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岸田奈美さん × 奥野克巳さん × 吉田尚記さん トークイベント「何も持ってないけど、家族みんなで幸せに生きてます。」参加記

今週末(2025/4/19-20)は予定がオープンであったところ土曜日の朝、「これまだ受付けてるいるのかぁ」と岸田奈美さんの登壇から気になっていた

真夏日となった土曜の昼下がり、思い立って西新宿へ

岸田奈美さん×奥野克巳さん×吉田尚記さん トークイベント――「何も持ってないけど、家族みんなで幸せに生きてます。」と題されていたイベントに急遽参加。

参加に傾いたのは同じく登壇される文化人類学者奥野克巳教授の著書 ↓

<< 2019年1月9日投稿:画像は記事にリンク >> 人類学者 奥野克巳教授が問うた「こうである」が一切ない世界からの学び:『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民』読了

を6年前(2019年1月)に読んでいたことも後押し。

定刻を迎えニッポン放送アナウンサー吉田尚記さんが登壇、イベントの主役である奥野克巳教授が体調不良ながら今向かっており来るとすれば40分後くらいになると意表を突かれるスタート。

そこから到着済みの岸田奈美さんが呼び込まれ、案の定?! 会場のブックファースト新宿店を目指した際、迷ったとのお話しに、

出典:岸田奈美さん X(画像はpostにリンク)

数日東京でお仕事されるとのことで宿を探したもののどこも高額で栃木で宿を工面したという岸田奈美さんらしい入りから次第に本編へ ^^

語られた内容に関しては後日記事になるそうで、そちらに譲りたく思いますが、

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養老先生と中川恵一先生から学ぶ がんになるということ:『養老先生、がんになる』読了

養老孟司先生と中川恵一東京大学大学院医学系研究科特任教授の共著『養老先生、がんになる』を読了。

サイン本入荷情報にタイミング良くアクセスし

重たいテーマながらサイン本確保で学びの機会に

入手していた著書。

本書は「はじめに」を執筆された中川恵一先生によると

” がんの治療には時間がかかります。本書では4月末に肺がんが発見されてから、抗がん剤の途中までの3ヵ月ほどを取材し、私と養老先生の2人で、その間にどんなことがあったのかをまとめました。”(p4)

というもの。

 序章 父  養老孟司ががんになった 養老暁花

 第1章  養老先生、肺がんになる  養老孟司

 第2章  養老先生、抗がん剤治療を受ける  中川恵一

 第3章  抗がん剤をしながら念願の虫展開催  養老孟司

 第4章  養老先生の放射線治療の前に  中川恵一

 第5章  東大病院は患者にやさしい病院に変わってきた  養老孟司 x 中川恵一

の章立てに沿って、

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養老孟司先生の読書(書評集)を通じて学べた:『時間をかけて考える  養老先生の読書論』読了

養老孟司先生の『時間をかけて考える  養老先生の読書論』を読了。

タイミング良くサイン本入荷情報に

出典:紀伊國屋書店 新宿本店 X(画像はpostにリンク)

アクセス出来、入手していた経緯。

本書は、タイトルからてっきり本の読み方?

” 定期的に書評を書いていると、こんなに溜まるものか、と思う。本書で二つ目の書評集である。”(p2)

と思いきや書評集で、

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養老孟司先生に学ぶ 心を解くものの見方、捉え方:『ものがわかるということ』読了

東京大学名誉教授、医学博士、解剖学者 養老孟司先生の『ものがわかるということ』を読了。

サイン本入手機会を捉え

販売情報に即応してサイン本を入手

手元に引き寄せていた著書。

諸行無常を心得る

本書は

” 八十代の半ばを超えて、人生を振り返ってみると、わかろうわかろうとしながら、結局はわからなかった、という結論に至る。それで「わかるとはどういうことか」という本が生まれたわけで、結論があるはずがないのである。”(p004)

という養老孟司先生が辿った思考の軌跡を経て論が展開されています。実際、最終頁まで目を通しても結論が示されているわけではないながら

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養老孟司先生の視点で紐解かれた読書の手引き:『<自分>を知りたい君たちへ  読書の壁』読了

養老孟司先生の『<自分>を知りたい君たちへ  読書の壁』を読了。

養老先生のサイン本ということで、

サイン本という点に反応して購入

内容を確認せず購入。

てっきりタイトルから(たとえば)新社会人向けなどをターゲットにした本で、自分は対象から外れていると思いきや・・

実際は

” 私が毎日新聞に五週に一回ほどの頻度で書いていた書評を選んで本にしたいといってこられた。”(p2)

という書評集で、

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養老孟司先生が寄せた亡き猫 まるへの想い:『まる ありがとう』読了

養老孟司先生が、亡き猫 まるへの想いを一冊にまとめた『まる  ありがとう』を読了。

サイン本販売情報に反応し

「あるかな〜?」と売場に足を踏み入れ、意図した通りに確保!という展開

入手していた経緯。

養老孟司先生を熱心にフォローしておらずとも、養老家の一員に猫がいて、その名が「まる」であることを承知していましたが、

冒頭の「まえがき」で、

” まるの死について、あちこちから感想を聞かれることがあった。”(p1)

との前段を受けて、

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養老孟司先生と中川恵一先生が交わした、医療、人生、死との向き合い方:『養老先生、病院へ行く』読了

養老孟司先生と、中川恵一東京大学大学院医学系研究科特任教授の共著『養老先生、病院へ行く』を読了。

サイン本入手機会に

出典:紀伊國屋書店新宿医書センターTwitter(画像はTweetにリンク)

即応して購入。

本書は

 第1章 病気はコロナだけじゃなかった(養老孟司)

 第2章 養老先生、東大病院に入院(中川恵一)

 第3章 なぜ「医療」と距離をとるのか?(養老孟司)

 第4章 なぜ病院へ行くべきなのか?(中川恵一)

 第5章 特別鼎談 養老先生、どうして病院に行くのが嫌なの?(養老孟司 x 中川恵一  x ヤマザキマリ)

と章立てされ、

 ” ご無沙汰しています。今回は私自身のことですが、昨年から体重が70kg台から50kg台まで落ちて(以下省略)”(p45)

と医療機関の推薦、紹介を求める養老孟司先生発信メールが、中川恵一先生に届き、

当初予定されていた7月の受診が、養老孟司先生の予定が同月に立て込み、6月に前倒ししたことで

” 結果的に、養老先生は6月24日に東大病院の私の外来を受診しました。今にして思うと、7月まで待っていたら、どうなっていたかわかりません。”(p48)

と進行していた心筋梗塞が、実は緊迫の状況にあった当時の回想録に始まり、

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