週中に中間記⬇︎をアップロードした
<< 2019年10月29日投稿:画像は記事にリンク >> 春日太一さんが迫った、奥山和由さんが映画制作に賭けた尋常ならざる熱量:『黙示録 ー 映画プロデューサー・奥山和由の天国と地獄』中間記
『黙示録 ー 映画プロデューサー・奥山和由の天国と地獄』を読了。
松竹解任に至る光と陰
奥山和由さんご自身による「おわりに」まで全412頁に及ぶページ数もさることながら
書かれている内容の方も濃密で、
” ここから地獄が始まるわけです。『3-4x』の結果の余波が、書類上だけのことで言えば、映画部門はどんどん赤字を積み上げている。
責任どうしてくれる、みたいな話にどんどんなっていく。もとをただせば『3-4x』が一番ひどい数字ということも事実だったりする。
「お前の趣味でやってるんじゃないぞ。たけしと映画やるんだったら松竹を出ていけ」みたいなことを言われながら、追い詰められ始めていたわけです。”註『3-4×10月』:(p203)
と、もともとは
” 本当に『ダイ・ハード』やるつもりですか?『ダイ・ハード』やると金かかるけど」「いや、娯楽映画を本気でやろうと思ったら、自分は全然違う方法でやれると思うんですよ」と言って。
それで「この人がやれると言うならやれるかな」と思っちゃって。”(p200)
と奥山和由さんと北野武監督のやり取りから製作が始まった『ソナチネ』が完成してみたらアート映画になって・・
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先週末、刊行記念トークショー⬇︎に参加した
<< 2019年10月26日投稿:画像は記事にリンク >> 奥山和由さん、春日太一さん、鍋島壽夫さんが語った凄まじき映画制作の舞台裏:『黙示録 映画プロデューサー奥山和由の天国と地獄』刊行記念トークショー 参加記
春日太一さんの『黙示録 ー 映画プロデューサー・奥山和由の天国と地獄』を読み始めて
全部で第13章まであるうち第1章〜第5章の『226』まで+第9章まで読み終えたので、そこまでのおさらい。
第9章だけ順番が飛んでいるのは、トークショー時に質問用紙が配布され、
「何か質問出来るかな・・」と、
(第9章に)『いつかギラギラする日』が含まれていたことから開演までの時間を使って目を通していた経緯。
奥山和由さんの念願叶った『いつかギラギラする日』
あまり映画ファン同士で語らっている時に『いつかギラギラする日』の話しになった記憶がなく
本書に、製作前からのエピソードがふんだんに盛り込まれていて
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作家/哲学者 適菜収さんの
『日本をダメにしたB層の研究』を読了。
(2019年)9月に参加していた舛添要一前東京都知事と適菜収さんのトークイベントで
<< 2019年9月7日投稿:画像は記事にリンク >> 舛添要一さん、適菜収さんが交わした政治の在るべきところとメディア等々:『ヒトラーの正体』刊行記念「「ヒトラーはいつだって甦る ― 永田町のバカへの警告」」トークイベント参加記
舛添要一前東京都知事が、適菜収さんを注目することになったきっかけについて、本書(若しくはB層について取り上げた著書)を取り上げられており、
当日会場で販売されていなかったことから、後日買い求めていたもの。
B層、その巨大なる・・
タイトルに冠された「B層」とは、
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芥川賞作家、ピース又吉直樹さんの新作『人間』を読了。
刊行記念イベント⬇︎に参加し入手していた著書。
<< 2019年10月11日投稿:画像は記事にリンク >> 又吉直樹さんサイン会 『人間』刊行記念 参加記
初の長編小説ということで全366ページに及ぶ分量もあり、読了時の感想は、まず「長かったなぁ」というのが、実感。
大きくは話しが3つに分かれ、シェアハウスの住人中心に作品展をやることになり、そこで話題を集めた主人公の作品に盗作の嫌疑がかけられ・・
続きを読む 又吉直樹さんが描いた、もがき苦しむ者たちの葛藤:『人間』読了 →
スポーツライター 大友信彦さんが
” オールブラックスが強いことは多くの人が知っているだろう。だが、オールブラックスはなぜ強いのか、どう強いのか、それを生んだニュージーランドがどんな国なのかは、日本ではあまり知られていないと思う。”(p236)
との背景から上梓された『オールブラックスが強い理由 世界最強チーム勝利のメソッド』を読了。
オールブラックスに迫るアングル
本書は、
Chapter 01 ジョン・カーワン
Chapter 02 田邉淳
Chapter 03 トニー・ブラウン
Chapter 04 宮浦成敏
Chapter 05 ルーベン・ソーン
Chapter 06 堀江翔太
Chapter 07 エディー・ジョーンズ
Chapter 08 坂田好弘
Document 01 RWC 2011
Document 02 RWC 2015
という章立て。ニュージランド、オールブラックスに所縁のある人たちに対しての取材等から
オールブラックスの強さの源に、紐解かれていきます。
システム、環境、そして苦い歴史から・・
核心的なことは、
続きを読む 大友信彦さんが迫ったオールブラックスが各国代表相手に強さを発揮し続けるワケ:『オールブラックスが強い理由 世界最強チーム勝利のメソッド』読了 →
(2019年)5月、21年に及ぶ現役生活にピリオドを打った上原浩治さんの
『OVER 結果と向き合う勇気』を読了。
本書の発売記念トークイベント⬇︎の際、
<< 2019年10月9日投稿:画像は記事にリンク >> 上原浩治さんのマウンド上の姿がたぶる真っ直ぐなトークで人がらを感じてきた:『OVER 結果と向き合う勇気』発売記念 上原浩治さんトークショー 参加記
「俺の野球人生、こんな(薄さ)ではない」といった発言がありましたが、
引退記者会見を経て、
” 自分では140キロ投げているつもりでも、球速表示は135キロだった。初めて対戦する「自分を知らない」バッターに打たれた。”(p10)
と、引退の決断に至るまでの心の葛藤に、
続きを読む 上原浩治さんの21年の現役生活を実現した気概と、プロとして結果を出す覚悟:『OVER 結果と向き合う勇気』読了 →
池井戸潤さんが、ラグビーを素材に描いた小説『ノーサイド・ゲーム』を読了。
池井戸 潤 ダイヤモンド社 2019年06月13日
TVドラマ放映が終わったばかりで、今更感がありながら、本書を手に取ったのは
最後の一冊、となっていたサイン本販売。
立ち寄った書店で、最後の一冊となっていたサイン本を見つけていたことから。
存分に伝わるリアリティ
本の最後、
“この物語はフィクションであり、実在の会社、人物等のモデルはありません。 “(p404)
と注意書きされているものの
続きを読む 池井戸潤さんが爽快に描き切った左遷人事で奮起したサラリーマンのラグビーチーム運営奮闘記:『ノーサイド・ゲーム』読了 →
(2019年)5月、現役選手生活にピリオドを打った元讀賣ジャイアンツの上原浩治さんの
『OVER 結果と向き合う勇気』発売記念トークショーに参加。
最前列左側を確保。イベント中の撮影は禁止。
真っ直ぐさ伝わる人がら
登壇されるなり、「引退してから何もしていない自由人 上原です」と自虐的な自己紹介でトークが始まり ^^
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「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる