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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:連邦政府が新ビザ、地方に3年就労で永住権

連邦政府が新ビザ、地方に3年就労で永住権

 ” オーストラリア連邦政府の内務省が、地方就労ビザから永住権を取得するための「Permanent Residence (Skilled Regional)」(サブクラス191)を新設すると発表した。

同ビザへの申請は2022年11月16日から可能。申請時に、19年11月16日から新たに導入される「Skilled work regional visa」(サブクラス491)と

「Skilled Employer Sponsored Regional visa」(サブクラス494)を最低でも3年間保持していることが条件となる。公共放送SBSなどが報じた。

サブクラス491と494は、5年間の地方部への移住と就労を条件とするビザで、それぞれ既存の地方技術ビザ(サブクラス489)と

地方雇用主指名ビザ(RSMSビザ/サブクラス187)から置き換わるもの。新年度予算案の中で発表されていた。

サブクラス191を申請するためには、地方ビザを保持している3年間に最低収入を得る必要がある。

■一時滞在者数、急増へ

連邦政府は、技術ビザなどの一時ビザ保持者や留学生の数が急増し、今年のオーストラリアの人口を27万1,700人押し上げると予測した。

移民受入数を年間3万人削減するとしたモリソン政権の政策を考慮に入れても、昨年の予算案発表時に予測されていた数値を4万人上回っているという。

人口統計学者のアレン氏は「永住権ビザの発給数を削減しても、ブリッジング(つなぎ)ビザを利用して一時滞在する移民数が増えるだけで、移民が人間としてではなく経済的資産として扱われる状況に陥る」と批判している。

■家族ビザ待ち時間、最大56年

一方、移民が家族を呼び寄せることができる複数のビザ(family reunion visas)について、発給までの待ち時間が最大で56年に上っているもようだ。

移民局の副書記官代理を務めるマンスフィールド氏は「待ち時間が長期化しているのは政府の移民数制限によるもの。

政府は何年もの間、技能移民へのビザ発給を優先している」との見方を示している。

また最大野党労働党のショーテン党首は、連邦政府の新しい両親呼び寄せビザ「テンポラリー・スポンサード・ペアレント・ビザ」について、

「実の両親か義理の両親、どちらを呼び寄せるか選ばなければならないという冗談のようなビザ」と批判している。”(出典:NNA ASIA

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:2019 ザ・ラグビーチャンピオンシップ 日程発表

2019 ザ・ラグビーチャンピオンシップ 日程発表

” 前回のワールドカップでベスト4を独占した南半球の強豪4か国が競う、ザ・ラグビーチャンピオンシップの日程が発表された。

例年はホーム&アウェイの総当たりで各チーム計6試合をおこなうが、ワールドカップイヤーの今年は1回戦総当たりに短縮され、3節で優勝チームを決める。

7月20日に開幕となり、大会4連覇を狙う世界ランキング1位のニュージーランドは敵地ブエノスアイレスでアルゼンチン(最新世界ランク10位)と対戦。

10年ぶりのタイトル奪還を目指す南アフリカ(同5位)は地元ジョハネスバーグにオーストラリア(同6位)を迎える。

ニュージーランドとオーストラリアの戦いにはブレディスローカップもかかっており、

ラグビーチャンピオンシップ最終節にパースでおこなわれる試合がブレディスローカップ第1戦を兼ね、同2戦目は8月17日にオークランドでおこなわれる。

南アフリカとアルゼンチンは、ラグビーチャンピオンシップとは別で8月17日にプレトリアで再戦することが決まった。

9月20日からはワールドカップが始まるため、南半球ビッグ4の“前哨戦”に注目が集まる。”(出典:RUGBY REPUBLIC via Yahoo!ニュース

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:イズラエル・フォラウ選手、差別発言でワラビーズ 離脱

イズラエル・フォラウ選手、差別発言でワラビーズ 離脱

” オーストラリアラグビー協会(Rugby Australia)は11日、同国代表のスター選手イズラエル・フォラウ(Israel Folau)に関して、同性愛者への暴言を繰り返している問題をめぐって契約を解除する方針を示した。

これによって、今年のW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)に向けたワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表)の準備が混乱に陥っている。

同協会のレイリーン・キャッスル(Raelene Castle)最高経営責任者(CEO)は、フォラウが自身のインスタグラム(Instagram)に、ゲイには「地獄が待っている」という過激な投稿した10日以降、協会職員が同選手と何度も連絡を取ろうとして失敗に終わったことを明らかにした。

ニューサウスウェールズ(New South Wales)州のラグビー連盟と共同で発表した協会のコメント文では、「情状酌量の余地がないことから、われわれはフォラウとの契約を終了させる意向である」「イズラエルには信仰の自由があるものの、こうした方法で信条を主張することはこのスポーツの価値とはそぐわない」と述べられていた。

