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古賀茂明さんが明かす、日本の「中枢」の実態と、日本が抱える深刻な問題:『国家の共謀』読み始め

元 通商産業省(現 経済産業省)の官僚で、現在は「改革はするが、戦争はしない」をスローガンに掲げる市民の集まりフォーラム4を主宰されている古賀茂明さんの

『国家の共謀』を読み始め、第六章まであるうち第二章までを読み終えたので、そこまでのおさらい。

 第一章 軍事大国の野望に燃える安倍政権

 第二章 今やカジノ一本槍になった成長戦略

 第三章 経産省が日本を滅ぼす!?

 第四章 首相スキャンダルと政官の堕落

 第五章 関心事は人事ばかりの官僚たち

 第六章 ”対抗勢力”に未来を託せるか?

という目次立てをもとに、古賀茂明さんらしい赤裸々な論が展開されています。

安倍政権の外交姿勢

私自身は緊迫する近隣国との情勢から憲法改正に前向きな立場となっていますが、

本書では、

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小沢一郎先生が語った権力の本質、直面する危機、そして日本人への思い:『小沢一郎の権力論』読了

『小沢一郎の権力論』を読了。

日刊現代ニュース編集部長 小塚かおるさんが、小沢一郎先生を

” 口下手で誤解されやすい人。しかし、75歳の今も熱い思いを持ち続けている人。本書でその一端を少しでも伝えることができたとすれば本望だ。”(p238)

本書の最後「あとがき」で語られており、小塚かおるさんの質問に、小沢一郎先生が応える形で構成されています。

 序章 安倍政権の死角

 第1章 これが権力のリアリズムだ

 第2章 あの「政権交代」の真相

 第3章 私が見た田中角栄

 第4章 政治は誰のものか

 第5章 基本政策・安全保障、憲法、脱原発・・・

 第6章 日本人よ、自立せよ

 終章 私は戦う

といった目次立てて、目立ったのは

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青山繁晴議員と4時間半、国内外の諸問題と向き合い、考えさせられてきた:「第73回独立講演会 参加記

2018年最初の青山繁晴参議院議員登壇の独立講演会に参加。

会場は昨年(2017年)11月以来となる東京ビックサイト

昨年(2017年)7月に参加して以来、

<< 2017年7月24日投稿:画像は記事にリンク >> 青山繁晴議員登壇の「第67回独立講演会」に行き、日本の現状を憂い、熱い祖国愛を感じてきた

東京、関西の隔月開催で、東京開催で4回連続の参加。

青山繁晴議員と向き合う4時間半

内容はオフレコとのお達しで、興味関心お有りの方は、是非会場(次回の東京開催は3月18日)へと思いますが、

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2018年始のちょっとお堅い積読状況(小沢一郎、古賀茂明、佐藤優 & 副島隆彦)

年明けの積読本(読む本)状況。

年末年始にかけて、全366ページの『残酷すぎる成功法則』を読んでいたため

<< 2018年1月6日投稿:画像は記事にリンク >> 橘玲さん監訳、エリック・バーカーが裏付けとともに導き出した実社会で成功を生みだす要素:『残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する』読了

ちょっと溜まり気味。

そんなんで、もっか2018年の1冊目(読了では2冊目)は、久々の小沢一郎先生本。

安倍晋三首相と田中角栄元首相の権力行使の在りよう(比較、糾弾)に、

” あの時は民主党と検察一緒になって、あいつは悪い、悪いって、誰も僕のことをバックアップしようともしないんだもの。ひどいもんだったな “(p49)

といった嘆き節に、回顧録的な要素あり。

数日で読了といった目算ですが、4冊ずらっと並べてみると

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鈴木宗男、佐藤優両先生登壇の勉強会で、中東情勢、朝鮮半島情勢、北方領土問題・・ さまざま考えさせられてきた:「東京大地塾」参加記 ⑪

月次で開催されている新党大地主催の勉強会 に参加。

先月↓に続いての参加で、

<< 2017年11月17日投稿:画像は記事にリンク >> 鈴木宗男、佐藤優両先生登壇の勉強会で、衆議院議員選挙結果の深読み、日馬富士関の暴行報道から読み解ける潮流など、いろいろ考えさせられてきた:「東京大地塾」参加記 ⑩

今回の「エルサレム・北朝鮮・北方領土」。

冒頭は鈴木宗男新党大地代表の挨拶で、未だマスコミを賑わせている相撲界で起きた暴力問題について・・

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イアン・ブレマーに学ぶ、中心性が失われゆく世界で唯一の超大国アメリカの進むべき道:『スーパーパワー Gゼロ時代のアメリカの選択』読了

グローバルな政治リスク分析・コンサルティング分野をリードするユーラシア・グループを率いるイアン・ブレマーの

257ページ(+謝辞、解説)に及ぶ分量とともに、内容の専門性も高く、読了までパワーを要しましたが、

理解が不十分であった箇所などは、巻末の慶應義塾大学 神保謙准教授「解説」で、補足が出来るものと思います。

世界の中のアメリカ、日米関係のアメリカ

読了に至る過程でポイントと捉えた箇所を抜粋すると・・

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イアン・ブレマーに学ぶ、中心性が失われゆく世界で唯一の超大国アメリカの進むべき道:『スーパーパワー Gゼロ時代のアメリカの選択』中間記

グローバルな政治リスク分析・コンサルティングの分野を牽引する専門家集団ユーラシア・グループを率いるイアン・ブレマーの

『スーパーパワー Gゼロ時代のアメリカの選択』を読み始めてから半分あたりのところまで来たので、そこまでのおさらい。

本を読むきっかけは、NHKの取材にイアン・ブレマー氏が応えている様子を見て、面白そうだな思い、

大型書店に立ち寄った際、幾つかぱらぱらっとめくってみて、しっくりきた一冊が本書。

但し、翻訳本特有の読みづらさに、一つの文章に込められた情報も多く、苦戦気味での読み進め。

本書は・・

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副島隆彦さんと佐藤優先生に学ぶ、表沙汰にはならない世界政治の実態:『世界政治 裏側の真実』読了

評論家 副島隆彦さんと作家 佐藤優先生の対談を収録した『世界政治 裏側の真実』を読了。

サブタイトルに「忍者・佐藤優と狂犬・副島隆彦の手裏剣対談」「インテリジェンスとコンスピラシー」といった文言も付されていますが、

本を手に取った動機は、サイン本が販売されいれていたのを見つけたのがキッカケ。

八重洲ブックセンターで遭遇したサイン本

佐藤優先生本はもう何冊も読んでいたものの、副島隆彦さんは初めて。

本書に書かれていたご両名のサイン

副島隆彦(さん)という衝撃

・・そのせい(初めての副島隆彦さん)で、かなりインパクトありましたが(笑)

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