爆笑問題 太田光さんの書き下ろし小説『笑って人類!』を読了。
狙っていたサイン本をなかなか入手出来ず、発売日から1ヶ月ほど経過した時期、帰路何気にアクセスしたTwitter情報から即

発信元の書店に向かい・・何とか最後の1冊を入手していた経緯。
混沌の世界情勢、その行く末・・
本書は、現実世界の国際政治を小説に落とし込み、
(2023年)6月を迎え初日に作家 西尾維新さんの『怪人デスマーチの退転』を読了。
西尾維新さん本1冊目『キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘』となった↓
を読み始める前に、再びサイン本販売機会に遭遇し
触手が動いていた経緯。
本書のあらすじを帯裏面から転記すると・・
通算九作目となった伊東潤さんの著書、本作も照準を合わせていたサイン本
入手機会を捉えて購入。
ということで著者(&タイトル)買いで、内容については承知していませんでしたが、本作の主人公は江戸時代を生きた大塩平八郎。
” 人が集まる場所は、犯罪も多くなる。それを取り締まるのが東西町奉行所、すなわち大塩平八郎たちの仕事場だった。”(p10)
大坂を舞台に、
” この大塩平八郎、この世から悪を取り除くことに命をかける所存!」”(p61)
と与力の職に就き使命に生きた大塩平八郎が、後世を想い陽明学の塾を興し人材育成にも傾注しながらも、
” 「このままでは民は飢え死にし、各地で一揆が起こる。そうなれば公儀とて無事では済まぬ」”(p265)
足元で蔓延した惨状に思いを決し立ち上がり、迎えいく最期がクライマックスとして力強く描かれています。
大塩平八郎の名は日本史の講義を通じ脳裏に刻まれていたものの「大塩平八郎の乱」程度の知識にとどまっていましたが、
生きざまを貫くため潔白の最愛の人と袂を分つなどブレず貫かれていった姿勢が見事。
立ち向かった巨悪が権力と結びついていたため、存命中〜没後即思いが成就されることには至らずも流れを形成し、後世の判断に委ねられた部分では、これからも語り継がれる偉人であったものと人物データが更新され、その部分、読中惹き込まれ十二分な読後感を得られました。
小説家・脚本家・演出家 川口俊和さんの『やさしさを忘れぬうちに』を大型連休の最中に読了。
書店に寄せられた色紙の筆跡から内容に関心を抱き
棚に目をやれば最後一冊サイン本が販売されていたことから入手していた経緯。
本書には
第一話 「離婚した両親に会いに行く少年の話」
第二話 「名前のない子供を抱いた女の話」
第三話 「結婚を許してやれなかった父親の話」
第四話 「バレンタインチョコを渡せなかった女の話」
の四話が収録されており、舞台の中心となるのは
続きを読む 川口俊和さんが描いた未来に向かって歩み出すためとある喫茶店を訪れた4人の物語:『やさしさを忘れぬうちに』読了
作家 西尾維新さんの『キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘』を読了。
サイン本が争奪戦となっていた最中、タイミング良く入荷情報に接し、
入手叶っていた一冊。
興味を持ったきっかけはタイトルから匂ってくる独特のワードセンスにもありましたが、あらすじを裏表紙から転記すると・・
サイン本入手機会に乗じ、
手元に引き寄せていた一冊。
買ったは良いが、600ページに及ぶ大作で読み始め前の覚悟に、いざページを捲り始めてから読了に至るまで時間を要することになりましたが、
公的証明が出ないなど心許ない家庭環境、幼少期を過ごした少女が、藁をもすがる思いで頼りにした一癖二癖ある人物との回顧録といった内容。
作家 伊東潤さんの『家康と淀殿 一睡の夢』を読了。
年初(2023/1/10)開催された ↓
本書刊行記念トーク&サイン会で入手していた著書。
満を持して手に取った本書の概要は
” 政治の中心が徳川家に移行したとはいえ、豊臣家中には淀殿(茶々)をはじめとして、復権を図ろうと、虎視眈々と時を待っている者が多くいる。
それを抑えていくためにも、家康は自らが権限を放さず、また長命を保っていかねばならないと思っていた。”(p111-112)
というご時世下、
青山繁晴議員が、昨年(2022年)11月に上梓した『夜想交叉路』読了。
昨年暮れに開催された
刊行イベントに参加して入手していた経緯。
青山繁晴議員の文学は『平成紀』(未読)、『私は灰猫』
に次いで三作目(もっとも大幅加筆前の原案が世に出されたのは25年前)とのことでしたが、「難しかったなぁ」というのが、まず率直なところ。
裏表紙から本書のプロフィールを転機すると