オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:全豪オープン アシュリー・バーティ & コキナキス/キリオス組がそれぞれ2022年の決勝を制す

アシュリー・バーティ & タナシ・コキナキスニック組がそれぞれ決勝を制す

” 現地29日に行われた「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月17日~1月30日/ハードコート)13日目、女子シングルスと男子ダブルスの決勝が行われた。「全豪オープン」公式ウェブサイトが伝えた。

女子シングルスの決勝では第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)と第27シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)が対戦。地元のバーティが第1セットの第5ゲームで迎えたピンチを乗り切ると、直後にブレークして第1セットを先取。

続く第2セットでは第2セットを落として今大会2度目のブレークを喫する。そして第6ゲームも奪われてしまい、1-5とされる。

今大会初めてセットを落とすかと思われたが、そこから4ゲーム連取で5-5と追いつき、このセットはタイブレークに突入。

勢いに乗るバーティが4-0とリードし、6-2でついにチャンピオンシップポイント。最後はパッシングショットを決め、オーストラリアに1978年大会を制したクリス・オニール以来、44年ぶりの地元チャンピオンが誕生した。

優勝したバーティの元には、彼女がプロとして初めて組んだダブルスパートナーで親友のケーシー・デラクアやバーティの尊敬するレジェンドのイボンヌ・グーラゴングも駆けつけ、後者からトロフィーが渡された。

バーティは「夢が叶ったわ。オーストラリア人であることは本当に誇りよ。一人のオーストラリア人として、この大会の最も大事な部分をみんなと分かち合うことができるのは最高だわ。

これまでも何度も言ってきたけど、多くの人から愛とサポートを得られて自分はとても幸運だと思う。観客のみんなの前でプレーできるのはとても楽しい。あなたたちは私をリラックスさせてくれた上、最高のテニスを引き出してくれた」とスピーチで述べている。

バーティのもとには、オーストラリアの誇るレジェンド、ロッド・レーバー(オーストラリア)やビリー・ジーン・キング(アメリカ)のほか、シモナ・ハレプ(ルーマニア)、ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、イガ・シフィオンテク(ポーランド)、アンジェリック・ケルバー(ドイツ)、マディソン・キーズ(アメリカ)、アリゼ・コルネ(フランス)、オンス・ジャバー(チュニジア)、アイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)といった多くの現役選手たちも祝福のメッセージ。

テニス以外では、オーストラリアの有名なセレブたち、歌手のカイリー・ミノーグ、俳優のエリック・バナなどもSNSでバーティの雄姿を称えている。

この女子シングルスに続いて行われた男子ダブルス決勝は、オーストラリアペア同士の対戦。

ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場するタナシ・コキナキス(オーストラリア)/ニック・キリオス(オーストラリア)ペア対マシュー・エブデン(オーストラリア)/マックス・パーセル(オーストラリア)ペアということで、こちらも大いに盛り上がる試合となった。

第1セットで試合が動いたのは第11ゲーム。双方初めてのブレークポイントをコキナキス/キリオス組が掴み、4回目のチャンスを決めて6-5とする。続くサービング・フォー・ザ・セットをラブゲームでキープして第1セットを先取。第2セットでも先にブレークしたのはコキナキス/キリオス組。

第7ゲームをラブゲームでブレークし、そのままリードを保って2度目のチャンピオンシップポイントをモノにした。

オーストラリア対決となった決勝後、表彰式では笑顔があふれた。キリオスも晴れやかな表情で、「ここ数年は大変だった。この大会の1週間前にはコロナにも感染したしね。

チームのみんながいなかったらここにはいないよ」と感謝を述べつつ、コキナキスの方を向いて「こいつは今夜出かけるつもりなんだ」とジョークを飛ばすことも忘れなかった。”(出典:WOWOW TENNIS WORLD via Yahoo! JAPAN

オーストラリアのテニス界にとっては、歴史上で振り返られるであろう記念すべき一日となりましたね。

上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2022年1月30日分の掲載記事です。

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