現役選手は西武ライオンズ(現 埼玉西武ライオンズ)を振出しに四球団、監督として福岡ソフトバンクホークスで幾度も日本一を含め数々の記録を残された工藤公康さんの『数字じゃ、野球はわからない』を読了。
書店にふら〜っと立ち寄った際、サイン本を見つけ

即反応していた経緯。
この本は
” 当たり前の話だが、野球の主役はあくまでも「今、ここでプレーしている人間」だ。そうである以上、野球のことは「数字」だけではわからない。だからこそ野球は面白い。
もちろん、チームが試合に勝つために、選手が成長するためにデータは重要である。しかし、より重要なのは「そのデータをどう活用するか」という、やはり人間の思考と行動のほうだろう。
本書では、そんな数字には表れない野球の面白さ、あるいは奥深さについて、今と昔の野球を比較しながら、思いつくままに私の野球観を記した。また、「今の科学的な野球が正しくて、昔の根性論的な野球は間違っていた」と思われがちな風潮、ある意味、短絡的な野球の見方に対する違和感も執筆の動機の一つになっている。”(p6)
といった思いから上梓された著書。