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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ワラビーズ、スプリングボクスに連勝ならず(ザ・ラグビーチャンピオンシップ 2025)

ワラビーズ、スプリングボクスに連勝ならず(ザ・ラグビーチャンピオンシップ 2025)

” 南半球4か国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ(TRC)」、南アフリカ代表“スプリングボクス”対オーストラリア代表“ワラビーズ”の第2テスト。先週の第1戦は世界ランキング6位のオーストラリアが逆転勝利する衝撃の幕開けとなった。敗れた南アフリカはランキング首位から3位に転落した。

ホームでの連敗阻止が至上命題の南アフリカは、立ち上がりからペナルティの得点チャンスで着実に加点。前半6分までにPGを2本決めて6点を先行した。

第1戦の勝利で自信をつかんだオーストラリアも強みを見せる。8分、敵陣のスクラムでFKを獲得すると、SHニック・ホワイトがクイックタップから左に展開、初キャップのWTBコーリー・トゥールが素早く反応して抜け出しトライをマークした。SOジェームズ・オコナーが鋭い位置からのコンバージョンを決めて逆転に成功する。(7-6)

キックの再獲得で前進する南アフリカは、11分にSOハンドレ・ポラードが右サイドのスペースに放ったキックパスがWTBキャナン・ムーディーにつながりトライ(G)。再びリードを奪った。

さらに35分、左サイドのラインアウトからの展開で、急遽NO8で先発出場のクワッガ・スミスが中央で相手を弾きながらグラウンディング。20点を重ねた。オーストラリアは前半ラストプレーのPGで3点を返した。

20-10の南アフリカリードで後半がスタート。スコアが動いたのは7分、オーストラリアが左サイドのスクラムから右サイドにキック、乱れたボールがWTBマックス・ジョーゲンセンの手に収まり右中間にトライ(G)。3点差に迫った。(17-20)

南アフリカが17分のPGでリードを広げると、オーストラリアは28分にラインアウトモールからトライをマーク。1点差に捉えた。(22-23)

絶対に負けられない南アフリカはここから強さを発揮。敵陣深い位置の中央で相手が犯したノックフォワードからマイボールスクラムのチャンスを得ると、展開から34分にLOエベン・エツベスが左中間でトライライン上にボールを押さえてリードを広げた。(30-22)

8点差のオーストラリアはPGで迫ろうとするも、キッカーのSOオコナーが膝を痛めた影響か、2本中2本が外れる。結果的にフルタイムまでスコアは動かず、30-22で南アフリカが第1戦のリベンジとなる勝利を収めた。

TRCで2国が競う「ネルソン・マンデラ・チャレンジ・プレート」は、1勝1敗となったことで南アフリカが防衛に成功。この試合では勝利の勝ち点4を獲得した。

一方、敗れたオーストラリアは7点差以内の敗戦で得られるボーナスポイントも得られず、勝ち点を加えることができなかった。

9月6日の第3節、南アフリカはアウェイでニュージーランドと、オーストラリアはホームでアルゼンチンと対戦する。”(出典:RUGBY REPUBLIC

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ワラビーズ、スプリングボクスに3年ぶりに勝利(ザ・ラグビーチャンピオンシップ 2025)

ワラビーズ、スプリングボクスに3年ぶりに勝利(ザ・ラグビーチャンピオンシップ 2025)

” 南半球4か国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ(TRC)」の開幕戦。ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの3連戦でチームビルディングを進めてきた世界ランキング6位のオーストラリア代表“ワラビーズ”が、昨年王者で同1位の南アフリカ代表“スプリングボクス”が無類の強さを誇るエリスパークに乗り込んだ。

試合開始早々、南アフリカが圧力をかけて前進。フェーズを重ねて左サイドにスペースを作りWTBカート=リー・アレンゼが2分にトライをマーク。SOマニー・リボックのコンバージョンも決まり7点を先行した。

