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シックスサマナで学ぶアジアでスモールビジネスをする為の金科玉条

kindleストアで次に読む本を物色していて、見付けた SiX SAMANAなる情報誌。

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表紙に踊る「超激安!海外起業」の文字に惹かれて購入。

資本金10万円、月収600ドル稼いでストレスフリーな世界

読めば連載記事主体に、東南アジアに居住する猛者、トホホな話しが盛りだくさん(苦笑)

目当ての特集は、

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高城剛さんは説く、自分の可能性を、どんなに大変でも追求する事:『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』読了

 

高城剛さんの『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』を読了。

『白本』『黒本』と同様、Q&A主体の構成で、読みやすくサクサクといきました。

>> 高城剛さんが説く、1日10分自分と向き合う事の大切さ:『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』中間報告 <<

楽しむ事も、ピンチとの付き合い方も、基準が明確な高城流

後半も高城さん流儀らしい回答が並び・・ Q. 問題が起きたときに、どのように対応しますか?」との問いに

” 解決しようとは思わない。理解する、納得することが大事。” (68%)

Q. 失敗したときの対処方法は?

” 悪いことほど、早めにオープンする。失敗をごまかしたり隠したりすればするほど、経験上ですが物事は悪化します。” (68%)

Q. すべてをリセットしたいと思ったことはありませんか?

” リセットとは、なにも解決になっていない場から逃げているだけだと思います。日々、変化していくことがポイントだと思います。” (73%)

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Q. ピンチのとき、どうしますか?

” ピンチこそ、人生の醍醐味ではないでしょうか?そのピンチをどう捉えるかで人生変わってくると思います。

変に自分を守ったり、ピンチを脱しようとしないことが僕にとっては大事で、まずは自然に流れるように流れて、客観的にピンチを見ます。

その流れを感じ、できれば同化しながら機会を待つことでしょうか。実際、同化した時点でピンチではなくなります。焦ると、ピンチはより一層大変なものになります。” (73%)

” 困難は自分の中にある答を見つける機会に過ぎません。もし、その道を見つけられなければ、ひとりで旅に出なさい。解答は必ず見つかります。” (74%)

(Twitter、Facebook等の)SNSを距離を置いている理由については

” いまの僕は自分自身と向き合って、自分の中から涌き上がってくるものを大事にしたい。” (87%)

高城剛からのエール

本の締め括りの「あとがき」では・・

” 僕は、誰でもひとつだけ世界一になれる可能性を持っていると信じている。それを、自分で知っているか、知らないのか、が大きな違いだ。

僕もあなたも世界に一人しかいないし、僕もあなたも世界一になれる「なにか」を必ず持っている。だが、それを探し出す内面への旅は、とてもハードだ。” (92%)

” 他者との関係で、自分を作ってはならない。自分の可能性を、どんなに大変でも追求しなければいけない。なぜなら、すべての必要なことは、必ず自分の中にあるからだ。” (92%)

と、読者へのエールで結ばれています。

この本で、高城さんの本は立て続けに3冊読んだ事になりますが、著作の中から一番強力に伝わってきたメッセージは『黒本』に出てくる件(くだり)

” 日々の「寂しさ」や「虚しさ」を忘れるために、なにかに「依存」する「現代社会の罠」は、あらゆるところに潜んでいると思います。 ・・中略・・

日々社会が「愛」も「お金」も「友情」も「モノ」も「情報」も「つながり」も、「あなたは不足してますよ!」と訴える仕組みでできているからです。

ですので、真面目な人たちほど、「不足しているので補わなければ」と思います。

そして現在、多くの人は「自分は不足している」と感じている上に「もう補えない」と思っているので疲弊しているのです。

この仕組みから抜け出すには、まず「自分は不足してない」と本当に思えるかどうかだけだと思います。” (86%)

