「novel:小説」カテゴリーアーカイブ

筒井康隆さんが描いた一筋縄には行かぬ34のショートショート集『笑うな』読了

筒井康隆さんのスラップスティックでブラックな味のショート・ショート集との『笑うな』を読了。

上記、紹介文は裏表紙から借用しましたが、

裏表紙に書かれている作品紹介

購入時はタイトルの『笑うな』に気配を感じ ^^それ以外の詳細は情報は承知しておらず、

手にした軽度な重量感、解説を含め300ページに迫るボリュームに「分厚いな、、」なんてやや腰が引けたものの

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山里亮太さんが妄想した女優&アイドルたちとの16の物語:短編妄想小説集『あのコの夢を見たんです。』読了

南海キャンディーズ 山里亮太さんが、小説に初挑戦した

短編妄想小説集『あのコの夢を見たんです。』を読了。

山里亮太さんの誕生日(4月14日)に開催された(本書)刊行記念イベントで入手していた作品。

出典:山里亮太さんTwitter(画像はアカウントにリンク)

実在の人物登場の妄想ストーリーズ

本書は、

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泉麻人さんが描いた、昭和が薫る舞台で還暦世代が一つ屋根の下で織りなした人間模様:『還暦シェアハウス』読了

泉麻人さんが、2015年に発表した書き下ろし小説

『還暦シェアハウス』を読了。

妻との別居生活を余儀なくされ、風俗通いの副作用にも直面した主人公が、心機一転思い立った

” 55歳以上、まぁ還暦世代のシニアの方々を対象にしたシェアハウス “(p17)

を舞台に繰り広げられる人間模様、住人同士が居を去った住人のルーツを探るべく出た旅・・

といった筋立てでストーリーが展開されていきます。

昭和漂い、分岐点に差し掛かった者たちの・・

サイン本入手がきっかけで本作を知り、コラムのイメージが強く泉麻人さんに小説のイメージなかったですが、

購入した本に書かれていたサイン

例えば

 ” フロアーのジュークボックス <ワーリッツァー3000 > から、練習曲に選ばれたスタイリスティックスの「ロッキンロール・ベイビー」が流れている。”(p72)

曲名まで落とし込まれたディテールに、

「これ必要かな・・」と感じさせられるHな場面設定に(笑)に、そこから更に官能小説を彷彿とさせられる描写に・・

断続的に読み進めていたこともあり、没入には至りませんでしたが、

中年のロマンというのか、「(こういうこと)ありそうだなぁ」といった現実感あるストーリーを泉麻人さんならではの斬り口で浸ることが出来ました。

筒井康隆さんが描いた現実とファンタジーが入り混じった世界の十一の顛末:『おれに関する噂』読了

筒井康隆さんの『おれに関する噂』を読了。

一度耳にしたら(恐らく)忘れないであろうタイトルのインパクトに惹かれ

内容が気になって入手。もっとも内容については承知しておらず、「もしやエッセー集か?」と思いきや

 ・蟻

 ・おれに関する噂

 ・養豚の実際

 ・熊の木本線

 ・怪奇たたみ男

 ・だばだば杉

 ・幸福の限界

 ・YAH!

 ・講演旅行

 ・通いの軍隊

 ・心臓に悪い

なるタイトルが収録された短編集。

例によって主に移動時に読み進めることになったため、作品によってはバックグランドが頭にしっかり描き切れなかったものもありますが、

短編集のタイトルに掲げられた『おれに関する噂』は

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重松清さんが読み手に問うた働くこと、そして生きること・・:『ニワトリは一度だけ飛べる』読了

作家 重松清さんの『ニワトリは一度だけ飛べる』

を読了。

発売直後のタイミングに入手。

3月上旬、ふらっと立ち寄った書店でサイン本を見つけたことがきっかけで購入。

購入本に書かれてあったサイン

冒頭、

” この物語は、平成の半ば頃、とある冷凍食品会社で起きた内部告発事件をめぐる。ささやかなゲリラ戦の記録である  ー。

筆者はこの物語を事件の直後、二〇〇二年から翌年にかけて、いったん週刊誌連載で発表したものの、

諸般の「事情」があって(小説と銘打ち、戦記というよりむしろ寓話に仕立てあげたつもりでも、やはり少なからぬ関係筋を刺激することになってしまったのだ)、単行本化を見送った。

しかし、平成が終わろうとする頃になって状況が大きく変わった。 (以下省略)”

と只ならぬ但書き?を受けて始まる本編は

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筒井康隆さんが描いたスパイがはびこる社会、核が拡散された世界 etc:『アフリカの爆弾』読了

筒井康隆さんの『アフリカの爆弾』を読了。

数多ある筒井作品の中でも代表作に数えられることを承知していて、

しばし、頭の読みたいリストに載っていて巡ってきたこのタイミング。

最初、長編かと思いきや

 ・ 台所にいたスパイ

 ・ 脱出

 ・ 露出症文明

 ・ メンズ・マガジン一九七七

 ・ 月へ飛ぶ思い

 ・ 活性アポロイド

 ・ 東京諜報地図

 ・ ヒストレスヴィラからの脱出

 ・ 環状線

 ・ 窓の外の戦争

 ・ 寒い星から帰ってこないスパイ

 ・ アフリカの爆弾

の12作収録。

スパイ、人気俳優、異空間等・・

どのような話しが収録されているか、巻末の平岡正明さんの「解説」から拾うと

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ビートたけしさんが綴った師匠 深見千三郎さんとの日々:『フランス座』読了

ビートたけしさんの『フランス座』を読了。

昨年(2018年)末、ふら〜っと立ち寄った書店で、本書のサイン本を見つけ

無造作?に少量平積みされていたサイン本に即反応。

「これは〜!」と反応して、即レジへ向かい購入。

その後、一旦家の中で行方不明となったものの・・ 見つけ出したタイミングで読み始め。

サイン目当てで、内容は二の次というようなところもありましたが、

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清武英利さんが描いた、巨悪に挑んだ名もなき刑事たちの生きざま:『石つぶて』読了

ノンフィクション作家 清武英利さんの『石つぶて」を読了。

先月(2018年11月)開催された清武英利さん登壇イベント時↙️

<< 2018年11月22日投稿:画像は記事にリンク >> 清武英利さんが語った、幸運が尽きた後でも前向きな人たちの生きざま:『プライベートバンカー完結版』発売記念 清武英利トークショー 参加記

ちらっと本書に言及した部分から興味を持ち購入していたもの。

社会を揺るがした一大事件のリバースアングル

描かれているのは・・

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