その後もペースをつかむ南アフリカは、9分のPGと12分のCTBアンドレ・エスターハイゼンのトライでリードを15点に広げた。続く18分、22mライン内に侵入してポイントを作るとキャプテンのNO8シヤ・コリシがピック、相手を抜き去り中央にトライ(G)をマークした。(22-0)

20分を過ぎるとオーストラリアも徐々に反撃の糸口をつかむ。29分、深い位置まで攻め込み左へ展開すると、SOジェームズ・オコナーがダブルタックルを受けながらオフロード、大外につないでWTBディラン・ピーチがチーム初トライを決める。前半は22-5の南アフリカリードで折り返した。

後半最初のスコアはオーストラリアに入る。攻め込んだ後半3分、裏をかくようなFW同士の近場のパスからキャプテンNO8ハリー・ウィルソンが抜け出してトライ(G)。さらに18分、CTBジョセフ=アウクソ・スアリイが自陣のインターセプトから走り切り追加点、3点差に迫った。(19-22)

エリスパークのスプリングボクスファンの間に不穏な空気が漂い始める中、オーストラリアがその勢いをスコアボードに刻む。24分、FBトム・ライトが急加速から突破すると、フォローに走ったNO8ハリー・ウィルソンが自身2本目のトライ(G)で逆転した。

追う展開となった南アフリカは流れを引き戻すことができない。一方のオーストラリアはビッグゲインからWTBマックス・ジョーゲンセン、FBトム・ライトがトライを重ねて、さらにリードを広げた。

最終スコアは38-22。オーストラリアが2022年以来の南アフリカ戦勝利を、標高1700m超のヨハネスブルグでつかんだ。ワラビーズのエリスパークでの勝利は62年ぶりの快挙だ。

ワラビーズは勝利の勝ち点4に加え、3トライ差以上のボーナスポイント1点も手にした。一方、スプリングボクスは勝ち点を得ることができず。両チームは翌週の24日、ケープタウンでの第2戦に臨む。”(出典:RUGBY REPUBLIC

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ワラビーズ、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズに一矢報いシリーズ1勝2敗で終える

ワラビーズ、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズに一矢報いシリーズ1勝2敗で終える

” ホームユニオン4か国のトッププレーヤーが4年に1度集結するブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ(B&Iライオンズ)の、オーストラリア代表“ワラビーズ”との最後のテストマッチ。ここまで2勝のライオンズがシリーズ勝ち越しを決めている。

一矢を報いたいオーストラリアが序盤から試合の流れをつかむ。雨が降り注ぐコンディションの中、深い位置へのキックから相手のキャリーバックを誘うと、トライライン目前のスクラムからフェーズを重ね、前半8分に大外でパスを受けたWTBディラン・ピーチが左スミに飛び込み先制トライをマークした。

その後もポゼッション、テリトリーで上回るオーストラリアが試合を優位に進めるが、ライオンズの守備も奮闘。キャプテンのLOマロ・イトジェが脳震盪と診断されて交替となるアクシデントが起きながら、失点を34分のPGのみに抑え、8-0のオーストラリアリードで前半を折り返した。

後半開始直後の3分台、周辺で落雷の兆候がみられたことで試合が中断、再開まで約40分を要した。中断直前のプレーでライオンズのLOジェームズ・ライアンが頭を打って負傷交替、先発の両LOを欠く事態となる。

スコアが動いたのは後半15分、ライオンズが中盤から大外への展開を試みるもボールが乱れると、オーストラリアのWTBマックス・ジョーゲンセンが拾って約50mを走り切りトライ。SOベン・ドナルドソンのコンバージョンも決まり、リードを15点に広げた。

ライオンズも反撃する。敵陣でのキックから再獲得でチャンスを得ると、ペナルティを誘いながらトライラインに迫る。22分にタップキックからフェーズを重ねて、唯一のウエールズ代表であるFLジャック・モーガンが左中間を押し込みトライ(G)。8点差に迫った。(7-15)