の部分。この事は、アンソニー・ロビンズをはじめ多くの人のメッセージと符合しますが

まずは「ない」ものではなく、「ある」もの、享受出来ている事柄に感謝し、そこに焦点を合わせる事。

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この事を礎に、高城さんらしく世界を駆け巡るも良し、自分の生き方を突き詰めるも良し、考え方さえしっかり出来ていれば、より深く高城さんの著作を理解出来るように実感しました。

 

高城剛さんが説く、1日10分自分と向き合う事の大切さ:『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』中間報告

 

3回振りの高城剛さんは、3冊目の購入(全て電子書籍)となった『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』から。

 

この1週間で4回目の取り上げで、

>>  高城剛さんのライフスタイルから導かれた答えに感じる生き方:『白本』その壱  <<

>>  高城剛さんのライフスタイルから導かれた答えに感じる生き方:『白本』その弐  <<

>>  高城剛さんがオブラート無しで語る日本の未来って?:『黒本』読了 <<

さながらプチ高城ブームかの如くですが・・『白本』『黒本』と同じく読者からのQ&A主体ながら切り口は高城さんの生い立ちに沿った目次立て。

本書の紹介として・・

” はじめての「高城剛」についての本である。” (1%/百分率は紙の本でいうところのページ数に相当。以下同様)

と。

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電子書籍の使い勝手も徐々に心得てきました

自分の現在地を知る事で、航路が開ける

冒頭の「まえがき」に、

” 自分の居場所も地図の見方もわからずに、行き先だけを設定して、さらに言えば、行き先に向かう「やる気」ばかり先行してしまうと、迷走することは必至だ。” (1%)

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とあり、ブレない生き方についての原則の提示があり、

” 周りの情報に左右されずに、いかにして、自分と徹底的に向き合うか?深く向き合えれば向き合えるほど、

目的地へと向かう人生の地図は、より明確なものになる。その時間を、毎日10分持っているかどうかが、とても大事だと思う。” (1%)

この部分は意識の向け方、習慣の大事さについて説かれています。それらが実践された暁には・・

” 人生はギャンブルというか、常に選択の連続だと思うが、どんなときも自己を見失わずに楽しく暮らしていれば、いつか必ず光は射すものだ。” (26%)

” 自然に生きることをただ学ぶ、というか思い出す必要性が出てくるでしょう。” (29%)

と、ここは高城さんの実証した人生観で一番の言いたい事であるものと。

もっとも高城さんの場合、

” 瞑想を毎日1、2時間している” (41%)

そうで、10分から始める事は大事と思いますが、混じり気無しの境地を目指すのなら、どこかの段階で正しい瞑想の仕方を学ばねばいけないところもあります。

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 つながるは外でなし、我となる

本書の特徴は、自分自身と向き合う事の大切さに力点が置かれていて

” できれば、皆さんもこの本と同じように、自問自答してみる機会があればいいと思います。「私の名前はXXXXX。職業XXXX。住所XXXXX。」など実際に書いてみるのです。

文章化することによって、自分と社会の隠された関係を発見し、あたらしい自分を見つけられる。自分の秘めた可能性も見つけられるかもしれない。” (24%)

” どんな問題も、解答は必ず自分の中にあります。どんな人でもその人の人生の主役は 「自分」だし、ブログやツイッターで、書く力は養われたはずですしね。

皆そろそろ、自分の中から知恵と勇気を見つけ出す本を書いてもいいのではないでしょうか。

人に嘘ついたり陥れたりしなければ、誰になんと言われようと、好きに生きればいいと思いますよ。” (24%)

” 頭で考えない。わかるまで待ちます。きっと答えは既にある、という前提で思い出すように待ちます。” (34%)

読者からの「自分のルーティンの中でもっとも大切にしていることはなんですか?」との問いに・・

” 自分と話すこと。例えば、人生の分岐点に立ったときに、情報を集めるのではなく、徹底的に自分と話すんです。・・中略・・

グーグルとか情報に頼りきっているけど、それは、二の次。あくまで直感の後に理屈を補強するための便宜的手段なんです。” (59%)

固定化された習慣に、風穴を通す

生きるコツについての享受もあり

” 多くの人が「現在」しか見ておらず、「未来」を見ません。このような発想が、もっとも人々に不安を生じさせます。” (27%)

