「PRO-WRESTLING」カテゴリーアーカイブ

吉田豪さんがプロレス、格闘技系本に下した鉄槌と評価:『書評の星座 吉田豪のプロレス&格闘技本メッタ斬り 1995-2004』中間記

日曜日の夜から「はじめに」をゆらゆらと読み始め

<< 2021年3月16日投稿:画像は記事にリンク >> 桜の開花宣言の頃合いに揃いし 積読14冊

上記⬆︎14冊の最高峰と捉えていたプロ書評家、プロインタビュアー、コラムニスト吉田豪さんの

“『ゴン格』以前、判型の小さな『紙のプロレス』で95年に連載が始まり、『紙プロ』休刊後は『紙のプロレスRADICAL』で復活したが04年にトラブルで連載終了となった、オリジナル版『書評の星座』の単行本化である “(p3)

という『書評の星座  紙プロ編   吉田豪のプロレス&格闘技本メッタ斬り 1995-2004』で、六日目となる金曜日、67項目あるうちの33項目目(307/575ページ)まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

本書の出版は、咋夏(2020年)読んだ ⬇︎が、

<< 2020年8月10日投稿:画像は記事にリンク >> 吉田豪さんがプロレス、格闘技系本に下した鉄槌と評価:『書評の星座 吉田豪の格闘技系本メッタ斬り 2005-2019』読了

売れたことで出版に至ったとのこと。続編となりますが、時間軸は遡ることに。

鉄槌の矛先

出版前、吉田豪さんが原稿を読み直され(→適宜修正)、

” 本の内容に関してはいくらでも罵っていいといまでも思っているし、その点に関しては当時から意外なぐらいに批判しているんだなと思った次第。”(p4)

と書かれていて、その矛先は、

続きを読む 吉田豪さんがプロレス、格闘技系本に下した鉄槌と評価:『書評の星座 吉田豪のプロレス&格闘技本メッタ斬り 1995-2004』中間記

『書評の星座 紙プロ編:吉田豪のプロレス&格闘技本メッタ斬り 1995-2004』刊行記念トークイベント 吉田豪 x 玉袋筋太郎「あの頃を語ろう」視聴記

金曜夜、開放感に浸りながらオンラインで、

出典:ジュンク堂池袋本店/実用書・地図・文具担当Twitter(画像はtweetにリンク)

書評の星座 紙プロ編:吉田豪のプロレス&格闘技本メッタ斬り 1995-2004』刊行記念トークイベント 吉田豪 x 玉袋筋太郎「あの頃を語ろう」を(アーカイブ)視聴。

詳細については「no Tweet」とのお達しに、下記 tweetによると

出典:堀江ガンツさんTwitter(画像はtweetにリンク)

(2021年)4月紙上公開予定である模様で、この場で言及しませんが、

続きを読む 『書評の星座 紙プロ編:吉田豪のプロレス&格闘技本メッタ斬り 1995-2004』刊行記念トークイベント 吉田豪 x 玉袋筋太郎「あの頃を語ろう」視聴記

葛西純選手がデスマッチで体現してきた生きざま:葛西純 自伝『CRAZY MONKEY』読了

プロレスリングFREEDOMS所属 プロレスラー葛西純選手自伝『CRAZY MONKEY』読了。

私は未参加ながら、年初の緊急事態宣言発出直後のイベント告知から

出典:書泉ウェブサイト(画像はイベント概要にリンク)

瞬く間に満席となった動きから関心を抱き、サイン本販売機に

入手のきっかけとなったサイン本.-

反応し手元にしていた著書。

運命の「陰性」結果

高校生時分、漠然とプロレスラーへの憧れを抱くも

” 俺っちの身長は170センチちょいで止まりそうだったし、体重も55キロくらいしかなかった。

「ウエイト部」の活動でそこそこ筋肉はついてたけど、ガリガリだし、そんな体の人間がプロレスラーになれるはずがないと思っていた。”(p040-041)

という当時の心境から、卒業後、上京し警備会社に就職。

” 上京して、プロレスラーか格闘家になるという夢を忘れかけてしまった俺っちは、風俗通いしたあげく、HIVに感染したんじゃないかと思い詰めていた。”(p049)

と自堕落への嫌悪感から

” 俺っちの人生は何だったのか。自問自答したあげく、じゃあ、これで陰性だったら、本当に自分のやりたかったことをやろう。

今やっているガードマンの仕事を辞めて、プロレスの入門テストを受けようと決意した。”(p050)

と検査結果から疑念も晴れ、大日本プロレスの門を叩きデビュー。

” そもそも、どんなタイプのお客さんにも有無を言わせない、痛みの伝わるような試合をしたいという想いがあったからね。

その気持ちは、連日連夜セコンドについて、間近でデスマッチを見ても変わらなかった。”(p072)

