サイモン・シネック「優れたリーダーはどうやって行動を促すか」に学ぶリーダーシップの本質

 

昨年、ビジネスプロトタイピング講座に登壇されたOK Waveの兼元謙任社長のお話しの中で引用があって以来、

>> 兼元謙任さんに学んだ「WHY」から始まるべきストーリー:神田昌典ビジネスプロトタイピング講座 その六 <<

しばし、マイ・ブームとなっていたサイモン・シネックの 「優れたリーダーはどうやって行動を促すか(←動画とリンクしています)」を、年明けの数日間に視聴するようになり

YouTubeやらTEDをガチャガチャとイジっていた際、サイモン・シネックで別のプレゼン(テーション)がアップされていて、それも良かったので、印象に残ったところをおさらい。

Simon Sinek “Why Good Leaders Make You Feel Safe”

リーダーシップは環境により、誰しも発揮出来る

邦訳「なぜ優れたリーダーの元では安心を感じられるのか」と題されたプレゼンで、

「戦場で、なぜ自分の命を顧みない人たちが現れるのかについて」講演者であるサイモン・シネックは・・

(2:30/時間はリンク映像と対応。以下同様) ” 重要なのは環境だと気付いたのです。

環境さえ整えれば私達には素晴らしい行動を取れる力があり、さらに重要なのは誰もがこの能力を持っている事です。”

simon_sinek

 

外的要因を跳ね返す、内部の力=リーダーシップ

現代は、経済情勢やビジネス環境はいつ激変するとも知れず、もはや外的要因の流れを防ぐ手立てはなく、対策を講じられるのは「組織内のあり方」だけ。

ここで重要になってくるのが、リーダーシップで・・

(4:54) “リーダーが方向を決めるからです。リーダーが組織内の人々の生活と安定を優先するよう心がけ、

自分達の利便や目に見える成果を犠牲にして安心感と集団に属している共感を得られるようにすれば素晴らしい結果が生まれます。”

(6:18) “組織の中に安心感があれば自然にお互いの才能と力を合わせてがむしゃらに働き、外部の危険に立ち向かってチャンスをものにできるでしょう。”

  *プレゼンの中では実例が紹介有り

(8:18) ” 優れたリーダーは金のために人を犠牲にはしません。彼らはあっさりと利益を犠牲にして人を救おうとするでしょう。”

(10:00) ” リーダーシップとは地位ではなく選択です。 ・・中略・・

組織の底辺にいて権力は持っていないけれどリーダーと呼ぶのにふさわしい人々もたくさん知っています。

彼らがリーダーにふさわしい理由は、自分の左にいる人も右にいる人も合わせて面倒を見ることを選択したからです。

これこそリーダーのあるべき姿です。自ら率先して行動する人間こそリーダーです。

誰よりも先にリスクを冒す人間こそリーダーです。部下が守られ安心できるよう部下のためを考え、自らは犠牲となる選択をする人間こそはリーダーです。

そしてこの選択によって自然と、人々が皆のために犠牲を払うようになります。”

時代は変われども、変わらぬ本質

アメリカで、このプレゼンテーションが行われている事に一つ面白さがあったと思います。

話しの中では終身雇用制を導入した企業の話題が取り上げられていますが、日本でも終身雇用の制度が形骸化してきて、成果主義の導入も既に一般化した状況から

話しの内容は、そのまま日本でも通じるものと実感しましたが、時代の流れは不可避であるものの、リーダーシップの有り様は従来の「日本的」なところから知恵の絞り込みがあって良さそうですね。


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