” 失うことは、得ることへの第一歩だと思います。” (37%)

” ここでしかできない、これしかできないといった自己限定や恐れが、多くの人の人生を固定化し、つまらない日々を作り上げているのです。

自分自身の変わり方こそが、実は個人が持つ最大のクリエイティビティなのです。・・中略・・

誰もが自分が変わることをもっとも恐れているから。ただし期待を持って変わってはいけません。四季を持つ自然のように変わっていくのです。” (40%)

高城流アイデアの沸点

また、ご自身の生業であるクリエイターとしての一家言もあり

” アイデアと移動距離は比例します。日常から離れれば離れるだけ、俗と欲がなくなり、自身が活性化しアイデアが湧き出ます。・・中略・・

本当は持っている素晴らしいアイデアを邪魔しているのは、俗と欲なのです。そして、アイデア力が上がることは、実は自分のバージョンアップを意味するのです。

まずは、あたらしい視点が芽生えることから、はじまります。” (30%)

” 重要なインスピレーションは古いものを手放すことで得られます。だから、アイデアや新しいムーブメントとは、生み出すのではなく古いものを捨てることからはじまるのです。” (31%)

” 日々、どれくらい自分と向き合ったかが、アイデアそのものに出るのです。” (36%)

その壱:まず何より知るべきは自分自身なり

と、現在65%まで。高城さんの場合、意外にもFacebook、 Twitter等のSNSと距離を置いているそうですが、

過半を読んでの感想としては、安易に外側とつながろうとせず、しっかり自分自身とつながれと。

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社会では、そこを履き違えている人が多く、一日10分であるか、1〜2時間確保出来るか、個人差のあるところですが、

自分を知る事で、心の声に耳を傾ける事で、本来、始まるべきものが始まるのだと。といった中間報告です。

 

高城剛さんがオブラート無しで語る日本の未来って?:『黒本』読了

 

高城剛さん第三弾、今回は『黒本』。

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『白本』は入門編といった感じですが、『黒本』になると、高城さんの覚悟が感じられて、惹き込まれます。

構成は『白本』と同じく、「高城未来研究所フューチャーリポート」のなかの読者とのQ&Aがもと。

>> 高城剛さんのライフスタイルから導かれた答えに感じる生き方:『白本』その壱  <<

>> 高城剛さんのライフスタイルから導かれた答えに感じる生き方:『白本』その弐  <<

しかし、『黒本の』の冒頭の紹介に・・

” 大手出版社ではとても出せない「日本の真実」についてまとめたものです。実際、大手出版社から「出せない」といわれた言説も多くあり、そのことがむしろ「日本の真実」を裏付けています。” (8%/紙の本でいうところのページ数の相当。以下同様。)

” かつてなら「発禁本」だったでしょうし、今も大手出版社からこのような本は出せない状況にあります。” (10%)

海の外から見ゆる「日本」って?

読者からの「最近(2013年)の日本をどのように見ていますか?」との問いに・・

”  今は、封建制度を守りながら新自由主義に移行しようとしているので、無理が生じています。その教えは儒教のままで、地位や年齢の高い人が絶対です。” (10%)

” 日本の儒教は「目上の権力者が築いたフレームを壊すな」という教えなのです。そして困った時には、上下関係を正そうとするのではなく、下のものたちだけで互いに工夫し助け合え、という思想です。後者は今日「絆」や「和」という言葉に置き換えられています。” (12%)

” 今も東京は世界一生活コストが高い街な上に、最低賃金が先進国でもっとも低いんですよ!” (10%)

” テレビは免許制度のために、常に体制側にたっています。” (12%) / ” 1%=基本的に大企業の一部が絶対であり、大企業が99%の人々から集金するのを手助けする装置がテレビなのです。” (13%)

” テレビと大手芸能事務所の大企業広告に依存する共犯関係は、日本の国益を大きく損ねています。” (24%)

” 日本のテレビは、広告主や政府の代弁者のようです。今テレビに出ているタレントも広告主や政府の代弁者ですので、素人はいじりますが、古参の政治家や官僚、企業家をいじることは滅多にありません。” (29%)

” 僕は現在の日本人の中にある「自ら変化を望まない気持ち」が、この国の最大の壁になっているように思います。それは、90年代後半からマスメディアによって決定的に育てられたものだと思っています。 ・・中略・・

実は誰でもすぐにでもできる「自ら変化すること」を実行できる人は少ないのではないでしょうか。” (90%)

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あるがままで「視て」「視通す」力の源泉

『黒本』で語られているマインドセットには、

” 人は手に入れるより、手放すことのほうが大変なんだと思います。 ・・中略・・ まず、「恐れ」を「手放す」のです。 ・・中略・・ 「手放す」ものを増やすことが、次の楽しさの秘密なのです。” (16%)

” インターネットを忘れて、もっとライフスタイルを追求することで、収入は見えてくるものです。まず大切なのは、「得る」ことを考えるより、「捨てる」ことだと思います。” (17%)

” 「こうしなければいけない」という固定概念にとらわれ、その固定観念からはみ出ないように、お互いがお互いを監視する社会になってしまったことがさらなる問題なんだと思います。

その監視社会の最大の装置が「マスメディア」です。恐らく、多くの方がお感じのいじめに対する気持ちは、マスメディアによるものです。

なにしろ、マスメディアの体質そのものが、いじめだからです。そのほとんどは「和を乱してはいけない」ということだと思いますし、それが国内ニュースばかりに偏重している最大の理由です。” (37%)

” すべての回答は、必ずご自身の中にあると思います。” (38%)

” 大切なことは、待遇でも外からの見た目でもありません。自分で今の仕事を楽しんでやっているのか、ということだけです。” (44%)

「すべての回答は・・」の回答は、アンソニー・ロビンズ、池松耕次さんのメッセージと一緒で、自分が抱く問題の解決策は常に自分自身の中にあるという事、高城剛さんも同様の考え。

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日本人の脳裏に刻まれている考え

日本の宗教観に関して・・

” かの山本七平は、日本の宗教すべて、たとえキリスト教だろうが、仏教だろうが、それらは「日本教」の中のキリスト教や仏教で、他国のそれとは違うと論じました。

日本における宗教は、すべて「日本教」と呼ばれるものの中に組み込まれているというのです。僕も概ね同意しますが、さらに日本最大の宗教は「消費活動」にあると思います。

クリスマスも正月もバレンタインも、「消費活動」がメインにあると言っても過言ではありません。神様を讃え、家族と家で質素に過ごすようなことはありません。” (72%)

「消費=豊かな生活」の図式が思い込みである点は、先日、取り上げた平秀信さん/仙人さんのウェビナーでも語られていた事で

>>  平秀信さんと仙人さんが紹介する45の方法を使って導き出す人生で最も大切な事って?  <<

確かにテレビを見ていると、多分に購買欲を誘発される側面がありますね。

日本の予測される未来として、米国を例に・・

” 100万人の富裕層と2000万人の食事を取れない貧困層に別れる事になります。その間の人々は、大企業に「生かされている」人々となります。それが、日本の未来なんですよ。もちろん、この話は公には内緒です。” (75%)

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そして、世の仕掛けから抜け出すマインドセットとして・・

” 日々の「寂しさ」や「虚しさ」を忘れるために、なにかに「依存」する「現代社会の罠」は、あらゆるところに潜んでいると思います。 ・・中略・・

日々社会が「愛」も「お金」も「友情」も「モノ」も「情報」も「つながり」も、「あなたは不足してますよ!」と訴える仕組みでできているからです。

ですので、真面目な人たちほど、「不足しているので補わなければ」と思います。

そして現在、多くの人は「自分は不足している」と感じている上に「もう補えない」と思っているので疲弊しているのです。

この仕組みから抜け出すには、まず「自分は不足してない」と本当に思えるかどうかだけだと思います。” (86%)

