「監督:Manager, Head Coach」カテゴリーアーカイブ

稲葉篤紀 前侍ジャパン監督が振り返った東京オリンピック金メダルまでの軌跡:『活かして勝つ 金メダルをつかむチーム作り』読了

稲葉篤紀 侍ジャパン監督の『活かして勝つ 金メダルをつかむチーム作り』を読了。

別のサイン本を物色しに書店に立ち寄った際、

僅少となっていたサイン本に反応

本サイン本を見つけ、購入していた経緯。

本書は

 第一章 代表監督就任から五輪まで

 第二章 決戦へ

 第三章 出会った監督たち

 第四章 侍ジャパンの関係者に聞く

 第五章 <対談> 監督という役割  井上康生

という章立てで、(本記事の)タイトルはオリンピックに寄せましたが、実際は稲葉篤紀さんの幼少期から現役選手時のエピソードも掲載されています。

金メダルへの礎、そして分岐点・・

主たるトピックである東京オリンピックについては

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トム・ホーバス ヘッドコーチが東京オリンピックでバスケットボール女子日本代表を銀メダルに導いた取り組み:『チャレンジング・トム』読了

Tom Hovasse:トム・ホーバス バスケットボール女子日本代表前ヘッドコーチの『チャレンジング・トム』を読了。

先月(2022年3月)に開催された

出典:Tom Hovasse ヘッドコーチTwitter(画像はTweetにリンク)

サイン本お渡し会で入手していた著書。

サイン本に使われたマーカーは、黒、金、銀の3色 出典:Tom Hovasse HC Twitter(画像はTweetにリンク)

本書は、

” 私と女子日本代表の選手やコーチ、スタッフが走り抜けた4年間をまとめたものです。第1章では激闘の東京2020オリンピックを振り返り、第2章と第4章では、私たちがどのようにしてチームを作り上げてきたかを24の言葉でまとめています。第3章で私の歴史に触れるのは、女子日本代表を作り上げる上で、私自身の経験が大きく関わっているからです。”(p5)

という内容で、

” 私はよく選手たちに「絶対にヘッドダウンしないで!」と言ってきました。ヘッドダウン。つまり下を向くことです。

悪いプレーをしてしまったからといって下を向いてしまったら、目標に向かって前に進むことはできません。

なんとか足を動かし続けたとしても、よろよろとして、遠回りをするだけでしょう。しっかりと前を向いて進むためにはヘッドダウンしないことが必要です。”(p26)

に、

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井上康生さんが、全日本男子柔道強化チーム監督として賭けた日々:『初心 時代を生き抜くための調整術』読了

井上康生前全日本男子柔道強化チーム監督の『初心  時代を生き抜くための調整術』を読了。

サイン本販売情報に

寒空の下、足早に動いてサイン本を確保

即反応して入手していた一冊。

” いつの時代も壁を突破するのは、創造性に富み、自由で大胆な発想を持つ人だと思います。

目標達成のためには、かつて誰もやったことのない手法を取り入れ、ときに周囲を驚かせます。”(p3)

の一文に始まる本書は

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故北島忠治監督が明治大学ラグビー部に込めた思い:『ラグビー人生五十年/明治大学ラグビーとともに』読了

生前、明治大学ラグビー部監督として長く活躍された北島忠治さんの『ラグビー人生五十年/明治大学ラグビーとともに』を読了。

キーワード検索で、ふと本書を発見し

出典:日本の古本屋(画像は販売後の記載)

稀少性に反応し、入手していた経緯。

読み始める前は、本書出版が昭和49年4月と遡ることから「内容は・・」と及び腰気味な心情もあったものの

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井上康生前監督が全身全霊で挑んだ日本柔道復権への取り組み:『改革』読了

井上康生全日本柔道男子強化前監督の『改革』を読了。

先の東京オリンピックの柔道の戦績に井上康生監督の手腕に注目が集まっていた折、サイン本入手機会を捉え手元に引き寄せていたもの。

ロンドンでの屈辱からリオでの復活まで

本書は、師と慕う山下泰裕さんから

“「康生、おまえはロンドン五輪で屈辱を経験し、今の強化現場をよく知っている。日本代表を立て直したいという情熱も人一倍持っているんだろう?だったらやりなさい。”(p30)

