テリー伊藤さんが、2010年5月に出版していた『なぜ日本人は落合博満が嫌いか?』を読了。
当初(2020年)7月末のテリー伊藤さんが登場された ↙️

「から揚げの天才」開店イベントでサイン貰い用にオンラインで購入していたものの
到着が間に合わず、約1ヶ月遅れで訪れた別機会

=本日、晴れてサインゲット出来たタイミングに合わせ、読み始めから一挙読了に至った経緯 ^〜^/
日本人に必要な「落合力」とは?
本書冒頭の 〜プロローグ〜 で、
テリー伊藤さんが、2010年5月に出版していた『なぜ日本人は落合博満が嫌いか?』を読了。
当初(2020年)7月末のテリー伊藤さんが登場された ↙️

「から揚げの天才」開店イベントでサイン貰い用にオンラインで購入していたものの
到着が間に合わず、約1ヶ月遅れで訪れた別機会

=本日、晴れてサインゲット出来たタイミングに合わせ、読み始めから一挙読了に至った経緯 ^〜^/
本書冒頭の 〜プロローグ〜 で、
前々回、中間記⬇︎ をアップロードした

石戸諭さん著『ルポ 百田尚樹現象 愛国ポピュリズムの現在地』を読了。
(中間記後)読み進めた第二部は
” 百田尚樹とは「ごく普通の感覚にアプローチする術を感覚的に知る人」であり、百田現象とは「ごく普通の人」の心情を熟知したベストセラー作家と、「反権威主義」的な右派言説が結び付き、「ごく普通の人」の間で人気を獲得したものだというのが、第一部の結論である。”(p111)
を受け、
“「私は、教科書に従軍慰安婦が載らなければ、従軍慰安婦の問題なんか論じることはなかった。”(p131)
と、藤岡信勝東京大学元教授の問題意識に端を発した教科書問題について取り組んだ「つくる会」が辿った軌跡を中心に論が展開されていきます。

自分的にしばし正念場が続きましたが、ページを重ねていく中で、本書を読み解いていくキーワードである「普通の人々」に言及された
” 熱心な運動家を動員するだけでは全く足りず、「良き観客」が参加して初めて初めて突き動かすことができる。
そのために運動は楽しくやる必要がある。なぜなら、楽しくないところに「常識」を持った「普通の人々」は集まらないのだから、正論である。”(p201)
或いは
” 彼(註:小林よしのり)にとって「観客」とは、一貫して「実は常識あるフツーの感覚の人々」である。
「読者」=普通の人々に対する絶対的な信頼と、自分こそがメッセージを彼らに届けられるというプロとしての自負もある。
小林は自分の武器を「常識」という言葉で表している。”(p214)
の前段を踏まえての
” 特に小林と百田は、「普通の人々」への絶対的な信頼をベースに「ポピュラリティ」を得た、第一級の「ポピュリスト」だ。”(p251)
といった箇所から、本全体的ではないものの理解の及ぶ範囲での学びを得られたように。
興味深かったのは、小林よしのりさんが自身の代表作である『戦争論』を振り返り、
” 「『戦争論』以降、言論空間で何が変わったかといったら、左翼本が売れなくなった。
わしが新しい市場を作ってしまったということだよね。右方面に。
わしが、ブルドーザーでばあーっと地ならしして、はい、ここに市場ができましたっていう状態になった。”(p256)
と分析されているパート。

小林よしのりさんの著書にまったく手が伸びていなかったこれまで、むしろ本書で言う左側の人との先入観もありましたが、
百田尚樹さんが支持を集める源流に、このような経緯があったのかと学習。
さておき、日ごろ自分自身が大衆であるとの意識は持ち合わせいないながら、
時代の風を正面から受け、これも本書で語られている
” 百田の作品を貫くキーワードを一つ挙げるならば、それは加藤(註:加藤典洋)も指摘するように「感動」である。
・・中略・・
百田の物語を読み、感動できる人は世の中では多数派である。”(p288)
と、その渦の中の一人として(笑)嫌な気持ちでもないですが 、本書を手に取った時点で期待した「自分が如何にして百田尚樹さんに寄せられていったのか」を客観視出来た感覚に読み応えを覚えました。
ノンフィクションライター 石戸諭さんの『ルポ 百田尚樹現象 愛国ポピュリズムの現在地』を読み始めて
第一部 2019 モンスターの現在地
第一章 ヒーローかベテン師か
第二章 彼らたちの0
第三章 敵を知れ
第四章 憤りの申し子
第五章 破壊の源流
第二部 1996 時代の転換点
第一章 「自虐史観」の誕生
第二章 転身 ー 藤岡信勝と教師たちの「当事者運動」
第三章 ポピュラリティ ー 小林よしのりを貫くもの
第四章 「一匹」の言葉 ー 西尾幹二とその時代
第五章 分水嶺 ー 『戦争論』が残したもの
と章立て(別途:序章、終章等)されているうちの第一部を読み終えたので、そこまでのおさらい。
ぷら〜っと書店に立ち寄った際、最後の一冊と思われたサイン本を見つけ、

