「お笑い」カテゴリーアーカイブ

ブラックマヨネーズ吉田敬さんが妄想と現実の狭間で放った58の思考の軌跡:『黒いマヨネーズ』読了

ブラックマヨネーズ 吉田敬さんのエッセイ58篇が収録された

『黒いマヨネーズ』を読了。本書は『パピルス』『小説幻冬』の連載、『紺色のカラス』が改題され、加筆/修正されたもの。

トークの余韻を引っ張り出されながら

先週、刊行記念トーク&サイン会⬇︎に参加していたことから

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烏龍パーク 橋本武志氏さんと、すゑひろがりず 南條庄助さんが泣いた話しって

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ブラックマヨネーズ吉田敬さんが猛毒エッセイ集に込めた思いを直に聞いてきた:『黒いマヨネーズ』刊行記念 吉田敬(ブラックマヨネーズ) トーク&サイン会 参加記

ブラックマヨネーズ 吉田敬さんのエッセイ集

会場は久々(1月以来?)の青山ブックセンター本店

『黒いマヨネーズ』刊行記念トーク&サイン会に参加。

着席場所からの眺め。この後、会場は記者会見仕様に

但し、一般的なトーク&サイン会にあらず、

 第一部 記者会見

 第二部 トーク

 第三部 サイン会

なる三部構成。

ということで、序盤は取材記者に撮影に音声の方が入り混じる独特な雰囲気。予定時間を10分ほど押して、吉田敬さん登場。

そこからワイドショーで何となくお馴染みの光景が目の前で繰り広げられ、

連載期間中はコラムのことが頭から離れぬ日々に、書き溜めたメモが膨大な数に及んだり、コンビの小杉竜一さんのウケ狙い無しの本音炸裂であったり・・

最後は「やっぱ(時節柄)来たかぁ・・」と、芸能界を揺るがしている闇営業の質疑で軽妙な応酬があり、計20分ほど。

後輩が語る吉田敬さん

続いて10分ほどの休憩を挟んで、烏龍パーク 橋本武志さん、すゑひろがりず 南條庄助さん相手にトーク。

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景山民夫さんと高田文夫さんが10分番組で斬りまくったあのころ:『民生くんと文夫くん あのころ君はバカだった』読了

1984年に出版された『民夫くんと文夫くんのオレたち天才! めちゃぶつけ』が改題され、文庫化された

中古ながら比較的良い状態のものを入手出来ました。

放送作家 故景山民夫さんと高田文夫さんの『民夫くんと文夫くん あのころ君はバカだった』を読了。

先月(2019年5月)に読了していた

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『誰も書けなかった「笑芸論」森繁久彌からビートたけしまで』の中に

” 語感が似ているので「民生くんと文夫くん  あのころ君はバカだった」という本を出したり・・・ この角川文庫版に談志師匠が書いて下さり、大爆笑の仕上がりになっている。

当人の談志も「オレの最高の文章は民生の解説」と言っている。”(p92)

とあり、古本を検索して入手していたもの。

時代の感性を捉えていた二人による・・

のっけから景山民夫さんによる「まえがき」

” 高田文夫と僕とは、同じ放送作家をしていながら、13年間まるで出会ったことがなかった。

名前だけは知っていたが、あっちは塚田茂大先生門下の「スタッフ東京」の一員。

こちらは生まれついての一匹カワウソ。どうせ会ったって話は合うまい、チンケな馬鹿だろうくらいに思っていたのだ。”(p3)

とガツンとやられます(笑)

本書はニッポン放送でオンエアされていた番組「民夫くんと文夫くん」の書き起こしで

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山里亮太さんが妄想した女優&アイドルたちとの16の物語:短編妄想小説集『あのコの夢を見たんです。』読了

南海キャンディーズ 山里亮太さんが、小説に初挑戦した

短編妄想小説集『あのコの夢を見たんです。』を読了。

山里亮太さんの誕生日(4月14日)に開催された(本書)刊行記念イベントで入手していた作品。

出典:山里亮太さんTwitter(画像はアカウントにリンク)

実在の人物登場の妄想ストーリーズ

本書は、

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高田文夫さんが振り返った笑いの歴史を築いていった人たちとの忘れ得ぬ瞬間:『誰も書けなかった「笑芸論」森繁久彌からビートたけしまで』読了

先週、中間記をアップロードした

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高田文夫さんの『誰も書けなかった「笑芸論」森繁久彌からビートたけしまで』を読了。

