実践会アカデミー part 2:神田昌典さんが説くビジネスのストーリー性と地場

 

神田昌典さん主催「実践会アカデミー」のライヴコンサルティングの日で、学びの一日に。

神田さんの最新作、またしても品切れが出るほどの大ヒットとか・・

前回は実際、表参道に足を運んで神田さんの生講義でしたが、今回は挙手して質問する事も無く、自宅でヘッドフォンをセットしてUstream再生での受講。

その場の臨場感は捨て難いものの、天候気にせずの状況は有難かったですね。

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ビジネスに求められるストーリー作り

現時点で受講生が200名弱要るはずですが、ライヴコンサルティングは35名程度の受講生が質問を用意して、展開している事業での悩み、疑問、アドヴァイス等を神田さんに求めるもの。

本編のQ&Aに入る前に神田さんから直近のビジネス概況にお話しがあり・・

今の時代、お金が急速に余っており、ヴィジョンを掲げた人にお金が集まりやすい状況となっているが、なかなかそれを出来る人が居ない。

フリーランスで動いている人はインフラが整備されており、活躍の場を得やすい。会社で社員を雇用する立場の人は社員が成長するストーリーを描く事が大事。

会社では、一体どういう仕事を創りたいか?つまりストーリーがないと、お金のやり取りだけで終わってしまい永続出来ない。

事業のスピードは去年までと違い、今年に入ってからは早くなっており、半年から1年間のスパンで新商品を出して行かないと消費期限切れしてしまう。

今の時代に重要な事はストーリーを持っているか否か。時代の変化に見合った構想を描く。

将来のヴィジョンが描けないと苦しくなるが、逆に見えた途端、もの凄いチャンスが広がる。

 

Reading_Your_Story

ストーリーに求められるキーワード

より大きなストーリーを観る事、掴む事。道州制が提唱される中、これからのキーワードは地場。

場が持っているエネルギーをどのように活かすか。地場で意義深い事業を如何に展開出来るか。

例えば地方工務店の場合、良質な住宅を売れば良い時代ではなく・・ 何々市の為に売っているとの視点(ex.木材を活かした家造りであったり、年収300万円世帯でも住める家であったり)。

デザイナーの場合であれば、社会的メッセージを持った人であれば良いが、売上だけを求めている人には厳しい環境。

それぞれでの勝ち方と、共通して不可避な要素と

といった概論から、後半は地方で歯科医院を開業されている方の今後の在り様であったり、競合状況が厳しいとのグラフィックデザイナーの営業戦略論であったり、葬儀屋の差別化戦略等、

様々な業種に応じた解決策なり、ヒントなりが提示されましたが、共通する事は、なぜその事業に取り組んでいるかとの必然性、ストーリーの描き方に、これからを勝ち抜ける決定的要因があるとのお話しと理解。

それとライヴ中、神田さんが「世の中、自分の才能を見付けるまで、お金が無くて困る事になる」と説明されており、

人それぞれの起点として、才能、所を得た活躍の場に身を置く事の重要性も指摘されており、得意な事から如何にしてストーリーを乗っけられるか、ですね。

 


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