との初心が、段々と雪だるま式に膨らみ、常人には想像し得ない世界観を確立。

読み進めている最中、キャリアのターニングポイントになった伊東竜二選手との試合を視聴しましたが・・

続きを読む 葛西純選手がデスマッチで体現してきた生きざま:葛西純 自伝『CRAZY MONKEY』読了

豊嶋裕司さんが振り返ったプロレスマスク職人としての足跡:『巨匠 プロレスマスク職人のパイオニア 豊嶋裕司の真実』鑑賞 &『プロレスマスク道 巨匠の流儀』読了

週末、日本のプロレスマスク職人の草分け豊嶋裕司さんのトークイベントが収録されたDVD『巨匠 プロレスマスク職人のパイオニア 豊島裕司の真実』を鑑賞し、

「一回限り」との条件で平成最後の日に開催されたトークイベント。聞き手は闘道館 泉館長。

豊嶋語録が収録された『プロレスマスク道 巨匠の流儀』を読了。

豊島裕司さんについては承知していなかったものの、闘道館Facebookページで紹介された ⬇︎

続きを読む 豊嶋裕司さんが振り返ったプロレスマスク職人としての足跡:『巨匠 プロレスマスク職人のパイオニア 豊嶋裕司の真実』鑑賞 &『プロレスマスク道 巨匠の流儀』読了

アントニオ猪木さんが振り返った闘いの記録と猪木イズムの源泉:『アントニオ猪木 世界闘魂秘録』読了

アントニオ猪木さんの『アントニオ猪木 世界闘魂秘録』を読了。

本書は、

 第1章 ブラジルで育まれた驚異の体力と直感力

 第2章 力道山没後の単身アメリカ武者修行

 第3章 未知なる強豪との遭遇 パキスタン・ヨーロッパ・アフリあ

 第4章 平和のための熱い闘い  ロシア・キューバ・イラク・北朝鮮

 終章 馬鹿になれ、恥をかけ  〜 すべての日本人へ

という章立てのもと、先月(2020年11月)読んだ時期を同じくして刊行された

<< 2020年11月17日投稿:画像は記事にリンク >> アントニオ猪木さんが燃えて駆け抜けてきた生涯:『猪木力 不滅の闘魂』読了

『猪木力 不滅の闘魂』と同じく、自伝的内容ではあるもののタイトルに沿って

1970年代のヨーロッパ遠征の

続きを読む アントニオ猪木さんが振り返った闘いの記録と猪木イズムの源泉:『アントニオ猪木 世界闘魂秘録』読了

アントニオ猪木さんが燃えて駆け抜けてきた生涯:『猪木力 不滅の闘魂』読了

プロレス界が輩出したレジェンド アントニオ猪木さんの『猪木力  不滅の闘魂』を読了。

本書は、

 第1章 プロレスは哲学だ

 第2章 興行師アントニオ猪木

 第3章 闘魂の記憶

 第4章 闘う男たちに花を

 第5章 闘魂の遺伝子 ー 師弟対談 アントニオ猪木x前田日明

 第6章 元妻、娘、息子へのメッセージ

 第7章 妻・田鶴子の愛と生きる重み

 第8章 コロナ時代の「元気」

 第9章 命が輝く時

の章立てに沿って構成され、

” 思えば、あの朝露を踏んだ感触が俺にとって俺にとって「アントニオ猪木」になる「道」の第一歩だった。”(p18)

と、十四歳で家族でブラジルに移住した時の頃の振り返りから

続きを読む アントニオ猪木さんが燃えて駆け抜けてきた生涯:『猪木力 不滅の闘魂』読了

新根室プロレス サムソン宮本さんの追悼イベント「ありがとうサムソン宮本」参加記

闘病支援イベントとして、イベント発表時は「行きたいなぁ」と思っていたところ

<< 2020年9月12日投稿:画像は記事にリンク >> 追悼 新根室プロレス サムソン宮本さん

訃報を知らされ⬆︎主旨も追悼イベントに変わり、「これは(行かねば)!」との心情に駆られた

開演45分前に入場し、2列目中央の座席を確保.-

ありがとうサムソン宮本」(第2部)に参加。

アンドレザ・ジャイアントパンダという衝撃

前半は、新根室プロレスの注目度を一躍全国区にしたアンドレザ・ジャイアントパンダと3度対戦歴がある

スタン・小林選手(大日本プロレス)と鈴木健.txtさん

大日本プロレス スタン・小林選手と進行役の鈴木健.txtさんのトーク。

釧路青雲台体育館で行われたスタン・小林選手とアンドレザ・ジャイアントパンダの初戦.-

対戦時のエピソードに、次第にアンドレザ・ジャイアントパンダの人気が高まっていき、希望していた4度目の対戦が叶わなかったことに、

続きを読む 新根室プロレス サムソン宮本さんの追悼イベント「ありがとうサムソン宮本」参加記

内藤哲也選手の連載本から感じ取れたトランキーロな世界観:『手のひら返しdeあっせんなよ 内藤哲也のホンネ録』読了

新日本プロレス 内藤哲也選手の『週刊プロレス』での連載が、単行本化された『手のひら返しdeあっせんなよ 内藤哲也のホンネ論』を読了。

先頃、発売された自伝のサイン本入手を試みるも・・

出典:新日本プロレスTwitter(画像はTweetにリンク)

箸にも棒に掛からず、人気の絶頂ぶりを知るに至り、

プロレス総選挙THE FINAL 出典:Number web(画像は投票結果にリンク)

「何か他(の著書)で・・」と物色していた際、本書のサイン本に巡り合った経緯。

唯一無二なるあやかりたくなる世界観

本編前の「まえがき」に、

続きを読む 内藤哲也選手の連載本から感じ取れたトランキーロな世界観:『手のひら返しdeあっせんなよ 内藤哲也のホンネ録』読了