「life story: 自伝、伝記」カテゴリーアーカイブ

前田裕二さんが説く、人生を決める選択と集中:『人生の勝算』読了

SHOWROOM株式会社 代表取締役社長 前田裕二さんの

『人生の勝算』を読了。

昨年(2018年)末、手に取った『メモの魔力』の読み応えから

<< 2018年12月29日投稿:画像は記事にリンク >> 前田裕二さんが説く、深く自分自身とつながることの出来るメモの力:『メモの魔力』読了

前田裕二さんの書籍に関心を持って購入。

トンネルの先の光

” この本を書こうと思ったのは、今、不幸や苦境に直面していたり、自分から見える景色が真っ暗だ、という人に、ほんの少しでも頑張る勇気を持ってもらいたかったからです。”(p4)

の一文を含むプロローグから、

 第1章 人は絆にお金を払う

 第2章 SHOWROOMが作る新しいエンターテインメントのかたち

 第3章 外資系投資銀行でも、求められたのは「思いやり」

 第4章 ニューヨーク奮闘記

 第5章 SHOWROOM起業

 第6章 SHOWROOMの未来

という章立てで展開される前田裕二さんのライフストーリーが綴られた著作。

『メモの魔力』を読んでいた際、

「(読者一般の)再現性のハードル高いのでは・・」と感じた部分は、第3〜4章で掘り下げられていて、

懸念は残りながらも、そこにはメンターと慕った先輩からの

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春日太一さんが迫った23人の名優たちの生きざま、こだわり:『すべての道は役者に通ず』読了

映画史・時代劇研究家 春日太一さんの『すべての道は役者に通ず』を読了。

先月(2018年10月)開催された、春日太一さんと火野正平さんとのトークイベント👇の対象書籍として購入していたもので、
<< 2018年10月20日投稿:画像は記事にリンク >> 春日太一さんと火野正平さんが語った、役者道、俳優たち、カメラの向こう側の舞台裏:春日太一 X 火野正平 トーク&サイン会 参加記

当初は『美しく、狂おしく 岩下志麻の女優道』に春日太一さんからサインを入れて頂くことが目当てであったものの、

「せっかく買ったんだから」と思って読み始めた本書(『すべての道は役者に通ず』)を読み始めると、登場されている役者の生い立ち、生きざまが興味深く、惹き込まれていきました。

本書へ頂戴したサイン

映画史を支えた23の俳優たち

登場する役者は石坂浩二さん、藤竜也さん、松平健さんといったビッグネームから、笑福亭鶴瓶さん、武田鉄矢さんと幅広く計23名。

目次 1/2(16/23)

読んでていて一番興味深かったのは、

” やっと食べられるかどうかの生活で四畳半一間で暮らしていました。それが十年近く続きましたね。

僕はどうしても好きになれなかった。ぬいぐるみみたいなものを着て演じろと言われた時は『やれません』と断って、半年間も仕事がなかった時もありました」”(p291)

と生きざまが色濃く伝わってきた滝田栄さんで、

NHK大河ドラマで『徳川家康』で主役(徳川家康)に抜擢され役作りで、徳川家康が少年時代、人質となって暮らしていた静岡の臨済寺へ

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十朱幸代さんが振り返った女優生活60年の軌跡、恋、そして「今」:『愛し続ける私』読了

女優 十朱幸代さんの自伝『愛し続ける私』を読了。

十朱幸代さんについては。お名前程度というこれまででしたが、

(2018年)9月に読了していた『美しく、狂おしく  岩下志麻さんの女優道』の影響から

<< 2018年9月22日投稿:画像は記事にリンク >> 春日太一さんが迫った、岩下志麻さんの華麗ではない挑戦つづきであった女優道:『美しく、狂おしく 岩下志麻の女優道』読了

「他の女優さんのも・・」といった思いから「読んでみようかな」との心情にいたり、購入。

女優としての必然

本書には

” 私も母に連れられて、よく父の出る映画や舞台を見に行きました。母が芝居好きだったので、新派の公演や、日劇のレビューにも連れていってくれました。

ですから私は小さい頃から芝居というものに慣れ親しんでいましたし、舞台も映画も大好きでした。「大きくなったら絶対に女優になる!」と、幼いことから言っていたそうです。”(p20)

という幼少期の思い出に・・

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筒井康隆さんが、読書経験で辿った書評的自伝=筒井康隆のつくられ方:『漂流 本から本へ』読了

先週末に『筒井康隆展』を訪れ、

<< 2018年10月14日投稿:画像は記事にリンク >> 筒井康隆展 @世田谷文学館を訪れ、筒井康隆さんが辿ってきた軌跡に一筋縄ではいかぬ世界観を体感してきた

サイン本ということが決め手で購入してきた

『漂流  本から本へ』を読了.-

本書については、先週読了していた

<< 2018年10月13日投稿:画像は記事にリンク >> 筒井康隆さんが、半世紀を超えるキャリア、作品へのわが思い入れに言及した『筒井康隆、自作を語る』読了

筒井康隆、自作を語る』に、

” 自伝ですよね。自伝を年代記風に書いています。僕は自弁というのは今後も書く気はないし、まあ書くとしたらこんな形でしか書けないということですね。”(p163『筒井康隆、自作を語る』)

との記載があり、そういった意味合いも購入を後押ししていましたが、

読み始めて程なく・・

サブタイトルの「本から本へ」に、帯にある「筒井康隆のつくり方」とは、こういうこと(意味)かぁ」と、

 第一章  幼少年期 一九三四年〜

 第二章  演劇青年時代  一九五〇年〜

 第三章  デビュー前夜 一九五七年〜

 第四章   作家になる 一九六五年〜

 第五章   新たなる飛躍  一九七七年〜

と、五つの年代に分けられ、筒井康隆さんが影響を受けた本について、それぞれ3ページに渡って解説が添えられているもの。

購入書籍に書かれていたサイン

筒井作品(ワールド)の礎

取り上げられている作品は、SF小説に文学作品など、自分がこれまで積極的に手を伸ばしてこなかったジャンルで、

特に文学に距離感を抱いている身としては、

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筒井康隆さんが、半世紀を超えるキャリア、作品へのわが思い入れに言及した『筒井康隆、自作を語る』読了

筒井康隆さんが、デビュー作から最後の長編まで、作家活動の軌跡を対談で語った模様が収録された

『筒井康隆、自作を語る』を読了。

先日、タスクを完了させ、ふらっ〜と「何かあるかな」と書店に立ち寄った際👇 サイン本に遭遇。

「ラッキー」に遭遇の瞬間 ^^

「これは〜!」となり、即座購入に至っていたもの。

但し、私的に筒井康隆さんと云っても、読了しているのは

<< 2016年11月8日投稿:画像は記事にリンク >> 筒井康隆さんが圧巻の世界観で表現した人類と世界の秘密を語る男、GOD の存在感:『モナドの領域』読了

2年前(2016)の👆 最後となる見込みの長編『モナドの領域』と、その昔、

『ベトナム観光旅行社』の2冊(である筈)。

(『筒井康隆、自作を語る』)購入後、タイトルとのギャップが気になったものの、本書冒頭に

” 筒井作品をこれから読んでみようという人、筒井作品に取り憑かれてあらかた読み尽くしてしまった人。

日本SF史に興味のある人、すべての人に楽しんでいただける本を目指して作った一冊です。

千変万化の筒井ワールドを探索するガイドブックとして、役立ていただければ幸いです。”(p7)

との編者 日下三蔵さんの一文があり、ホッとしての読み始め ^^

購入書籍に書かれていたサイン

enter the 筒井ワールド

そんな筒井作品初学者の自分的に有効であったのは・・

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高橋陽一さんが『キャプテン翼』を通して伝えたかったこと:『キャプテン翼のつくり方』読了

漫画家 高橋陽一さんの自叙伝

『キャプテン翼のつくり方』を読了。

本書刊行記念イベントが開催された八重洲ブックセンターで遭遇したサイン本

書店に立ち寄った際、サイン本☝️を見つけたことがキッカケとなって購入。

『キャプテン翼』に込められた思い

「はじめに」で、

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江夏豊さんが振り返った、野球を通じて体現した江夏豊という生きざま:『燃えよ左腕 江夏豊という人生』読了

プロ野球界(日本野球機構)が誇るレジェンド 江夏豊さんの

『燃えよ左腕  江夏豊という人生』を読了。

ピッチャーではないながら、幼少の頃のリリーフエース 江夏豊選手の残像は、いまだ強烈に脳裏に刻まれており、

あまりこのタイミングで「(元)野球選手の本」という気分ではなかったですが、いざ読み始めたら興味津々の内容続きで快調に最終ページ(p258)まで。

江夏豊伝説の裏表

江夏豊さんの(プロ野球界に入る前の)幼少の頃から網羅的に振り返られており、高校卒業後の進路を・・

” 頭のなかはもう、東海大のエースとして活躍する姿だけ。

・・中略・・

ところがドラフトですべてが変わった。一九六六(昭和四十一)年九月五日。甲子園にも出ていない自分が指名されるとは夢にも思わず、阪神に1位指名されたと聞いて驚いた。

・・中略・・

指名後、阪神の最初の使者として、河西俊雄スカウトが来られた。

・・中略・・

「プロ野球のスカウトってこういう人なのか」と物珍しく思っただけで、大学に行きます、と返事をした。

河西さんでは話が進まないと考えたのか、阪神は佐川直行さんというベテランを立ててきた。「ちょっと会いたい」と、大阪・梅田の喫茶店に呼ばれた。

開口一番、佐川さんは「俺は別におまえなんかほしいとは思わん。社交辞令で来ているだけなんだ」と言い放った。

・・中略・・

こちらは血気盛んな十八歳。この野郎、と思った。・・中略・・

自分にはスカウトといえば監督、コーチの下のただの球団職員じゃないか、という意識しかなかった。

こんなおっさんに、クソミソに言われてたまるか。

「入ったるわい」。啖呵を切って、席を立った。しまったなぁ、と思ったが、あとの祭り。”

阪神に入って二年目くらいのときに佐川さんが種明かしをしてくれた。「大学進学が決まっているならどうしようもない。

でもいちかばちか、怒らせてみよう、と思ったんだ。おまえの短気な性格は知っとったから」。ベテランスカウトの手腕に、まんまとやられたのだった。(p39-41)

というプロ入り前の裏話に、

黄金期(V9期)真っ只中の讀賣ジャイアンツに対しシーズン残り2試合(名古屋、甲子園)のうち1つ勝てば優勝という状況で

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春日太一さんが迫った、岩下志麻さんの華麗ではない挑戦つづきであった女優道:『美しく、狂おしく 岩下志麻の女優道』読了

時代劇・映画史研究家 春日太一さんが、女優 岩下志麻さんの軌跡に迫った

『美しく、狂おしく  岩下志麻の女優道』を読了。

岩下志麻の出演作はさっぱり追えていないものの、春に開催された本書の刊行記念イベントに

出典:Sponichi Annex(画像は記事にリンク)

出遅れたことが、ずっと引っかかっており、

入手した本に書かれていたサイン

約半年遅れでサイン本入手という展開に恵まれ、さっそく読み始めた経緯。

女優になる気はなかった・・

話しは幼少の頃から、

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