吉田豪さんの予定調和を抗う軌跡 最終章:『聞き出す力FINAL』読了

プロインタビュアー&プロ書評家 吉田豪さんの『聞き出す力FINAL』を読了。

サイン本入荷情報に

出典:紀伊國屋書店 新宿本店 X(画像は Post にリンク) *画像は一部加工

タイミング良く反応でき、入手していた著書。

本書は

“『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)の二〇一八年八月二四・三一日号〜二〇二二年四月一日号)に掲載された連載「吉田豪の聞き出す力」を、加筆修正のうえ一冊にまとめたものです。”

というもので、本編は

” ボクも三〇年近いキャリアの持ち主なのに、やっぱり原稿料一〜二万円程度でインタビュー取材のオファーがきたりするので、この仕事でプロが育たないのもしょうがないと思うのである。”(p213-214)

というライト!?な業界の内情を吐露した内容あれば

” そう、ピンク・レディー売り出しに使われた一億円以上の資金は総会屋マネーだったわけなのだ!”(p253)

購入本に書かれていたサイン

なる読前の期待に沿った目を見開かさせるヘビー級の衝撃に、

 ” 襲撃事件が起きたのは一九八六年一二月九日午前三時だが、その前日。「石垣記者は前日の八日午後一時ごろ、渋谷区内の専門学校前で、たけしの女友達A子さん(二一)に取材を申し込んだが、A子さんがこれを断ってその場から逃れようとすると、いきなり左手でこの女性の右手首をつかんで押し、駐車中の乗用車に押しつけるなどの暴行を加え、首や腰に約二週間のけがをさせた」(朝日新聞三月三日付)。”(p313-314)

と改めて振り返るビートたけしさんフライデー襲撃事件の「そんな前段があったとは、、」という抜け落ちていた背景の発見に・・

高田文夫とテレビの記憶を語ろう⑧ ビートたけし フライデー襲撃事件の夜  *高田文夫先生の視点

最後(全八十一篇)は、本書が紙媒体で日の目を観るまでの紆余曲折。

通算4冊目となる吉田豪さん本。今回は手に取った時の厚み(355頁)で普段通り(の吉田豪さん本)を感じさせながらも、1ページ当たりの文字数に大きさに、1項目あたりの分量(4、5頁)からとっつきやすさを抱いたものの、終わってみれば(いつもながらの吉田豪さん本で得られる)ずっしりとしたさすがの読後感でありました〜


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