オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:2023年12月 企業信頼感 改善、景況感は下落継続

2023年12月 企業信頼感 改善、景況感は下落継続

” ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が23日に発表したオーストラリアの2023年12月の企業信頼感(business confidence)指数はマイナス1と前月から7ポイントと大きく改善した。小売業界の見通し改善が全体を底上げした。

一方、企業景況感(business conditions)指数は、前月から続落して2ポイント下落の7だった。

NABは非農業部門の約500社を対象に、1月3~15日に調査を実施。同指数は、ゼロポイントを超えた場合は「楽観」が「悲観」を上回っており、ゼロポイント未満は「悲観」が「楽観」を上回っていることを示す。景況感指数は、現在の景況に対する満足度を示している。

向こう3カ月間の景況見通しを示す信頼感は依然としてマイナス領域に留まり、長期平均を下回った。一方、景況感は製造と建設の業況が響いて下落し、長期平均に近づいている。

主要指数は、◇売上高:10(前月比3ポイント下落)◇利益:6(横ばい)◇雇用:7(1ポイント下落)◇在庫:2(2ポイント上昇)◇新規受注:マイナス3(1ポイント上昇)◇輸出:0(1ポイント上昇)――だった。

設備稼働率は82.7%と、前月から0.9ポイント下落した。

■産業別景況感はすべてプラス領域

産業別の景況感は、製造業が16ポイント下落し、建設も12ポイント下がった。一方、娯楽・パーソナルサービスと交通・公益がそれぞれ10ポイント上昇と9ポイント上昇となった。景況感は全産業でプラス領域だった。一方、信頼感は、資源が28ポイント上昇し、小売りも24ポイント上昇だった。プラス領域は資源と交通・公益のみで、他はマイナス領域だった。

■「経済の減速を反映」

州別の景況感は、タスマニア(TAS)州が前月に続き低調で、11ポイント下落。南オーストラリア州と西オーストラリア州は、それぞれ9ポイント下落と4ポイント下落した。その他の州は比較的安定していた。ただ、いずれの州もプラス領域を維持した。信頼感は、TAS州だけが0ポイントを上回った。

NABのアラン・オスター首席エコノミストは昨年を振り返り、景況感は年初こそ高い水準だったが、その後の経済の減速とともに下落したと指摘。製造業は景況感も信頼感も低調だが、小売りが示した12月の信頼感の上昇は今後に期待を抱かせるものだとした。”(出典:NNA ASIA

記事をよく読めば上がったり、下がったりという状況ですが、2桁幅の下落が幾つかあることから部分的な改善が焦点というところでしょうか。

上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2024年1月27日分の掲載記事です。

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