「life story: 自伝、伝記」カテゴリーアーカイブ

加藤一二三九段に学ぶ、負けても希望を捨てない極意:『負けて強くなる 通算1100敗から学んだ直感精読の心得』読了

先ごろ惜しまれながら引退した加藤一二三九段が、将棋界で前人未到の1,100敗を記録し、(出版時点)棋士生活60周年を迎えるに当たり、「負け」に焦点を当て上梓された

『負けて強くなる 通算1100敗から学んだ直感精読の心得』を読了。

<< 2017年7月31日投稿:画像は記事にリンク >> 将棋界のレジェンド加藤一二三九段を間近にして勝負師としての自負と矜持を感じてきた:加藤一二三九段トーク&サイン会 参加記

7月末に参加したトーク&サイン会↑に参加すべく対象書籍のうちの1冊に選ばれていて手にした一冊。

負けて強くなった極意

本のはじめ「まえがき」で、

続きを読む 加藤一二三九段に学ぶ、負けても希望を捨てない極意:『負けて強くなる 通算1100敗から学んだ直感精読の心得』読了

森本稀哲さんが綴った現役選手生活の光と陰、そしてド派手なパフォーマンスで伝えたかったこと:『気にしない。』読了

日本ハムファイターズが北海道へフランチャイズ移転後に黄金期を築いた森本稀哲さんの『気にしない。』を読了。

本を読んでまず意外であったのは、ご本人が

” 選手としての成績は、日本プロ野球名球会に入るための条件「2000安打」にほど遠い904安打、「記録よりも記憶に残る選手」と言われれば悪い気はしませんが、今もみなさんから忘れられずにいるのが不思議でありません。”(p3)

と仰られており、自分もしっかり記憶に残されているアスリートですが、

続きを読む 森本稀哲さんが綴った現役選手生活の光と陰、そしてド派手なパフォーマンスで伝えたかったこと:『気にしない。』読了

村上世彰さんが綴った投資家の矜持と「村上ファンド」を通して実現しようとしたこと:『生涯投資家』読了

「村上ファンド」の名でお馴染みファンドマネージャーとして名を馳せた村上世彰さんの生涯投資家を読了。

第1章 何のための上場か

第2章 投資家と経営者とコーポレート・ガバナンス

第3章 東京スタイルとプロキシーファイトに挑む

第4章 ニッポン放送とフジテレビ

第5章 阪神鉄道大再編計画

第6章 IT企業への投資 ー ベンチャーの経営者たち

第7章 日本の問題点 ー 投資家の視点から

第8章 日本への提言

第9章 失意からの十年

という章立て。

序盤の内容は一度「読み始め」として取り上げていますが、

<< 2017年8月5日投稿:画像は記事にリンク >> 村上世彰さんが綴った投資家の矜持と「村上ファンド」を通して実現しようとしたこと:『生涯投資家』読み始め

中〜後半は・・

続きを読む 村上世彰さんが綴った投資家の矜持と「村上ファンド」を通して実現しようとしたこと:『生涯投資家』読了

村上世彰さんが綴った投資家の矜持と「村上ファンド」を通して実現しようとしたこと:『生涯投資家』読み始め

自身のファンド「村上ファンド」が名を馳せた村上世彰さんの著書『生涯投資家』を読み始め。

先日参加した特別セミナーの参加特典として入手した書籍で、

<< 2017年7月26日投稿:画像は投稿にリンク >> 村上世彰さんが振り返った村上ファンドの真実とそれから:『生涯投資家』刊行記念特別セミナー「今こそ語る村上ファンドの真実」 参加記

その場で村上世彰さんが「本当のことだけを書こう」と語った内容(の一部)は・・

まず、

” 父は台湾に生まれた。当時、台湾で生まれた人は日本人として扱われ、裕福な家庭の多くは子どもを日本に留学させた。

父もその一人で、中学から日本に留学し、大学になって台湾へ戻っだ。

太平洋戦争が勃発すると日本兵として徴兵され、得意の中国語やマレー語を活かすためインドネシアやマレーシアに送り込まれた。

終戦後はシンガポールのチャンギ刑務所で、捕虜として過ごした。ところが復員船で帰還を果たした途端、日本国から日本の国籍を取り上げられ、台湾に帰された。”(p12)

と(特別セミナーで)「初めて書いた」と仰っておられたお父様のことや

” 父はいつも「上がり始めたら買え、下り始めたら売れ、一番安いところで買ったり、一番高いところで売れるものだと思うな」と言っていた。” (p.11)

(お父様との)思い出。或いは、

” そもそも投資とは何かという根本に立ち返ると、「将来的にリターンを生むであろうという期待をもとに、

資金(資金に限らず、人的資源などもありうる)をある対象に入れること」であり、投資には必ず何らかのリスクが伴う。

しかしながら投資案件の中には、リスクとリターンの関係が見合っていないものがある。

それを探し、リターン>リスクとする投資をするのが投資家だ。”(p16)

” 私の投資は徹底したバリュー投資であり、保有している資産に対して時価総額が低い企業に投資する、という極めてシンプルなものだ。”(p18)

といった投資への考え方、哲学について言及されており、以前はマスコミのアングルを通じて感じていた村上世彰さん像を

ご本人の言葉で刷新するようなプロセスを今回の読書を通じて行っている感じで

そこに結構ギャップがあり、興味深いです。一冊読み終えたところで、改めて書かれていることについて振り返りたいと思います。

 

マイルス・ディヴィスの完全なまでの自信と生きざまに触れた100分:映画『マイルス・ディヴィス 空白の5年間』鑑賞記

このところ週末の定番となりつつあるDVD鑑賞、今週は「何か、あるかなー」と、しばし迷った挙句 ↓

試写会上映などでちょっとマークはしていたけれど、すっかり忘れていたタイミングでの再会。

『マイルス・ディヴィス 空白の5年間』を選択。

映画『MILES AHEAD/マイルス・ディヴィス 空白の5年間』予告編

ミュージシャンの生涯に半生を描いた作品は、James Brown:ジェームス・ブラウン

<< 2016年1月31日投稿:画像は記事にリンク >> ジェームス・ブラウンが伝説の裏側で直面した苦悩と狂気:『ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男』鑑賞記

Jimi Hendrix:ジミ・ヘンドリックス、

<< 2016年2月7日投稿:画像は投稿にリンク >> ジミ・ヘンドリックスが世に衝撃をもたらすまでの葛藤と確信:「JIMI:栄光への軌跡」鑑賞記

Sly Stone:スライ・ストーン

<< 2016年2月2日投稿:画像は投稿にリンク >> スライ・ストーンが魅せた才能と身を潜めるまでに至った暗闘:『スライ・ストーン』鑑賞記

 

など、気がつけば意識して観てきましたが、それぞれ個性なり、アクの強さを感じています。

本作はMiles Davis:マイルス・ディヴィスが表舞台から一時を過ごした時期に焦点を当てた内容で

続きを読む マイルス・ディヴィスの完全なまでの自信と生きざまに触れた100分:映画『マイルス・ディヴィス 空白の5年間』鑑賞記

高田明さん(ジャパネットたかた創業者)の講演会に行き、「今を生きる」ことの大事さを実感してきた:高田明さん『夢持ち続け日々精進』講演会 拝聴記

夜、ジャパネットたかた創業者で前社長  高田明さんの講演会へ。

出典:WizBizホームページ(画像は詳細ページにリンク)

実は先日記事にした往復葉書を使った応募、

<< 2017年3月17日投稿:画像は記事にリンク >> 往復葉書にファックスに、今も健在だけどちょっと面倒な通信手段

高田明さんの講演会で、この時はあえなく抽選に外れてしまい、行く気満々であったところハシゴが外れてしまい

「どこかで(拝聴の)チャンスないかなぁ」と検索して・・かかってきたのが今回の講演。

早々に満員となる人気ぶりで、自分が入手出来たのは追加募集20席に滑り込んでのもの。

クールにユーモアを交え伝わってくる高田明さんのお人柄

出遅れて開演10分前の到着でしたが、会場に着けば人の相応の熱気。

続きを読む 高田明さん(ジャパネットたかた創業者)の講演会に行き、「今を生きる」ことの大事さを実感してきた:高田明さん『夢持ち続け日々精進』講演会 拝聴記

室屋義秀さん(エアロバティック・パイロット)に学ぶ「操縦技術世界一」を実現したマインドセットと出会い:『翼のある人生』読了

エアロバティック・パイロット室屋義秀さんの『翼のある人生』を読了。

書店にふらっと立ち寄った際、本書のディスプレイが目に入り、「そういえば日本人で何か航空競技で優勝した人が居たな」と漠然とした記憶があり、

本書を参照すると、レッドブル エアレース ワールドチャンピオンシップなる大会で、室屋義秀さんが志した(航空機)操縦技術世界一を競う世界大会。

室屋義秀が大会2連覇 レッドブル・エアレース千葉

情報を検索すると、室屋義秀さんは2017年6月時点で同大会で3度の優勝歴を誇り、

本書は日本人前人未到の快挙を成し遂げるに至るまでの室屋義秀さんのライフストーリー。

続きを読む 室屋義秀さん(エアロバティック・パイロット)に学ぶ「操縦技術世界一」を実現したマインドセットと出会い:『翼のある人生』読了

ジャパネットたかた創業者 高田明さんに学ぶ「今を生きる」ことで絶対に拓ける人生:『伝えることから始めよう』読了

先週、中間記をアップロードした

<< 2017年6月1日投稿:画像は投稿にリンク >> ジャパネットたかた創業者 高田明さんに学ぶ「今を生きる」ことで絶対に拓ける人生:『伝えることから始めよう』中間記

ジャパネットたかた創業者 高田明さんの著書『伝えることから始めよう』を読了。

全体で271ページに及ぶ分量で読み応えありましたが、内容も高田明さんの人間味というのか、人間臭さが伝わってくるもので

今までビジネス書の類は数百冊のレベルで読んできましたが、その中でも上位にくるクオリティであったように感じています。

続きを読む ジャパネットたかた創業者 高田明さんに学ぶ「今を生きる」ことで絶対に拓ける人生:『伝えることから始めよう』読了