「非定住」が示唆する国の赤信号と希望

読み始めてほどなく、「白(本)」と「黒(本)」に込められた意味を解読し、俄然「高城剛」に対する人物評が変わる事になった一冊ですが

根底に流れる高城剛さんの人生観は

” 人生は、楽しむものです。” (95%)

という事に集約されているのだと思います。自分の場合、テレビと距離を置くようになって、数年といった時間軸ですが

何となくの習慣、考え方(マインドセット)の歪みによって、

本来あるべき姿が、それらによって変容させてしまっている事を気付かせてくれる内容と感じました。

実は、既に高城剛さんの次の著作を読み始めているところですが(笑)

そこに、

” 定住しないことが現代的ピンチを切り抜ける良い手だてのひとつであるのは、間違いありません。

また、フランスの才人ジャック・アタリは、今後地球人は動けない定住者と非定住者に大きく分かれていくだろうと言っています。”

と書かれており、高城剛さんのライフスタイル「非定住」から得られた学びに、我々の大多数「定住人」が多くをこれから学び、実践を問われる事になりそうです。

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高城剛さんのライフスタイルから導かれた答えに感じる生き方:『白本』その弐

 

前回、高城剛さんの『白本』の続き。

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>>  高城剛さんのライフスタイルから導かれた答えに感じる生き方:『白本』その壱  <<

その際、最後に「瞑想の習慣」と書きましたが、

” 朝早く起きて、走る前に走っているご自身をイメージし(これが大切)、その後短くても良いので走ってみると、今までとは違ったアイデアや気の進まない仕事にも手がつけられると思います。

それは、走ることで呼吸が変わり、身体が反応し、思考が変わるからです。30分で構いません。できれば、心拍計を付けて、210マイナス年齢の60%〜80%の数字を保つようにしてください。

そのうち走らなくてもそのような無心な状態に持っていくことができるようになります。そのひとつが瞑想です。” (87%/紙の本でいうところのページ数に相当/以降同様)

本の別パートでは・・

” 大切なことは、どんなときも発想を抜本的に変えること。” (69%)

とあり、日々のちょっとした心掛け、習慣で、今までにない自分を形作っていくことができそうです。

優先順位をしっかり頭に描く

高城さんの人生訓として・・

” 僕にとって「豊かである」ことは、自由な時間です。” (25%)

” 過剰な消費を必要としなければ、過剰な労働は必要なくなりました。これも極めて当たり前ですが、バランスこそがもっとも大事であり、お金よりも時間こそが取り返しがきかないことは事実です。・・中略・・

目的は時代によって違えど、自分が面白いと思ったことをずっとやり続けているだけなんだと思います。” (26%)

“「自分にとって面白いこと」→「自由な時間」→「収入」や「他者からの評価」が優先順位になります。” (26%)

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” 絶対に選ぶべきは「自分が好きで選んできた道」しかありません。ぜひ、ご自身の道を進んでください。” (31%)

因みに高城さんが定義する「自由」とは・・

” 自由とは決意だと思います。ある時から「自由に生きる!」と決断することだけだと思いますね。” (100%)

「思いやり」と「感謝」が人を包む時代

今の時代に大切な事・・

” 僕は、この時代にもっとも大切なことは「コミュニケーション」だと思ってます。自著にも書いていますが、僕にとって「コミュニケーション」は「思いやり」と訳すべきものです。” (58%)

” なにより、相手のことを思う気持ちがなければ、伝わっても伝わらなくてもうまく行きません。” (58%)

” すべての人と人とのふれあいの根底に「感謝」の気持ちを本当に持っているのか、がとても大切だと個人的にはいつも思っています。” (70%)

正しい「ポジティブ」を作る方法

” 心と身体はつながっています。 ・・中略・・ 心と身体が話し合わないようになると、たちまち身体に不調が出てきます。

・・中略・・ 身体に聞くのです。そのアプローチのひとつに、僕はキネオロジーをを使っています。

世界保健機構(WTO)は、健康であることを、「身体的」「精神的」「社会的」そして「霊的」であるとしました。” (63%)

