オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:有給にも割り増し給与 ー勤労者天国ー ②

下記の記事は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」9月17日付の記事を転記したものです。

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有給にも割り増し給与 ー勤労者天国ー ②

” 無休休暇に関しても、その理由によるが長期にわたって取ることもできる。たとえば、親の介護のための1年間休み、その後同じ職場に復帰できる。

さらに勤続年数に応じて長期勤務休暇が支給される。たとえば10年以上継続して勤務している従業員は、年2ヵ月の有給休暇、その後継続して勤務すると5年ごとに1ヶ月の休暇が与えられる。

つまり30年同じ勤務先で継続して働くと、6ヵ月の有給休暇が支給される。35〜40年継続し、会社の金で1年かけて世界一周旅行に行ってきたという筆者(田中豊裕)の友人も少なくない。

会社によっては配偶者の費用も負担したり、小遣いをくれたりするところもある。こんな気前のよい国は他にないだろう。

この国は勤労者天国である。この背景には、入植当時から人口が少なく、労働者市場であったこと、早い時期から強い職能別労働組合活動があったことによる。”(『豪州読本』27%)

長期雇用に対する福利厚生の充実が指摘されていますが、 オーストラリアの人材会社(ケリー・サービス)によると、実に労働者の62%が1年間のうちに転職しているとの調査結果(2013年)を公表しています。

これもまた極端な傾向と感じられますが、労働者の権利意識が高さ、感覚、日本企業と考え方の違いは明瞭ですね。


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