(中間記後に)読み進めた

 第二章 ビートたけし誕生

 第三章 自伝的「東京笑芸論」

 秘蔵フォトアルバム

 はみ出しフォトアルバム

の中で、自然と引き込まれていったのは・・

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高田文夫さんが振り返った笑いの歴史を築いていった人たちとの忘れ得ぬ瞬間:『誰も書けなかった「笑芸論」森繁久彌からビートたけしまで』中間記

高田文夫さんの『誰も書けなかった「笑芸論」森繁久彌からビートたけしまで』を読み始めて

 第一章 体験的「笑芸」六〇年史

 第二章 ビートたけし誕生

 第三章 自伝的「東京笑芸論」

と目次立てされているうち、第一章を読み終えたので、そこまでのおさらい。

先月(2019年4月)、

<< 2019年4月18日投稿:画像は記事にリンク >> 高田文夫さんが書き留めた後世に語り継がれるべく「東京の芸」:『東京笑芸ざんまい わたしの芸能さんぽ』読了

『東京笑芸ざんまい』を読んでいた際、

” 東京の大衆芸能を書きつづってきたこのシリーズ、三部作でこれが三冊目の完結篇。

『誰も書けなかった「笑芸論」』森繁久彌からビートたけしまで』『TOKYO芸能帖  1981年のビートたけし』に続く、これが噂の『東京笑芸ざんまい  わたしの芸能さんぽ』である。”(p7)

とあり、

三部作作全部読めているかチェックしたところ本作(『誰も書けなかった「笑芸論」森繁久彌からビートたけしまで』)の未読に気づき、

購入していた経緯。

強運と、笑いの神々と

まず、本書冒頭の「開口一番」で

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高田文夫さんが書き留めた後世に語り継がれるべく「東京の芸」:『東京笑芸ざんまい わたしの芸能さんぽ』読了

先日、中間記をアップロードしていた

<< 2019年4月13日投稿:画像は投稿にリンク >> 高田文夫さんが書き留めた後世に語り継がれるべく「東京の芸」:『東京笑芸ざんまい わたしの芸能さんぽ』中間記

高田文夫さんの『東京笑芸ざんまい』を読了。

中、後半で印象的に残ったところは、

私が以前、読んでいた『美しく、狂おしく、岩下志麻の女優道』

<< 2018年9月22日投稿:画像は記事にリンク >> 春日太一さんが迫った、岩下志麻さんの華麗ではない挑戦つづきであった女優道:『美しく、狂おしく 岩下志麻の女優道』読了

の著者 春日太一さんについて

” 私が最も信頼する物書きであり、これほど映画を愛しきっている男も知らない。だから映画評論家なんてチンケな肩書きではなく、時代劇・映画史評論家と称している。”(p229)

という人物評であったり、

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高田文夫さんが書き留めた後世に語り継がれるべく「東京の芸」:『東京笑芸ざんまい わたしの芸能さんぽ』中間記

放送作家に噺家にラジオのパーソナリティ等々、それぞれ遺憾無く才能を多方面で発揮されている高田文夫さんの

『東京笑芸ざんまい  わたしの芸能さんぽ』を読み始めてから全24章あるうちの第11章まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

本書は、

” 東京の大衆芸能を書きつづってきたこのシリーズ、三部作でこれが三冊目の完結篇。

『誰も書けなかった「笑芸論」』森繁久彌からビートたけしまで』『TOKYO芸能帖  1981年のビートたけし』に続く、これが噂の『東京笑芸ざんまい  わたしの芸能さんぽ』である。”(p7)

と冒頭の「まくら」で紹介されている三部作の締めくくりで、二作目の『TOKYO芸能帖  1981年のビートたけし』は ↙️

<< 2017年4月19日投稿:画像は記事にリンク >> 高田文夫さんが体験し書き遺したかった東京芸能史:『TOKYO芸能帖 1981年のビートたけし』読了

2年前(2017年)に読了。本作は

八重洲ブックセンター本店でサイン本を発見→購入本に書かれてあったサイン

サイン本を見つけたことに反応して購入。

語り継がれるべき「東京の芸」に愛をこめて

シリーズに込められた思いのほどは

” どんなことでも書き留めておこうと、このシリーズを始めた。なんの理論も理屈もないが、「東京の芸が好きだ」という、ただその一点である。”(p8)

と並々ならぬ。披露されている内容は

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