再び流れをつかんで攻め込むオーストラリアに対し、ライオンズはペナルティが重なりPRローナン・ケラハーがイエローカードを受ける。31分、数的有利のオーストラリアは途中出場のSHテイト・マクダーモットがラックサイドの狭いスペースに体をねじ込んでトライ(G)。勝利を大きく手繰り寄せた。

ライオンズが終盤にFWを中心に押し込んで1トライを返したところでフルタイムに。最終戦でプライドを見せつけたワラビーズが22-12で勝利をつかんだ。”(出典:RUGBY REPUBLIC

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宮本慎也さん、廣瀬俊朗さんが語ったチームを率いて得られたもの:『キャプテンの言葉』読了

プロ野球 ヤクルトスワローズ(東京ヤクルトスワローズ)の黄金期を担った宮本慎也さんと、ラグビー 東芝ブレイブルーパスに日本代表でも活躍された廣瀬俊朗さんの対談本『キャプテンの言葉』を読了。

(2025年)5月、ゴールデンウィーク明け、ぷら〜っと立ち寄った書店内で

残り2冊となっていたうちの1冊を確保.-

サイン本を見つけ購入していた著書。

はじめに

 第1章  それぞれのルーツ

 第2章  キャプテンの苦悩

 第3章  言葉の力

 第4章  名将たちの教え

 第5章  日本代表

 第6章  令和の指導論

 第7章  今後のビジョン

の章立てに論が展開。

冒頭 「はじめに」で

” こうしたチームスポーツにおいては、プレーヤー(選手)は指揮官である監督(ヘッドコーチ)によってコントロールされるが、チームの指揮系統は必ずしもその一本の縦のラインだけで成立するものではなく、選手間における優秀な「リーダー」の存在は、チームが勝利を目指すうえで不可欠とされている。「チームリーダー」が選手のまとめ役として、そして監督と選手のつなぎ役として有機的に機能することで、強られていくのだ。”(p3)

という前段を受け、それぞれのプロフェッショナルまで上り詰めた競技でキャプテンのイメージ強いお二人、7ー3程度の割合で宮本慎也さんがお話しをリードされている印象で

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ワラビーズ、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの初戦敗れる

ワラビーズ、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの初戦敗れる

” ホームユニオン4か国のトッププレーヤーが4年に1度集結するブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ(B&Iライオンズ)。オーストラリア代表“ワラビーズ”とのテストマッチ第1戦がブリスベンでおこなわれた。

前半2分、ゲーム最初のペナルティでショットを選択したライオンズ。SOフィン・ラッセルのキック成功で3点を先制すると、その後もペースをつかみ9分に右中間でラインブレイクしたCTBシオネ・トゥイプロトゥのトライ(G)で10点を先行した。

ビハインドのオーストラリアは29分に自陣からのキックをWTBマックス・ジョーゲンセンが再獲得、右サイドを走り抜くトライで5点を返した。しかしライオンズは流れを渡さない。36分にペナルティからタップで攻めた3フェーズ目、FLトム・カリーが左中間を押し込んで7点を追加、17-5のスコアで前半を折り返した。

後半2分、ライオンズがラインアウトのスティールからビッグゲイン、最後は右大外でHOダン・シーハンがトライ(G)、リードを広げた。

10分を過ぎるとオーストラリアが攻め込む時間が多くなるが、なかなかスコアには至らない。待望のトライは28分、深い位置でのラインアウトからFWを中心に攻め込み、FLカルロ・ティッツァーノが左中間にグラウンディング。7点を返した。(12-24)

ライオンズが34分にPGでリードを安全圏に広げてから、オーストラリアは39分にSHテイト・マクダーモットがラックサイドを抜けてトライ(G)を決めてフルタイムに。ワラビーズとの第1テストマッチは27-19でライオンズが制した。

ライオンズは22日にオーストラリア先住民と太平洋諸国の連合チーム「ファーストネーションズ&パシフィカXV」と対戦した後、26日と8月2日にワラビーズとのテストマッチを戦う。”(出典:RUGBY REPUBLIC

