忌野清志郎さんが遺してくれた言葉にちょいと刺激を受けた:『使ってはいけない言葉』読了

(2023年)6月(9〜30日)に開催された『忌野清志郎 魂の言葉展 「君だけに書いてる手紙」』を訪れた際に購入していた忌野清志郎さんの『使ってはいけない言葉』を読了。

出典:百万年書房 X (画像は Post にリンク)

開催中、一時品切れになるほど反響を呼んでいたことを知り、会場のTSUTAYA BOOKSTORE恵比寿ガーデンプレイスに向かったのも本書入手が大きな目的でした。

無事、在庫を確保.-

2023年に読んだ忌野語録

本書は、

 Part 1  ぼくら夢を見たのさ

 Part 2  わかってもらえるのさ

 Part 3  いい事ばかりはありゃしない

 Part 4 うまく言えたことがない

 Part 5 つ・き・あ・い・た・い

 Part 6  あきれて物も言えない

にパート分けされ、生前の忌野清志郎さん語録が収められたもの。

『忌野清志郎 魂の言葉展 「君だけに書いてる手紙」』で入口に置かれた迫力のお姿

読書時、印象に残ったものを3つ以下に抜き出すと・・

” ミュージシャンを続けていこう!  とかね、そういう気持ちはあんまりないんですけど。

その日に、何かそん時にやりたいことを、やっていける人がやっぱりいいんじゃないの。”(p35)

という清志郎さんが生きた日々の心持ちに、

『忌野清志郎 魂の言葉展 「君だけに書いてる手紙」』で並べられた清志郎さんから発信された言葉の数々

” 夢があっても度胸が無けりゃ実現はできない。

度胸のあるやつがたくさんいれば、きっと世界はおもしろい。

度胸があれば、そのうち、きっと頭が良くなる。

経験を重ねれば、少しは頭が良くなる。

やり続ければ、きっと世界は良くなる。”(p41)

清志郎さんが、我々に示してくれた生きざまに、

『忌野清志郎 魂の言葉展 「君だけに書いてる手紙」』の企画の一つ 語録をランダムに引き当てる  “くしゃくしゃ”

” 周囲が最初からそんなに「理解」してくれちゃったら、本気でロック・ミュージシャンになる決心なんて、できるんだろうか?

周囲からの反対やら妨害やら軋轢やらがあるからこそ、自分が本当は何をやりたいのか、何になりたいのか輪郭がはっきりしてきて、「よし、俺の気持ちはホンモノだ」っていう確信が固まっていく・・・

そういうものなんじゃいのか?”(p105)

という覚悟感じられる物言いに。

『忌野清志郎 魂の言葉展 「君だけに書いてる手紙」』で並べられた清志郎さんから発信された言葉の数々

本の性格から最初から順々に読んでいくというより、気が向いた時に手が伸びる場所に本書を置いておきパラパラっとめくったページに書いてある言葉から示唆なり力を得たり、といった方が正しい向き合い方であるように思います。

生きざまを存分に示してこられた方であるだけに、それぞれの言葉が重みを伴って脳に響き、刺激を受けた読書となりました。


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