” 現在の多くの人たちの問題は(時には社会の問題は)、「身体的」「精神的」「社会的」そして「霊的」なバランスが悪いことにあります。

人間は、本来全員が前向きであるようにできています。ですので、前向きになることを考えるのではなく、是非、バランスを取ることをお考えください。

アンバランスなまま、前向きになろうとすると「間違ったポジティブ」に陥ります。

バランスを整える。そうすると、人は自然に前向きになるのです。” (64%)

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時期を創る

” 僕は「運」というより、この世のすべては「タイミング」だと考えています。” (79%)

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この考え方に「高城剛」の大きな源があるように読み取りました。

思いのほか、筋が通っている高城流

といったところ。結構、文にマーカーをつけ、高城流を様々学べ、本を読む前に抱いていたマスコミを通じての先入観がだいぶ払拭されました。

因みに、高城さんが紹介される際に付される「ハイパーメディアクリエイター」の称号に関しても、読者から質問があり・・

” 学生時代に、取材に来た新聞記者がつけてくれたものです。当時、僕が通っていた大学は、「映画」「放送」「音楽」「写真」「文芸」など学科が縦に分かれ、

僕は常に「全部やるのがこれからの時代の流儀なのに、縦割りしてここは職人養成所?」と、学内だけでなく、雑誌や新聞でも悪態をついていました。

その悪態が面白いと思って取材にきた新聞記者の命名で、メディアを「超える=ハイパー」から来ていると思います。” (99%)

といった経緯のようで、因みに高城さんご自身は「今も昔も肩書きが好きではありません。」との事。

確かに、私自身もこの肩書きを最初耳にした際、(失礼ながら)何やら面倒な感じがして、先般の芸能情報での取り上げられ方があり、自然と距離を置いていましたが

特に明日以降で取り上げようと考えている『黒本』では、覚悟の決め方も見事で、報道を通じて受動的に浴びる情報と、

自分で目的を持って得られる情報の感じ方は大きく異なるものですね。といった事を今更ながらに実感しました。

 

高城剛さんのライフスタイルから導かれた答えに感じる生き方:『白本』その壱

 

今週、高城剛さんの『白本』と『黒本』を読了。高城剛さんの事は、恐らくそのお名前が広く知られる事になったTV番組の

「エビ天」こと「三宅裕司のえびぞり巨匠天国」を知って以来。その時であったり、以降のマスコミでの露出振りから

一本線を画した感じはあったものの、昨年参加した立花岳志さんのワークショップで著作の中でオススメがあったのを契機に

周りでも著作を支持する声があり、今回手に取ってみた次第。もっとも、電子書籍での販売価格280円の誘惑も強かったです。

で、今回は『白本』。

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「白」の他に、「黒」「青」「グレー」とシリーズ化されていて、amazonでのレヴューを読む限り、入り口は「白」であるとの指摘。

本の方は、高城さんが発行されている「フューチャーリポート」内のQ&Aに寄せられた質問の中からそれに答えたもので構成されています。

元祖ノマド?!に学ぶ自己アピール術

「ノマド」と呼ばれるライフスタイルが注目され出したのは、恐らくこの5年程度の話しと思いますが

高城さんの場合、その遥か昔からそのライフスタイルを実践したいたとみられ、その高城さんが、

” 今後大切なのは「英語」と「コンピュータ」だと思います。続いては「国際感覚」と「センス」でしょうか。そして、これだけで充分だと思います。” (11%/紙の本でいうところのページ数に相当/以降同様)

で、この基準が

” Eメールで笑いが取れればOKです。” / “どの国でも、スキルはあってもつまらない人とは仕事したいとは思わないでしょうから。” (11%)

との解説。

この辺り、世に一般言われている項目が並んでいて、目新しさは一切ないものの

ちょっと印象的な?理由であったり、経験に基づいた発言であるだけに、説得力は伝わってきました。

プレゼンテーションの仕方で、例えば自分の事を誰も知らない場所に行った場合、そういった所を積極的に選んでいるそうですが・・

” 自分のiPhoneに東京の説明をするための「満員電車のビデオ」を入れておき、それを見せたりします。そのうち、相手は行ったこともない日本や僕にとても興味が涌いてきます。