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ワラビーズ、フィジーを接戦で振り切る

ワラビーズ、フィジーを接戦で振り切る

” オーストラリア代表“ワラビーズ”は、7月6日のフィジー代表戦に向けた36名のスコッドを6月19日に発表した。

FW20名、BK16名の構成で、2024年にテストマッチデビューを飾ったばかりのFL/NO8カルロ・ティッツァーノ、WTB/FBハリー・ポッターらのプレーヤーが17名と半数近くを占める一方、元キャプテンのHOデイヴィッド・ポレッキのようなベテランも選出された。ワラビーズ歴代最多143キャップのPRジェームズ・スリッパーも名を連ねた。

スーパーラグビー・パシフィックのシーズン中の5月に顎を骨折した、WTB/FBジョセフ=アウクソ・スアリイもスコッドに入っている。テストマッチ出場歴のないアンキャップトプレーヤーは、FL/NO8ニック・チャンピオン・ドクレスピニー、WTB/FBコーリー・トゥールの2名のみ。

ジョー・シュミットHCは「コーチ陣と健全かつ強力な議論を重ね、スコッドとしてハードワークしつながりを持つことができるグループを選抜できたと思います」とコメント。ビッグイベントであるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ戦を控える中、「今はフィジー戦に集中していますし、今年1月以来の再始動ですので、すぐに全力で動き出す必要があります」と、直近のターゲットを示した。 “(出典:RUGBY REPUBLIC

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齋藤隆さんがメジャーリーグに挑戦し体現した進化:『37歳で日本人最速投手になれた理由  これからの日本野球』読了

NPBでは横浜大洋ホエールズ(現 横浜DeNAベイスターズ)を振り出しに、海を渡りMLBではLos Angels Dodgersなどで活躍された齋藤隆さんの『37歳で日本人最速投手になれた理由  これからの日本野球』読了。

(2025年)3月に開催された

<< 2025年3月23日投稿:画像は記事にリンク >> 元メジャーリーガー齋藤隆さんのクールで熱いハートを直に感じてきた:『37歳で日本人最速投手になれた理由』発売記念イベント 参加記

発売記念で入手していた著書。

この本は

” 野球人生の終わり方に悩んだ日本人プロ野球投手が、メジャー行きを決断し、今日が最後になるかもしれないと歩み続ける中で、野球という競技を通してしか起き得なかった奇跡の連続を綴ったものだ。”(p11)

という重み伝わる一文が冒頭に記された齋藤隆さんの回想録。

全238ページに

 第1章  36歳のメジャーリーグ挑戦

 第2章  37歳で日本人最速投手になれたトレーニング

 第3章  パドレスのインターンになる

 第4章  アメリカで学んだ野球ビジネス

 第5章  日本野球の未来を考える

 第6章  NPBでの戦い ー 選手、コーチとして

 第7章  齋藤隆ができあがるまで

の章立てに沿って、多岐に渡る内容が密度濃く綴られているのが印象的。

特に刺さってきた箇所を以下に抜粋すると

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荒木雅博さんの真摯さに2年連続で触れてきた:プロ野球温故知新 〜 オレ流に鍛えられたアライバは誰もが認めるプロ野球界の宝!! 〜 荒木雅博 トークイベント 参加記

先週末(2025/5/18)は中日ドラゴンズで落合博満監督の下、主力としてチームを牽引した

月曜日の正田耕三さん&前田智徳さんに続いて週2度目の紀尾井町サロンホール。運営はシャイニング

荒木雅博さん登壇イベント(トーク+希望者はサイン&ツーショット撮影)へ。

最初のトークでは同じ週に(荒木雅博さんの)熊本工業高校の先輩

<< 2025年5月17日投稿:画像は記事にリンク >> 正田耕三さん、前田智徳さんの先輩後輩トークに三度惹き込まれてきた:プロ野球温故知新 〜 努力と才能が結集した赤ヘル軍団の肝は達人と侍!! 〜 正田耕三 前田智徳 トークイベント 参加記

前田智徳さんイベントに参加していた流れもあり、お二人の関係性について少なからず関心を持っていたところ

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