小泉純一郎元首相が振り返った、議員活動を通じて実現しようとした日本への思い:『決断のとき ー トモダチ作戦と涙の基金』読了

小泉純一郎元首相が、自身の政治家としてのキャリアを振り返った『決断のとき ー トモダチ作戦と涙の基金』を読了。

先月参加した講演会↓の対象書籍で、

<< 2018年3月10日投稿:画像は記事にリンク >> 小泉純一郎元首相が原発ゼロを通じて説く日本への思い:『決断のとき ー トモダチ作戦と涙の基金』刊行記念 小泉純一郎講演会「日本の歩むべき道」参加記

 序章 ルポ・「涙」のアメリカ訪問記 常井健一

 第一章 仁 小泉純一郎

 第二章 義 小泉純一郎

 第三章 礼 小泉純一郎

 第四章 智 小泉純一郎

 終章 「信」を問う 常井健一

という章立てのもと、主として小泉純一郎元首相が語ったことをかつて『小泉純一郎独白』を出版されている

<< 2016年2月26日投稿:画像は記事にリンク >> 小泉純一郎元首相の本音が、本を越えて次々と突き刺さってきた:『小泉純一郎独白』読了

(取材・構成)常井健一さんが、まとめられて上肢された一冊。

小泉純一郎元首相を突き動かした一言

序章と第一章は記述の重複が散見され、引っかかるところもありましたが、先日の講演会のテーマにもなった

トモダチ作戦被害者支援基金」に、小泉純一郎元首相が携わることになった経緯がまとめられており、復習的な意味合いで読めました。

東日本大震災後、韓国行きを変更して復興支援に当たってくれた米兵の

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ワラタス、サンウルブズ戦にワラビーズ選抜メンバー9名先発

ワラタス、サンウルブズ戦にワラビーズ選抜メンバー9名先発

” スーパーラグビーでオーストラリア・カンファレンス2位のワラターズが4月5日に来日し、今週土曜日に東京・秩父宮ラグビー場で開催されるサンウルブズ戦の試合登録メンバーを発表した。

昨年のオーストラリア最優秀選手であるBKイズラエル・フォラウは先週のブランビーズ戦で太もも裏を痛め離脱となり、来日できなかったが、スターターにオーストラリア代表キャップ保持者が9人並ぶ。

攻守にハードワークする大黒柱のFLマイケル・フーパーは先発。やや苦戦気味のスクラムではPRのトム・ロバートソンと代表91キャップのセコペ・ケプがけん引し、

ラインアウトでは82キャップLOのロブ・シモンズと伸び盛りの22歳ネド・ハニガンが安定している。

バックスでは、経験豊富なSOバーナード・フォーリー副将とCTBカートリー・ビールがアタックの柱となり、

昨年オーストラリア代表デビューを果たした元ラグビーリーグ(13人制)スターのカーティス・ロナはアウトサイドCTBで先発。

前節の週間ベストフィフティーンに選出された大型WTBのタンゲレ・ナイヤラヴォロは11番をつけて出場する。

そのほか、ビッグネームではないが、元セブンズ代表のマイケル・ウェルズはチーム屈指のハードタックラーであり、

この試合ではNO8でスタート。6番には、ブレイクダウンのファイトに強いウィル・ミラーが入った。”(出典:RUGBY REPUBLIC

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第2回 AI・人工知能 EXPOで感じてきた近未来

先月に続いて、東京ビックサイトへ。前回はリテールテックJAPANでしたが、

<< 2018年3月8日投稿:画像は記事にリンク >> リテールテックJAPANで感じてきた小売業の今と未来へ向かう先

今回は、第2回 AI・人工知能 EXPO.-

第2回 AI・人工知能 EXPO@東京ビックサイト

最寄り駅に着いて、下車する人混みに「もしや、、」なんて嫌な予感を抱きましたが、

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:世界幸福度ランキング 2018(#10 オーストラリア)

世界幸福度ランキング 2018(#10 オーストラリア)

” 国連はこのたび、世界の主要156カ国を対象とした2018年版の「世界幸福度報告書」を発表し「世界幸福度ランキング」を明らかにした。

幸福度をはかる6つの項目(国民1人当たりのGDP、社会保障、健康寿命、人生選択の自由度、寛容度、汚職のなさ)を指標として、幸せの質を数値化し「幸せな国」をランキング化したもので、

日本は50位内に入賞ならず1年前より順位を3つ落とし54位と言う結果だった。幸福度が高いとされた上位50カ国を見てみよう。”(出典:msn

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西村賢太さんが描く、北町貫多の激情と襲われた後悔の三編:『夜更けの川に落葉は流れて』読了

『苦役列車』で芥川賞を受賞された西村賢太さんの『夜更けの川に落葉は流れて』を読了。

今年(2018年)1月、大雪に見舞われた日に八重洲ブックセンターで開催されたイベントで、

出典:八重洲ブックセンター ウェブサイト(画像はイベント情報にリンク)

