先日、中間記↓をアップロードした

『一人さみしき双葉山』を読了。
木鶏に込められた思い
まず、双葉山関が神格化されたのには
” 昭和十六年、日本は太平洋戦争に突入し、およそレジャーと名のつくものは禁止され国民は耐乏生活を強いられた。その中にあって、相撲だけは国技として大衆の人気を一身に集めた。”(p205)
という時代背景があった。
双葉山関についてまわる連勝記録が六十九で途絶えた際の「イマダモッケイニオヨバズ」の一文が発せられたのは、
先日、中間記↓をアップロードした
『一人さみしき双葉山』を読了。
まず、双葉山関が神格化されたのには
” 昭和十六年、日本は太平洋戦争に突入し、およそレジャーと名のつくものは禁止され国民は耐乏生活を強いられた。その中にあって、相撲だけは国技として大衆の人気を一身に集めた。”(p205)
という時代背景があった。
双葉山関についてまわる連勝記録が六十九で途絶えた際の「イマダモッケイニオヨバズ」の一文が発せられたのは、
昨今の昭和の偉人たちへの関心の高まり、その中の一人、双葉山関に対する興味から『一人さみしき双葉山』を読み始めて
242ページ(別途、解説)あるうち136ページ(12/20)まで読み終えたので、
そこまでのおさらい。
本書は著書の工藤美代子さんが、ともに旅行に出られたお母さまから
” 「双葉山ってお相撲さんが死んだ時ね、焼場に恋人が現れたの。そして、そっと係りの人にお金をつつんで、お骨を分けてもらって帰ったんですって。
ママはその話を、鏡里のおばあちゃんから聞いたんだけど、あの頃、『骨まで愛して』っていう歌謡曲が流行っていてね、骨まで愛した女が本当にいたんだねえって、おばあちゃんがしみじみ言ったのを、今でも覚えているわ」”(p9)
という話しを耳にした後、幾つかの偶然が重なり、
” スポーツの世界を、普通の人よりはよく知っているはずの両親が、揃いも揃って、双葉山のこととなると、とたんにロマンチックになってしまう。
これは、つまり、双葉山という力士が、完全に神格化されてしまっているからだろうと私は解釈した。”(p15)
との仮説に至り、
謎に包まれた双葉山関の実像への関心が高まり、現役時の文献を参照したり、生前の双葉山関と親交のあった人たちなどへ取材が行われ、等身大の姿を浮かび上がらせようと意図されたもの。
先日、読了した『横綱の品格』↓が、
先日、中間記↓をアップロードした
大下英治先生の『力道山の真実』を読了。
(中間記で触れた後の)本の中〜後半は、
力道山のキャリアを良くも悪くも大きく左右することになった「柔道の鬼」と称された木村政彦さんとの一戦に、
そこから命を狙われるようになったり、或いは極真空手創設者の故大山倍達館長に敵討ちを画策され、実に一年半に及んで付け狙われたり・・、
時代を背負って光を浴びた分、その裏側での陰の部分も色濃く伝わってきます。
また、日本国内でのプロレスリング発展、定着のためにさまざまな尽力する傍、先見の明があり、
作家 大下英治先生が、昭和のレジェンド力道山の生涯を描いた
『力道山の真実』を読み始めて全388ページあるうち、半分程度(〜p192)読み終えたので、そこまでのおさらい。
先日記事にした↓通り、
力道山について知っていることは、名前くらいといったレベルでしたが・・
先日、刊行記念講演会に参加した
大下英治先生の『幹事長秘録』を読了。
本の中、後半(前半は中間記で取り上げ)は、
郵政解散に代表される小泉純一郎政権時の山崎拓、安倍晋三、武部勤の各幹事長が果たした役割、
或いは政権交代が起こり、小沢一郎幹事長が民主党幹事長で目指した制度改革など。
更に、話しは(第二次)安倍晋三政権時の内容も収録され、谷垣禎一、二階俊博幹事長の時まで。
その他、時を遡れば「加藤(紘一)の乱」の鎮圧に奔走した野中広務幹事長のエピソードなど網羅的に昭和四十年以降の政治史がカバーされています。
必然的に時代が今に近づくほど、関心を高く持つようになり(=初めて知る話題が多い)ましたが、
谷垣禎一幹事長(当時)の
先日、中間記をアップロードして
現在、読み進めている大下英治先生の『幹事長秘録』刊行記念「大下英治が語る、歴代『幹事長秘録』と安倍政権の行方」に参加。
続きを読む 大下英治先生が語った政治史を動かしてきた幹事長烈伝と安倍政権のこれから:「大下英治が語る、歴代『幹事長秘録』と安倍政権の行方」参加記
政治経済の分野でノンフィクション作品を数多手がける作家 大下英治先生の新著『幹事長秘録』を読み始めて
全349ページあるうちの半分程度、145ページまで(第三章 平成の”喧嘩師”幹事長列伝)を読み終えたので、そこまでのおさらい。
冒頭(「はじめに」で)、
大横綱 第三十五代横綱双葉山の著書『新版 横綱の品格」を読了。
(著者名は執筆時/親方時の時津風定次)
昭和二十九年に引退され、当然、双葉山関の現役時の姿は知らないものの、不倒の記録六十九連勝であったり、
同記録が途絶えた際に残した「我、いまだ木鶏たりえず」であったり、
伝説の人物として長く脳裏に刻まれており、「実際、どんな人だったんだろう?」の思いを抱いており、
つい先日、著書(本書)が出版されていることを知り、入手した経緯。
淡々と双葉山関が生涯をふり返っておられる印象で、体格に恵まれているわけでもなく、
大横綱として地位を確立するまでは