その巡り合わせに反応していた経緯。
内容的にも、振り返ってみれば新刊が出る旅に高い確率で購入するようになっていたり、
「虎ノ門ニュース」の視聴であったり、自分自身の中で百田尚樹さんの影響力が及ぶ範囲内にいて、本で書かれてあるであろう考察に興味があって(=購入)。
全体を捉えるにはバックグラウンド理解の前提であったり、文が難解に感じられた箇所もあり、
中、後半で理解度を高めていけるものと考えています。
続きを読む 石戸諭さんが迫った百田尚樹さんが時代の風を受ける深層:『ルポ 百田尚樹現象 愛国者ポピュリズムの現在地』中間記
プロレスラー 大仁田厚選手の『人生に必要なことは、電流爆破が教えてくれた』を読了。
大仁田厚選手しか掲げられないタイトルですが ^^

サイン本販売情報↑に反応して入手していた経緯.-
大仁田厚選手に関して、本書にも出てくることですが、大仁田厚選手が(実態をよく分かっていなかった状態で)UWFに殴り込みをかけた際、
“「これはすごいな」と思って、で、そこのリングでプロレスとは全然違うものを見たんだよ。
俺らがやっていたのとは全然違うものを、それを見たときに「プロレスって、こういうのもアリなんだ!」って気づかされた。
その衝撃があって、FMWという対極なものが生まれたんだと思うね。”(p43)
と、私自身が引き込まれたUWFとは志向していた方向性が対極的な立ち位置であったことから距離を置いていました。
その状況から本書を手に取ってみたら・・
続きを読む 大仁田厚選手が1,500針超の傷を背負い体現したプロレス愛:『人生に必要なことは、電流爆破が教えてくれた』読了
野球解説者 江本孟紀さんが
” この「名将の器」に気付かなかった面々へ “
と表紙に踊るサブタイトルがほんのり刺激的な
『監督 原辰徳研究 この「名将の器」に気付かなかった面々へ』を読了。
書店に立ち寄った際、サイン本販売に遭遇し「!」と反応し、

触手が動いていた経緯。
本書は、
先週末、サイン会に参加した

経済評論家上念司さんの『経済で読み解く日本史 <平成時代> 』を読了。
タイトルに「経済」が冠され、全302ページに及ぶボリュームから当初1週間程度の読書期間を想定していたものの、書かれている文章の読み易さから3日間で最終ページまで到達。
読み易さというのは、
” 実は、平成になって変わったのは日本の構造ではなく、日銀の金融政策だったのです。そして、それに追い撃ちをかけたのが大蔵省の総量規制でした。
変わったのは社会の「構造」なのではなくて、経済政策なのです。敢えて言えば経済政策の変更によって経済環境が大きく変わった。
あの時代に生きた人が誰一人「構造」の変化に気付かなかった理由はまさにここにあります。”(p123)
或いは
” 郵政民営化の本当の理由は簡単です。あのまま続けたら郵貯は破綻し多額の国民負担が発生する可能性が高かった。それだけです。”(p135)
前々回アップロードした ⬇︎

現在の積読状況の続き(後編)。

後はサイン本入手機会に反応しての入手に、サイン用に仕込んでの計8冊。
ノンフィクションライター長谷川晶一さんが、プロレスラー三沢光晴選手の最期の瞬間、その前後に迫った『2009年6月13日からの三沢光晴』を読了。
(2020年)6月に入手出来た一枚の写真⬇︎がきっかけとなり、

その後、間もなく読んだジャンボ鶴田選手の生涯を辿った『永遠の最強王者 ジャンボ鶴田』にある

“「鶴田を本気で怒らせた三沢はひょっとしたら・・」 “(p445)
の一文に、より(三沢光晴選手への)興味を掻き立てられ、満を持しての読書。
本文は、三沢光晴選手が、試合中に亡くなった当日の二〇〇九年六月一三日、深夜二時から始まり、
一部、時間の逆戻りはあるものの、最期の瞬間までその日どのような経過が辿られたのか、
異変が起こってからの状況、死亡が宣告されてからのこと・・