「映画:movie」カテゴリーアーカイブ

アル・パチーノ、アンソニー・ホプキンス等が演じる悪役が交錯するサスペンスの行方・・ 『ブラック・ファイル 野心の代償』鑑賞記

「何か出てるかな?」とレンタル店に立ち寄れば・・

程よくストックあり、快適レンタル。

「1月上旬ロードショーの映画が、もうレンタルか」と、『ブラック・ファイル 野心の代償』が新作コーナーに。

ロードショー時は手頃な割引を見付けられず、正規料金(1,800円)を払うほどの期待値はなく、見逃していたという経緯。

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竹中直人さんが向き合ってきたコンプレックス、役者としてのキャリア、そして人がらに触れる一冊『役者は下手なほうがいい』読了

俳優に、映画監督に、ときにミュージシャンとして多彩な才能を発揮されている竹中直人さんの『役者は下手なほうがいい』を読了.-

人間「竹中直人」に、俳優「竹中直人」・・

竹中直人さんの

” 小学生の頃は漫画家に憧れていました。漫画のキャラクターの模写をすることで、徐々に同級生の輪に入っていけるようになりました。

高校生になって個性的な先生のモノマネをするようになり、自分ではない人格になることに目覚めていったんです。

とにかくコンプレックスのかたまりだったので、誰かのキャラクター、人格を借りないと生きていけない、

相当変わったやつだったと思います(笑)。”(p10)

といった生い立ちに、

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オリバー・ストーン監督が描いたエドワード・スノーデンの半生と苦悩:映画『スノーデン』鑑賞記

中央情報局(CIA、国家安全保障局(NSA)などに勤務し、知り得た機密情報を暴き、

アメリカによる監視社会の実態を世に問うたEdward Snowden:エドワード・スノーデンを描いた映画『スノーデン』を鑑賞.-

みゆき座内に展示されているオリバー・ストーン監督サイン入りポスター

数週間前までは本作の存在は頭になく、先日レンタル店をさまよっていた際の流れから手に取った『シチズンフォー  スノーデンの暴露』を鑑賞したことをきっかけに興味をかき立てられ、

<< 2017年1月16日投稿:画像は記事にリンク >> エドワード・スノーデンが世界に問うた奪われゆく「知的自由」への警鐘:映画『シチズンフォー スノーデンの暴露』鑑賞記

本作のOliver Stone:オリバー・ストーン監督の来日時の取材映像を見るなどして、気になって仕方ない状態となり ^^

平日夜間に急遽といった感じで時間を作り、映画館へ・・

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ロバート・デニーロが悪ノリ祖父を演じ、生きざまを説いた映画『ダーディ・グランパ』鑑賞記

Robert DeNiro:ロバート・デニーロ とZac Efron:ザック・エフロンが祖父と孫の間柄でコンビとなり

旅に出て騒動を起こし、人生を学ぶ・・ という『ダーティ・グランパ』を鑑賞。

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エドワード・スノーデンが世界に問うた奪われゆく「知的自由」への警鐘:映画『シチズンフォー スノーデンの暴露』鑑賞記

CIANSA(国家安全保障局)の元職員で、国家による通信傍受告発で世界を震撼させた

1月6日レンタル開始。最後の一本を辛うじてキープ、貸出率の高さから注目度は高い様子。

シチズンフォー スノーデンの暴露』をDVD鑑賞。

レンタルした後「そういえば昔(エドワード・)スノーデンの映画見たな」と思っていたら・・

Wikileaks創設者のJulian Assangeジュリアン・アサンジをピックアップした『フィフス・エステート』との勘違いで

<< 2015年3月9日投稿:画像は記事にリンク >> ジュリアン・アサンジがWIKILEAKSで実現しようとした世界と苦悩:「フィフス・エステート」鑑賞記

この分野のアンテナ感度の悪さを実感させられましたが、、

本作は、Edward Snowden:エドワード・スノーデンが(本作)映画監督のLaura Poitras:ローラ・ポイトラスに接触してから、

取材中の様子 〜 Edward Snowden, Glenn Greenwald(The Guardian) & Ewen Macaskill(The Guardian)

取材を経て知られざる事実を明るみにし、本人が表舞台に・・といったプロセスが生々しく収められているドキュメンタリー。

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今さらなんだけど映画『君の名は。』を観に行って、新海誠監督が描き切った世界観に浸ってきた

「今さら・・」といった感じながら、映画というカテゴリーを超越し2016年を象徴する『君の名は。』を鑑賞.-

劇場に行って知りましたが、封切り日が8月26日ながら自分が観た回も満席で、

邦画史上最大のヒット作に迫る勢いも頷けましたが、

出典:あらすじ大全(画像は記事にリンク)

そこにはリピートさせるといった制作上の意図もあったように思います。

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ハンネス・ホルム監督が力強く描いた愛すべき頑固者の生涯:映画『幸せなひとりぼっち』鑑賞記

「スウェーデンで5人が1人が見た」「今年アメリカで公開された外国語映画で動員1位」「驚異の満足度100%」などの謳い文句が目を引く

『幸せなひとりぼっち』のPR媒体

スウェーデン映画の『幸せなひとりぼっち』を鑑賞〜

年末の押し迫った時期ながら口コミ効果と思われ、満席の館内.-

絶望の果て死ぬに死に切れず・・訪れた転機

父を衝撃的な事故で亡くし、以降、唯一の人生の理解者であった愛妻に先立たれ、43年一筋の勤務先から肩を叩かれ・・

その頑固さから周囲と摩擦を起こしながら生きてきた主人公が、世の中に居場所を失い、自殺を実行しようとした折、

隣家に新たな家族が引っ越してきて、やはり摩擦を起こしながらも、過去を振り返りながら新たに居場所が見出され、

「幸せ」が取り戻されていく様子が、劇場に足を運んだ観客と共有されていくというのが大づかみのストーリー。

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西村雅彦さんに学ぶ、「言葉を伝える」コミュニケーションの極意:『西村雅彦の俳優入門』読了

TVドラマ『古畑任三郎』やNHK大河ドラマ『真田丸』など、個性的な役柄を演じ切ることで

お馴染み、俳優の西村雅彦さんの『西村雅彦の俳優入門』を先日読了.-

先週末に参加したイベント ↓

<< 2016年12月11日投稿:画像は記事にリンク >> 西村雅彦さんに学んだ役者としての心得、伝わる会話術:『西村雅彦の俳優入門』刊行記念トークショー参加記

の対象書籍として購入したもので、全体で109ページという分量からサラっと読めました。

但し、書かれてあることは俳優を目指す上での要点なり、心得がコンパクトにまとめられており、

まず、こういった世界を目指す方々に対しては貴重な書と云えそうです。

俳優、そしてコミュニケーターとして

本書に、どのようなことが書かれているかというと・・

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