と背中を押され、ロンドン五輪男子代表 史上初金メダルゼロという屈辱から、捲土重来を期したリオ五輪では金メダル2つを含む全階級でメダル獲得までに取り組んだこと中心に書かれています。

具体的には

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エディー・ジョーンズ ヘッドコーチが振り返った栄光と苦悩の舞台裏:『エディー・ジョーンズ わが人生とラグビー』読了

前々回、中間記⬇︎

<< 2021年7月6日投稿:画像は記事にリンク >> エディー・ジョーンズ ヘッドコーチが振り返った栄光と苦悩の舞台裏:『エディー・ジョーンズ わが人生とラグビー』中間記

をアップロードしていたエディー・ジョーンズ ヘッドコーチの自伝『エディー・ジョーンズ わが人生とラグビー』を読了。

その(中間記)後、読み進めた

 第10章 南アフリカをまとめる

 第11章 日本代表を作り上げる

 第12章 人生の転機

 第13章 次なる冒険とグランドスラム

 第14章 連勝

 第15章 イングランドを再起動させる

 第16章 青写真と教訓

 第17章 ジェットコースターに乗る

 第18章 決勝戦

の中心は、日本代表を率いたラグビーワールドカップ2015及び(日本代表監督退任後)イングランド代表を率いたラグビーワールドカップ2019への取り組みに戦記。

個人的な読みどころとしては、

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エディー・ジョーンズ ヘッドコーチが振り返った栄光と苦悩の舞台裏:『エディー・ジョーンズ わが人生とラグビー』中間記

ラグビー イングランド代表 Eddie Jones:エディー・ジョーンズ ヘッドコーチの自伝『エディー・ジョーンズ  わが人生とラグビー』を読み始め

 第1章 自由

 第2章 ランドウィック・ウェイ

 第3章 挫折から学ぶ

 第4章 コーチとしての第一歩 

 第5章 ブランビーズの新たな戦略

 第6章 ラーニングカーブ

 第7章 緑と金 

 第8章 栄光、そして失意

 第9章 どん底

 第10章 南アフリカをまとめる

 第11章 日本代表を作り上げる

 第12章 人生の転機

 第13章 次なる冒険とグランドスラム

 第14章 連勝

 第15章 イングランドを再起動させる

 第16章 青写真と教訓

 第17章 ジェットコースターに乗る

 第18章 決勝戦

と章立てされているうちの「第9章 どん底」まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

約1年半の時を経て

遡ること、一昨(2019)年末、本書の原書にあたる『My Life and Rugby』の発売記念

<< 2019年12月27日投稿:画像は記事にリンク >> 日本ラグビー界に革命を起こし、世界を震撼させたエディ・ジョーンズ イングランド代表ヘッドコーチ サイン会 参加記

サイン会に参加したものの「(内容に関して)日本語版・・」と思っていたところ、

2021年(3月)を迎え(日本語版が)書店に並び「出た!」と思っていたものの、今度は「(やっぱり)サイン本・・」

期待はしていたものの予期せぬ遭遇となったサイン本

との欲求を4月に叶えていた(/入手していた)経緯 ^^

栄光、その裏側での打ちのめされた挫折

冒頭の「プロローグ  なぜコーチを続けるのか」で、ラグビーファンならずとも衝撃を与えた

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丸山清光さんが振り返った明治大学野球部島岡吉郎元監督からの教え:『なんとかせい!島岡御大の置き手紙』読了

前々回、中間記⬇︎をアップロードした

<< 2020年10月20日投稿:画像は記事にリンク >> 丸山清光さんが振り返った明治大学野球部島岡吉郎元監督からの教え:『なんとかせい!島岡御大の置き手紙』中間記

丸山清光さんの『なんとかせい!  島岡御大の置き手紙』を読了。

異例の栄誉

本書は、

” 競技経験のない御大は、現在ではアマチュア関係者に適用されない競技者表彰となっている。

殿堂入りの規定は改定されていて、御大が選考された時代はアマチュア関係者も競技者表彰者の対象となった。

御大の他には早稲田で監督を務めた石井藤吉郎(水戸商)が御大の4年後に競技者表彰で殿堂入りしている。

競技をしていない者への競技者表彰は、野球殿堂の中で、後にも先にも御大だけとなった。”(p161)

という監督時代の功績を讃えられた島岡吉郎監督を、野球部員として

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