされたり、

” やっぱ霊って落ち込みやすい奴に憑くんですって。ぼく、霊にとって居心地がいいんですって、すぐ落ち込むから。

あと、霊は背中がかわいそうな人につくらしいです。ぼく、哀しい背中してますよねえ。”(p32)

といった幾多の霊的体験に霊感鋭い人だからこその指摘あり、疎い分、読書中「そういうもんかぁ」といった具合、知識さらであった分、いろいろと学びを得られた読書となりました。


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