もっとうまくいけば、「一緒になにかやってみないか」と誘われることもありますし、その地に必要なモノを、僕が見つけて話すこともできます。ですので、大切なことは、自分の可能性を限定しないで、まずなんでもやってみること ” (16%)

最後はマインドセットに繋がっていますが、身近なツールを使って如何に自分に興味、関心を示してもらえるか。

自分が身を置いている環境で当たり前の事であっても、自分をアピール、見せる素材として十分に機能する事が分かります。

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世界から見た日本って・・ どんな感じ!?

日本人に関して・・

” 僕らは世界の東のハジにある小さな島国の人々で、戦後から20年ぐらい前までは、米国の庇護のもとに大きく経済成長した、それなりにお金持ちの人々で、また極めて内向きな人種です ” (12%)

生き方に関する質問が多いですが、その中で・・

” 一番簡単なのが、「自分にとって一番楽しいことはなにか?」を考えてみることです。それを欲望と一緒にしてはいけません。

まずは、欲望を除いて考え、それをもっと考えたり、追求したり、実践したりしていると、きっと次の壁にぶつかります。

そこで、「自分にとって、これはすべきことなのか?」のような使命というか、「自分とはなんなのか?」を考えるようになると思います。

答えは見つからないかもしれません。それで、いいのです。自分としっかり話して、自分の奥の奥の奥と対面することが大事なのです。他人にどう見られていようと。” (20%)

30にして行き詰まりを感じた相談者に対しては・・

” 僕もそうですし、多くの方々もそうだと思うのですが、「はじめること」より「やめること」のほうが難しいし、大変なんです。

もし、転職などのなにか「はじめること」に行き詰まっているとしたら、それは、「やめること」が、キチンとできてないからなんだと思います。” (21%)

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筋の通った、高城流

と、まぁいろいろ。寄せられる質問は他でもよく見る類いの内容が多い印象ですが

他の誰でもないライフスタイル、といっても実際、どういった事をされているのか、

「様々な国を動いて仕事をしている(のだろう)」程度の上辺だけの理解でした。

導き出される回答は高城流といった具合で筋が通っていて、この辺り、独自のライフスタイルによって導き出される言葉、考えが存在していて、ここに高城さんの支持が定着している様子が読み取れます。

この背景には高城さんに「瞑想」の習慣があるようですが、今回は長くなってきた事もあり、この辺で。

 

長嶋茂雄に魅了された時代、人々:『蜃気楼「長嶋茂雄」という聖域』読了

『蜃気楼「長嶋茂雄」という聖域』を読了。

手元の本が切れ「次、新しいのを何にしようかな・・」と悩むことしばし。そんな中で、すーっと手が伸びた一冊。

長嶋さんに関しては、賛否両論が報道の立場で一般的でありながら、極少ない偏った報道が多い分野(人物)との印象を持っており、

その実像に迫る感じに興味を持っての読み始め。

参考までに、長嶋さんの注目度を図るエピソードとして、

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池間哲郎さんが、日本人の知らない、誇らしい日本をたくさん教えてくれた一冊:『日本はなぜアジアの国々から愛されるのか』読了

『日本はなぜアジアの国々から愛されるのか』を読了。

>>  アジアで感謝されている日本を学ぶ:『日本はなせアジアの国々から愛されるのか』読み始め  <<

表に出ない、出れない?日本、日本人である事を思うDNA

本の中で・・

” 不思議なことに日本では、「祖国を愛している」と言うだけで、「ネトウヨ(ネット右翼)」「右翼」と言われてしまう。 自分の国を愛するのは当たり前。家族を守るのも当然。国旗を掲げ、国家を斉唱することに躊躇することは何もない。” (p166-167)

