2017年10月1日、一橋講堂で開催された公益社団法人 自由人権協会(JCLU)七〇周年記念シンポジウム
「デジタル時代の監視とプライバシー ー市民によるコントロールのために!」での内容をもとに出版された
『スノーデン監視大国日本を語る』を読了。
広がる一途の国家と国民相互の情報アクセス格差
本の冒頭、
” 二〇一七年四月、世界は、アメリカ政府が日本政府にXKEYSSCORE(エクスキースコア)と呼ばれる新たな監視技術を秘密裏に提供していたこと事実を知ることになりました。
XKEYSCOREは、大量監視によって集められた数兆のコミュニケーションを探索することのできる、世界でも最先端のシステムです。
これを用いることで、地球に張り巡らされたインターネットを飛び交うあらゆる人々のコミュニケーションや、
ポケットやハンドバッグの中で音もなく持ち運ばれる機器の間で交わされるコミュニケーションを監視することが可能となります。”(p11)
このことが明るみとなって、アメリカでは
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