ロックバンド クリープハイプのVocal & Guitar 尾崎世界観さんの小説で第164回 芥川賞候補作『母影』を読了。
先月(2021年2月)、
<< 2021年2月16日投稿:画像は記事にリンク >> 尾崎世界観 X 西川美和「世界のまなざし、言葉と言葉以前の何か」『母影』刊行&『すばらしき世界』公開記念 視聴記
オンライン視聴したイベント⬆︎で入手していた著書。
カーテン向こう側の母
主人公の少女のお母さんが勤務する
“このお店はせまいから、探けんしてもつまらない。入ってすぐのところにテーブルと細長いイスがあって、その先にやわらかいカーテンにぐるっとかこまれたベッドが二つならんでる。
その向こうにはトイレがあって、その先の行き止まりはタオル置き場だった。
ちゃんとたたまれた新品のタオルは山になって、使って捨てたタオルはカゴの中で川になってた。
私はいつも手前のベッドにもぐりこんで、カーテンだけを見てる。
私が見てるカーテンはお母さんのベッドとつながってて、ときどきそこにお母さんの影が出るからだ。”(p3-4)
との情景描写で始まる本書は、
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小説家 百田尚樹さんが、「時間」の本質に斬り込んだ『百田尚樹の新・相対性理論』を読了。
本書を読んだ方々から「もっと早くこの本に出会っていれば・・」といったレビューが百田尚樹さんのもとに寄せられていたとの状況から
物色していたサイン本を見つけ、購入.-
(2021年)2月初旬の購入時から楽しみにしていた著書。
伸び縮みする時間
本書は「週刊新潮」誌上での連載が、加筆修正などを経て書籍化されたもの。まず冒頭の「はじめに」で
” 人類は「長生き」のために、とんでもないことを考えました。それは医学や栄養学とは全く異なるアプローチの発想です。
このアプローチはまさに画期的なものでした。人類が他の人類を圧倒し、凄まじい発展を遂げることができたのは、実はこのおかげなのです。その発想とはどういうものか?
それは「時間の概念を変える」ということです。
・・中略・・
私はこの発見を「新・相対性理論」と勝手に名付けました。
約百年前、アルバート・アインシュタインが「相対性理論」を発見し、「時間」が伸びたり縮んだりするものだと理論的に説明して、世界をあっと言わせました。
・・中略・・
さらに言えば時間は重力によっても進み方が変化します。それらは世紀の発見と言えるものでしたが、実は人類は何万年も昔から、時間が伸びたり縮んだりすることを知っていたのです。
そう、人類は「時間の概念を変える」ことで、「長生き」が可能だということに気付いたのです。”(p10)
と示され、
本書で斬り込まれる時間(帯、裏面)
本編で
続きを読む 百田尚樹さんが迫った人生を激変させる目から鱗な時間の本質:『百田尚樹の新・相対性理論』読了 →
(2021年)1月末に積み上がっていた12冊 ⬇︎
<< 2021年1月31日投稿:画像は記事にリンク >> 定番のサイン本(きっかけ)に、知る人ぞ知る隠れた名著に、年末年始に積み上がりし 2021年最初の積読12冊
の最後の1冊 ⬇︎
<< 2021年3月16日投稿:画像は記事にリンク >> 近田春夫さんが振り返った、その痛快なる半生:『調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝』読了
を週初め読了させ、
続きを読む 桜の開花宣言の頃合いに揃いし 積読14冊 →
先週、読み始め記 ⬇︎
<< 2021年3月11日投稿:画像は記事にリンク >> 近田春夫さんが振り返った、その痛快なる半生:『調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝』読み始め
をアップロードした近田春夫さんの『調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝』を読了。
気づかず接していた近田春夫作品の数々
その(読み始め記)後、読み進めた中、後半には
” 翌81年の元日には、俺が作詞作曲を手がけたザ・ぼんちの「恋のぼんちシート」(作詞・作曲/近田春夫)がリリースされ、80万枚の大ヒットを記録した。
・・・と同時に、盗作をめぐる騒動でも世間を賑わせることになった。”(p144)
という「あの曲そう(=近田春夫さんの曲)だったのかぁ」という大昔からあった近田春夫さんとの接点に、
続きを読む 近田春夫さんが振り返った、その痛快なる半生:『調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝』読了 →
音楽界をはじめ多方面で才能を発揮されている近田春夫さんの『調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝』が、
1 NASU-KYURI 1951-57誕生
2 先生がんばってください 1957-63 小学校にて
・
・
・
22 調子わるくてあたりまえ 1989-2017 癌闘病
23 世界で一番いけない男 2017- 300へ向けて
と23に及び項目立てされているうち、9 COME ON, LET’S GO 1975-77 レコードデビュー まで読み終えたので、そこまでのおさらい。
サイン本入手機会を捉えて、
340p+αの厚みに及び腰になりつつ ^〜^; サイン本をget.-
手許に引き寄せてた著書。
枠に収まりきらない才能
自伝の類、たいがい幼少期の頃は退屈だったりしますが、本書は
続きを読む 近田春夫さんが振り返った、その痛快なる半生:『調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝』読み始め →
先週末、中間記⬇︎をアップロードした
<< 2021年3月6日投稿:画像は記事にリンク >> テレビの本質を問い語り継がれる『お前はただの現在にすぎない テレビになにが可能か』を読んでみた(中間記)
『お前はただの現在にすぎない』を読了。
テレビにおける表現とは何か
出版当時1969年の状況を踏まえながら、全514ページ、読み切る胆力も問われた著書で、溺れ気味でしたが、
(出版の)契機となった
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(2021年)1月、爆笑問題 太田光さんの『芸人人語』を読んでいた際、
<< 2021年1月19日投稿:画像は記事にリンク >> 爆笑問題 太田光さんがコラムで斬った社会、笑い もろもろ:『芸人人語』読了
同書に繰り返し登場した『お前はただの現在にすぎない テレビにになにが可能か』を読み始め、
全514ページあるうちの251ページまで読み終えたので、そこまでのおさらい。
1960年代後期、問われたテレビ・・
既述のとおり、500ページ超の厚みに、1969年に出版された時間軸に苦戦しながらの読み進めで、
あらすじを上記、太田光さん『芸人人語』から引用すると
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前々回、中間記⬇︎をアップロードした
<< 2021年3月3日投稿:画像は記事にリンク >> 林陵平さんが迫ったサッカー界の超人たち:『Jリーガーが海外サッカーのヤバイ話を教えます』中間記
元Jリーガー林陵平さんの『Jリーガーが海外サッカーのヤバイ話を教えます』を読了。
燦然とする日本人選手たち
その(中間記)後、読み進めた
PART 3 ラ・リーガ
PART 4 セリエA
PART 5 ブンデスリーガ&リーグ・アン
PART 6 レジェンド
には、
久保建英
” 左足の非凡なボールテクニックを持ち、さらに状況判断も19歳とは思えないレベル。とくにスゴイのが、狭いスペースでの局面打開ですね。
左足の絶妙な位置にボールを置き、相手が足を出してきた瞬間に一気にリズムチェンジ。
これで縦にも中にも抜けられるし、さらにそこからラストパスも出せるので、敵としてはとても対応しにくいと思います。”(p122)
に、林陵平さんと明治大学サッカー部で同期であったという
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「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる