オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:オーストラリアの政治システム

下記の記事は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」7月7日付の記事を転記したものです。

without-direction(0622)
「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」:画像はFacebookページとリンクしています。是非「いいね!」を宜しくお願いします。

オーストラリアの政治システム

” 連邦政府の権限としては関税、消費税の課税。貨幣製造、連邦憲法改正の発議などが、専属的権限となっている。

警察、消防、救急、学校、病院、環境など多くの権限が州政府の権限とされている。” (『平成21年度カントリーレポート』)

州とは▪️クイーンズランド州 (QLD) ▪️ニューサウスウェールズ州 (NSW) ▪️ビクトリア州 (VIC) ▪️南オーストラリア州 (SA) ▪️西オーストラリア州 (WA) ▪️タスマニア州 (TAS)に、それに準じる ▪️オーストラリア首都特別地域 (ACT) ▪️ノーザンテリトリー(NT/北部準州)、各州を統括する機能として連邦という捉え方をしています。

日本と異なるのは(上述の通り)連邦の権限が限定的で、州の権限が強いということ。それぞれで議会が設置されているので、連邦と州の意思が相反する事もあり、州レベルでも政権交代により、前政権で決定された事が、新政権で覆されるという事も起こり得る(起こった)というもの。

日本だと一度決済された事が覆られる事は「まずない」に近い感覚を持っていますが、オーストラリアでは必ずしもそうではない点、知っておいても良いと思います。ただ、日本政府関係者のお話では「(覆る事は)珍しい」に属する感じのようです。

 


Comments

comments