スーパーラグビー(Super Rugby)のNSWワラタス(NSW Waratahs、オーストラリア)でプレーするフォラウは、同リーグで歴代最多トライスコアラーとなる実力者で、ボールを持てば最も驚異的な走りを見せる選手として知られている。

チームで突出した才能に恵まれていることに加え、豪代表としてもテストマッチで73試合に出場しており、今年のW杯に向けてワラビーズにとっては欠かせない存在となっていた。

しかし、フォラウのこうした過激な宗教観には、ファンをはじめ協会やスポンサーは以前からいら立ちを募らせてきた。

同選手は昨年も同性愛者に対する投稿で処分を受けているが、今月10日にも公然とインスタグラムに、

「酔っ払い、同性愛者、姦通(かんつう)者、うそつき、姦淫(かんいん)した者、盗っ人、無神論者、偶像崇拝者――君らには地獄が待っている」と投稿し、彼らは「悔い改める」べきで「神だけが救ってくれる」と主張していた。

オーストラリア・ラグビーリーグ(ARL)も、フォラウに対して完全にドアを閉める姿勢を示している。

協会側の姿勢に現時点で反応を見せていないフォラウは、15人制に加えてキャリアを開始した13人制のラグビーリーグでも代表資格を持っていることから、救いの手を差し伸べられるとの見方があった。

しかし、ARL委員会のピーター・ビーティー(Peter Beattie)会長は12日、フォラウがラグビー選手として不適格であり契約を結ぶつもりはないとして、

「イズラエル・フォラウは、方針としてわれわれが強く支持を示しているナショナル・ラグビーリーグ(NRL)の包括的文化にそぐわない」と報道陣に述べた。”(出典:AFPBB News via Yahoo!ニュース

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ジュリアン・アサンジ逮捕で在英エクアドル大使館から排除

ジュリアン・アサンジ逮捕で在英エクアドル大使館から排除

 ” エクアドル政府に難民を認められ、ロンドンのエクアドル大使館に滞在していたウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジ氏が大使館内でロンドン首都警察(MPS)に逮捕され、大使館から排除された。ABC放送(電子版)が伝えた。

直前にエクアドル政府が難民認可と保護令を撤回しており、大使館が警察官を導入している。エクアドルは2017年にレーニン・モレノ氏が大統領に就任して以来親英路線を取っており、アサンジ氏が大使館から排除されるのも時間の問題と見られていた。

アサンジ氏はクィーンズランド州出身のオーストラリア人で、スエーデン当局から強姦容疑で証人出頭を求められていたが、イギリスに逃れ、イギリスはスエーデンとの引き渡し条約に基づいて同氏を逮捕した後、保釈を認めていた。

その保釈中にエクアドル大使館に難民として保護を求めていたもので、保釈中の警察出頭を怠ったことから官憲当局から「保釈条件違反」で逮捕状が出ていた。

その後、スエーデンの逮捕状は取り消されたが、イギリス国内の保釈条件違反は有効なままになっている。

しかし、アサンジ氏は、「イギリス官憲に逮捕されれば引き渡し条約に基づいてアメリカに引き渡され、終身刑か死刑もありえる」としてエクアドル大使館から出ることを拒否していた。

その後、アメリカ側の手違いで秘密文書が漏れ、アメリカでアサンジ氏に逮捕状が出ていることが暴露された。

MPSは、「アサンジ容疑者は中央ロンドン警察署の留置場に移され、なるべく早くウェストミンスター簡裁に出廷させられる。

MPSは同簡裁の命令により逮捕状を執行する義務を負っており、エクアドル政府が同容疑者の難民保護を撤回した後、エクアドル大使がMPS職員を大使館内に招き入れた」と発表している。

モレノ・エクアドル大統領は、「イギリスに対して、アサンジ氏を死刑や拷問を受ける可能性のある国に引き渡さない保証を求めた。

一方、大使館内でのアサンジ氏の行状には目に余るものがあり、限界に達していた」と声明している。

ウィキリークス側は、「エクアドル大使館内に隠しカメラが仕掛けられており、アサンジ氏の動きがビデオに録画されていた。

アサンジ氏は大使館内でプライバシーを奪われていた」とビデオを添えて公開している。”(出典:NICHIGO PRESS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:懐かしくてお洒落!20世紀の外国旅行ポスター特選集(オーストラリア編)

懐かしくてお洒落!20世紀の外国旅行ポスター特選集(オーストラリア編)

” アーリー&ミッド・センチュリーのお洒落な旅行ポスター

外国旅行がまだ「人々の憧れ」だった頃につくられたお洒落なポスターを目的地別にいっきに紹介する。”(出典:msn

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:オペラハウスのアーチ構造設計の技師ジョー・ベルトニーさん死去

