「来週はもう12月になっているのかぁ」という(2025年)11月最終木曜日、陽が落ちてから新宿を目指し紀伊國屋書店へ。
作家伊東潤さん登壇イベントに参加するためで「久しぶりだなぁ」なんて思っていれば、伊東潤さんご自身も書店イベントは(私が参加した)

建て替え前の八重洲ブックセンター以来、久々の開催であったとのこと。
伊東潤さん登壇イベントということで参加を即決、内容については把握していませんでしたが、概要に目をやれば4年前(2021年9月)に読んだ

『琉球警察』に次ぐ、著書:『琉球警察II 蒼き海の涯に』発売を記念しての開催。

進行役を務められたブックジャーナリスト内田剛さんを相手に、『琉球警察』は当初から2冊での構想をお持ちで、1冊目は既に文庫化。本書を書こうと思ったきっかけは、
沖縄について、収容の問題について多くの人に知ってもらいたいとの思いからで、場所は異なるも伊東潤さんのご家族も土地を収容されたご経験があるとのこと。
本書を通じて100人に1人でも参考文献に触れてもらいたいといった思いもお持ち。数日前 門田隆将さんの発信でも沖縄に関して

看過出来得ない言及があり、かつて有していたリゾートのイメージが次第に書き換えられていく思いですが、改めて伊東潤さんの書、沖縄に向き合う良き導入となりました。
1時間に及んだトークでは、主題である「沖縄は誰のものか」に沿った内容の他、反響多いとのBS11『偉人・敗北からの教訓』の制作裏話しに、単行本が文庫本になる際は読みやすさを高めるため都度リライトされているとのお話しに、或いは伊東潤さんの日常(予定ない日の過ごし方)など、本筋以外の話題も興味深い内容が続きました。
そこから質問タイムとなり席数20と限定されていたことから「出るかなぁ?」と思っていたところ次々と挙手があり、

ノンフィクションとフィクションで意識されているバランスや作品を続々と世に送り出している原動力、文学界の裏側といった事がらに及び、最後は勢いで自分も質問させて頂くなど、沖縄について考えさせられたり、作家の日常と現実であったり、さまざま思考を及ばされ、知的好奇心をチクチクと刺激されるひと時を過ごしてくることが出来ました。











