オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:花園近鉄ライナーズ、ゲニア&クーパーが牽引しラグビーリーグワン1部昇格決定

花園近鉄ライナーズ、ゲニア&クーパーがラグビーリーグワン1部昇格決定

“ラグビーのNTTリーグワン2部で8日、花園近鉄ライナーズ(花園)が三菱重工相模原ダイナボアーズ(相模原)に34―22で勝ち、1部昇格を決めた。

試合終了の笛が鳴ると、花園の選手は抱き合い、歓声を上げた。だが、SOクーパーは「我々は勝つべくして勝った。だから喜んでいる姿を見せつける必要はない」と、1部昇格決定に沸く仲間に落ち着くよう促した。敗れた相模原への気遣いとともに、日本屈指の歴史を誇る古豪の気概をのぞかせた。

クーパーとSHゲニアというオーストラリア代表の世界的ハーフ団がけん引した。大胆にボールを動かし、相手のペースに持ち込ませない。前半11分、ラインアウトからロングパスや飛ばしパスで展開し、最後はWTB片岡がトライを決めた。

9分後にも片岡が一気に左サイドを駆け抜けてトライ。今季ここまで2敗を喫していた相手を攻略し、クーパーは「計画通りに進んだ」と満足げだった。

リーグ戦は2位ながら、トライ数は断トツの77。23歳の日本代表CTBフィフィタは、34歳の司令塔を「クーパー先生」と慕う。「小さい頃から見てきた選手。練習や試合中のオーラがすごくて、一緒にプレーできて光栄。たくさん学んでいて、僕もいつか彼のように有名になりたい」と目を輝かせる。

主将を務める26歳のフランカー野中も「経験値の少ない若手も多いが、ゲニアやクーパーらが練習から体で(手本を)示し、本番のような疑似体験を日々できた」とうなずく。

創部は1929年。60年代に黄金期を迎え、日本選手権を3回、全国社会人大会を8回制した。しかし近年は苦しい戦いが続く。旧トップリーグ時代は2011年度の5位が最高で、18年度からは2部のトップチャレンジリーグに甘んじた。

19年度は2部で優勝しながら新型コロナウイルスの流行により、入れ替え戦が中止となる不運もあった。

クーパーは「選手、スタッフ全員が成長したと実感した。この先も楽しみだが、旅は始まったばかり。今度は1部に居続けるため、これからも努力と成長が必要だ」と気を引き締めた。”(出典: 毎日新聞 via Yahoo! JAPAN

海外からの来日で単年契約が目立つところ、本文最後の来シーズンへ向けたQuade Cooper:クエイド・クーパーのコメントから引き続き日本でのプレーが見られそうで、ステージが引き上げられたところでの活躍に注目ですね。

上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2022年5月9日分の掲載記事です。

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