(イベント参加はしておらずも)後日、店置き用に書かれたと思わしきサイン本を見つけて入手していたもの。

本に書かれてあった西村賢太さんと伊藤雄和さん(OLEDICKFOGGY)のサイン

先日読了した『蠕動で渉れ、汚泥の川を』は全248ページながら展開されるストーリーに惹きつけられ読み易かったですが、

<< 2018年3月30日投稿:画像は記事にリンク >> 西村賢太さんが描く、貫多の悶々として生々しき日常(西村文学デビュー):『蠕動で渉れ、汚泥の川を』読了

本書は三話収録で全181ページという構成に、それぞれの話しの面白さもあり、ペース良く読了に至りました。

北町貫多の⤴️から⤵️への軌跡 x3

最初の「寿司乞食」は、

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:テルストラ、5Gの無線LANを試験導入

テルストラ、5Gの無線LANを試験導入

” テルストラ(オーストラリアの通信最大手) 豪東部の観光地ゴールドコーストで、次世代高速通信規格「5G」を利用した無線LANの試験提供を開始した。地域の市民や観光客は無料で利用できる。

5Gに対応した一般消費者向けの端末はまだ販売されていない。テルストラは5Gのインフラを近隣の電話交換局に設置し、無線LANのアクセスポイントへと接続することで、既存端末で5G技術を体験できるようにした。

同社は2月上旬に「5Gイノベーションセンター」をゴールドコーストに開設しており、2019年中の5Gサービス開始を目指している。同社によると、5G技術を活用した一般消費者向けの無線LANスポットは世界初という。”(出典:日本経済新聞

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J-WAVEな日々に魅了された曲紹介 PART 35 〜 Sylvia Striplin, Robert Glasper Experiment Feat. Erykah Badu & Beyonce

J-WAVEを日中のBGMとしている日々に気になった「!」となった曲紹介の第35弾.-

まずはアーティスト、Sylvia Striplinのバックグラウンドについて承知していないながら、

70’s Soulフレーバー満載の一曲。

 Sylvia Striplin – You Can’t Turn Me Away

最初、耳にしたのは日中でしたが、今、これを書いている夜に聴くのも気分をスローダウンさせてくれる感じでいいですね♪

続いては ↓

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:紛糾電話会談後の豪米関係 ②

紛糾電話会談後の豪米関係 ②

” 両国は、米豪のインド太平洋地域におけるエネルギーインフラ、低排出技術、グローバルなガス市場についての戦略的パートナーシップ構築を目指す。

米豪は、ISIS打倒やテロ対策など、グローバルな安全保障上の協力を再確認する。

大統領は、米豪同盟永続の象徴として、米海軍は沿岸海域戦闘艦に“USS CANBERRA”と名付けることを発表した。

出典:‘President Donald J. Trump’s Meeting with Australian Prime Minister Malcolm Turnbull Strengthens the United States-Australia Alliance and Close Economic Partnership’, White House, February 23, 2018)

トランプとターンブルは、昨年1月の電話会談で、移民政策をめぐり衝突しトランプが一方的に電話を切るという非礼な行為をしたという因縁がある。

その後、5月の首脳会談では良好な関係を築いた。

今回の首脳会談では、トランプは豪州を、1世紀にわたる同盟国などと持ち上げた。沿岸海域戦闘艦に“USS CANBERRA”と名付けるなどというのも、なかなか芝居がかっている。

そうしたレトリックだけでなく、米豪が自由で開かれたインド太平洋地域を促進するために協力していく姿勢が会談の様子からは伝わってくる。

日本の外交政策の柱の一つである「自由で開かれたインド太平洋」戦略の要となる米豪の関係が緊密化することは、言うまでもなく歓迎すべきことである。

会談では、日本を含めた3か国協力、さらにはインドを含めた4か国協力についても言及があった。日本政府とも事前の何らかの調整があったのではないかと推測される。

OPICがインド太平洋地域における高品質のインフラへの投資などで豪州側と覚書を交わしたとあるが、OPICは昨年11月、日本の国際協力銀行(JBIC)と日本貿易保険(NEXI)との間でも、インフラ輸出で合意している。

インド太平洋地域で、透明でルールに基づいたインフラ整備の枠組みが、日米豪により主導されることが期待される。

豪州は、中国に対しては、アンビバレントな面がある。

今回の首脳会談での共同記者会見で、ターンブル首相は「米国と豪州のような同盟国が中国との間で対立し、ある種の冷戦の回帰となっていると描きたがる人々がいるが、それは適切でなく正確でない」と言っている。

中国は豪州にとり最大の貿易パートナーである。2015年の統計では、豪州の輸入における中国の割合は28.8%、輸出における中国の割合は18.2%を占めている。

他方、豪州は、中国による経済援助を通じた太平洋島嶼国への影響力拡大には神経をとがらせている。

3月1日には、トンガ国王が訪中して習近平と会談したが、同国の財政の中国依存は著しく、中国からの借金がGDPの43%にも上るという。

豪州では、中国による豪州の政党や政治家への献金やメディアの買収などによる影響力行使(最近よく言われる「シャープパワー」)にも警戒感が高まっている。

また、中国の南シナ海での振る舞いにも脅威を感じており、昨年11月に発表された「外交政策白書」でも南シナ海における中国の埋め立て・建設について言及している。

総体的に、豪州における対中警戒は強まっていると見てよいであろう。

なお、トランプ大統領が3月8日に署名した鉄鋼・アルミへの輸入関税については、当初発表の一律課税ではなく、重要な同盟国への適用を除外し得るなど、柔軟に対応することとなったが、トランプは豪州を具体例として真っ先に挙げた。米豪関係の良好さを示唆していると言えるかもしれない。”(出典:WEDGE Infinity

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