小笠原道大コーチを間近にして実直な人間性を感じてきた: 『二軍監督奮闘記』刊行記念 トーク&サイン本お渡し会 参加記

北海道日本ハムファイターズ 小笠原道大ヘッドコーチ兼打撃コーチの中日ドラゴンズ二軍監督時代の取り組みについて紹介された

早々に100席が満席となる人気ぶり

『二軍監督奮闘記』刊行記念 トーク&サイン本お渡し会 に参加。

開演約20分前の会場 八重洲ブックセンター本店 8階ギャラリー(開演中の撮影は禁止)

話しは、昨シーズン終盤、根尾昂選手が一軍登録された際の質問に始まり、

本来、まだ早かったのだけれども、経験を積ます意味での昇格で、ゲガを治してリハビリに練習でも一人で黙々と(バッティング)マシンを打ち込んでいた姿を見ており、そうしたことから勝ち取られたものであったと。

今シーズンに関しても、焦ることなく、しっかり土台を築いてから上(一軍)を目指して欲しい旨、エールを贈られていました。

北海道日本ハムファイターズのヘッドコーチ兼打撃コーチのオファーに関しては、中日ドラゴンズから「来季、契約しない」旨の通達があり、「どうしたものか」と思案していたところ「力を貸して欲しい」との古巣からのオファーで、自分に合った仕事であるか1週間〜10日程度考えられたそうですが、気持ち的には即決であったそうな。

栗山英樹監督が、勝つ(優勝する)ことを明言しているので、どのようなヘッドコーチ像になるのかについては、今後、監督と相談しながら決めていくことになるものの、目標に合った選手起用、選手経験に応じた指導などをお話しになられていました。

間近で感じた小笠原道大ヘッドコーチ

トークは予定きっかりの40分。本イベントの進行役を務められた菅野徹さん(本書の取材&執筆協力)が、繰り出す質問から考え込まれる様子に「取材の時もだいたいこうでした。迂闊なことは言わない」と舞台裏を披露され、そこに実直な人間性が伝わってきたように感じられました。

イベントの模様  出典:ワニブックス広報宣伝部Twitter(画像はツイートにリンク)

印象的であったのはグランド外でも野球のことばかり考えているとの日常から「野球がお好きなんですね?」との質問に、

「殆ど仕事として捉えている」「(瞬間的な楽しさはあるが)常に競争で楽しいことはない」というような回答されていたシーンに、現役時代の求道者的なイメージが重なり、指導者の立場で、どのようなことを伝え、取り組みが成されてきたか、本書に書かれてあることを楽しみにしたいと思います。


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