と書かれていて、これ正しく自分の心の動きと一緒で、何か周囲で「国」について特定の言動が有ると 自動的に「右」だの政治的思想に絡めて分類してしまう思考回路があって、 「日本塾」に参加している自分自身についてでさえ、それに類する動きをしているのではないかとの(自分の行動を素直に全面的に受け容れられない)感覚を抱いてしまいます。

>> 「日本を愛し、日本人の誇りを持つ」を訴える「日本塾」の初回講義へ行って来た <<

サッカーの日本代表であったり、オリンピックで自国の選手を応援する事は当たり前の事なのに、 その対象が殊、国となると、議論の難しさであったり、何と無しに抵抗感を抱いてしまう事は多くの人に感じられることではないでしょうか。

世界4位の体積を持つ日本

この本では、日本がアジア諸国で行なってきた善行であったり、好感を抱かれている実情についてページが割かれているのが主ですが、例えば・・

” 日本人は、「自分たちの国は小さい」と思っている方が多いが、それは間違いである。確かに国土だけをみると61位。それでも大きなほうだが、 海を入れると、なんと「世界6位」の超大国なのだ。日本の排他的経済水域(漁業管理権、海底開発権、海洋調査権を持つ)面積は実に447万km2もある。 ・・中略・・ さらに体積(「海の広さ」x 深さ)にすると、世界で4番目に大きくなる、とてつもない大国だ。” (p176)

世界で初めて「人間は平等」を世に問うた日本

” 世界で初めて、「すべての人間は平等である」と宣言した日本に、私(池間哲郎さん)は誇りを持っている。 世は人種差別の真っ只中。有色人種は人間ではないとい言われていた時代に、「毅然として立ち向かった」国家が私たちの日本である。 大正8(1919)年4月11日、フランスのパリ講和会議国際連盟委員会において、「すべての人間は平等である」との「人種差別撤廃提案」を日本が世界で初めて出した。” (p147)

ヘレン・ケラーのメンターは日本人だった

” 三重苦の世界の偉人、ヘレン・ケラーを知らない日本人は、ほとんどいないだろう。一方で、彼女の心の支えが日本人であったことを知っている日本人も、ほとんどいないだろう。 ヘレンの母親は、「日本には目が見えないが血のにじむ努力を重ね、立派な学者になった塙保己一先生(江戸時代末期の国文学者)がいました。アナタの人生の目標にしなさい」と常に彼女に言った。 ヘレン・ケラー自身も昭和12(1937年)に来日した際には、「私が辛く、苦しく、くじけそうになった時に支えてくれたのは塙先生です。先生が人生の目標でした」と語っている。” (p218-219)

” また、その時、日比谷公会堂でヘレン・ケラーに、「口で作った日本人形」をプレゼントした中年の日本女性がいた。贈った女性は、中村久子さん。 3歳の時に凍傷がもとで突発性脱疽となり、両手両足を切断。見世物小屋で「だるま娘」として継父から身売りされるなど、 幾多の絶望的な苦しみを乗り越え、素晴らしき人生を全うした女性。 ヘレン・ケラーは中村久子と出会った時、「私よりも不幸な人、私よりも偉大な人」と絶賛。中村女史の言葉が深い。 「人の命とはつくづく不思議なもの。確かなことは、自分で生きているのではない。生かされているのだということです。 どんな所にも必ず生かされていく道がある。即ち人生に絶望なし。いかなる人生にも絶望はないのだ」(p220)

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今、この時代を生きる日本人として知っておくべき、語り継ぐべき事

といった事をはじめさまざま、本書では日本人の我々が知らない事について書かれており、 なぜか普段に口にしづらくなってしまっている、日本人である事を誇りに思える史実、事実、事柄が、数多く綴られています。 日本人である事に自信、誇りを持てない類いの情報は意図せずとも耳や視界に入ってくる環境ですが、 本書で紹介されている事も事実として存在していたわけで、こういった事が広く日本の間で共有され、語り継がれて行く事も、この時代に生かされている我々、日本人として担っている役割なのではないかと考えさせられました。

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