オペラハウスのアーチ構造設計の技師ジョー・ベルトニーさん死去

“フランス軍の元スパイで、豪シドニー・オペラハウスのアーチ構造の設計を実現させた天才技師、ジョー・ベルトニー氏が97歳で死去した。関係者が8日明らかにした。

現地紙シドニー・モーニング・ヘラルドによると、ベルトニー氏は7日、シドニーの自宅で死去した。

ベルトニー氏は、オーストラリアで誰もが知る建築物であるシドニー・オペラハウスの建設に携わった技師の一人。

ヨットの「帆」を思わせるオペラハウスのコンクリートシェル構造を実現するために、3万種類もの方程式を手書きした。

シドニー・オペラハウスのルイーズ・ヘロン最高経営責任者は「それらの方程式は、当時オーストラリアに1台しかなかった十分な容量のコンピューターを使って確認されたが、誤りは一つも見つからなかった」と述べた。

オペラハウスに関する本の著者ヘレン・ピット氏によると、ベルトニー氏は地中海の仏領コルシカ島で生まれ、船舶海洋工学を学ぶためにフランス海軍に入隊。

その後スパイとなるよう勧誘された。第2次世界大戦中はドイツ軍に2度捕らえられ、強制収容所に送られたが、2度とも脱出に成功した。

戦時中の行動をたたえられ、フランス政府からクロワ・ド・ゲール勲章を贈られている。”(出典:AFPBB News via gooニュース

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:電力卸価格、南オーストラリア州とビクトリア州で記録的高値

電力卸価格、南オーストラリア州とビクトリア州で記録的高値

 ” オーストラリアの南オーストラリア(SA)州とビクトリア(VIC)州で、

2019年第1四半期(1~3月)の電力卸価格がそれぞれ1メガワット時(MWh)当たり220.15豪ドル(約1万7,410円)と212.63豪ドルとなり、通常の平均の倍を超える記録的水準となった。

1月の猛暑が原因の緊急措置により、VIC州の電力企業では3,230万豪ドル、SA州では190万豪ドルのコスト増となっていたという。

8日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー(AFR)が伝えた。

同期の電力卸価格は、VIC州ラトローブバレーにあるヘーゼルウッド石炭火力発電所が閉鎖され、かつ猛暑となった2017年第1~2四半期よりも高額となった。

エネルギー市場の管理・運営を担うエネルギー市場オペレーター(AEMO)によると、SA州とVIC州では1月24~25日の熱波による電力需要のひっ迫が招く全域停電を防ぐため、

米アルミ大手アルコアがVIC州ポートランドに保有するアルミニウム精錬所などに対し、電力負荷制限または一時的な停電措置がとられた。

緊急処置によるコスト転嫁先は、電力小売企業が裁量権を持ち、通常は契約に従い法人顧客に転嫁される。

AEMOは、個人顧客に転嫁される場合は1顧客当たりVIC州で32豪ドル、SA州で0.8豪ドルと見積もっている。

AEMOのジーベルマン代表は「需要急増により電力供給量が大幅に減るなどの緊急時に、自由に活用できる恒久的な手段が必要だ」と話した。

電力卸価格は電力小売価格の約3割を占めており、オーストラリア科学産業研究機関(CSIRO)など専門機関の多くは、

再生可能エネルギーが最安の供給能力拡大手段であり、電力網への導入を促進し信頼性の高いバックアップを構築すれば、電力価格の低下につながるとの見方を示している。”(出典:NNA ASIA

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:Apple、フェデレーションスクエアでのフラッグシップストアの出店を断念

Apple、フェデレーションスクエアでのフラッグシップストアの出店を断念

” Appleは、豪政府機関から建物取り壊しの許可が下りなかったため、オーストラリアで計画していたフラッグシップストアの建設を断念することがわかりました。

ビルの取り壊し許可下りず

Appleが新Apple Storeの建設を計画していたのは、オーストラリア・メルボルン市のフェデレーション・スクエアです。

ビクトリア国立美術館やAustralian Centre for the Moving Image(ACMI:映像作品関連の美術館)などの公共アート施設が立ち並ぶ文化的なスポットにApple Storeが建てられると、それらの施設がAppleの引き立て役となってしまうと危惧する声が上がっており、

建設予定地をクラウドファンディングで買い取ろうと試みるキャンペーンまで立ち上がっていましたが、公式に建設中止が発表されました。

Appleのフラッグシップストアの建設には、Yarra Buildingと呼ばれる歴史的なビルの取り壊しが必要でしたが、豪政府の遺産管理を行うHeritage Victoriaがスクエアの開発組織に対して「ノー」を突きつけたため、計画は頓挫した模様です。

「我々のメルボルンとオーストラリア全体の顧客に対して仕える姿勢は変わらない」とAppleはコメントを発表しています。”(出典:iphone Mania via livedorr NEWS

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