オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:原子力潜水艦配備を7割が支持、ロウイー研究所調べ

原子力潜水艦配備を7割が支持、ロウイー研究所調べ

” オーストラリアが米英との安全保障協力の枠組み「AUKUS(オーカス)」のもとで進めている原子力潜水艦の配備を、豪州人の7割が支持していることが分かった。

豪シンクタンクのロウイー研究所が28日、調査結果を発表した。同調査では、ロシアや中国の外交方針を脅威と考える人が大幅に増加した。

調査は同研究所が国際情勢を巡る質問を中心に毎年実施している。2022年版は主に3月、豪国内の成人約2000人に対しオンラインと電話で実施した。

21年9月に豪政府が発表した原潜配備計画について「強く賛成」と答えた人は33%、「どちらかといえば賛成」が37%で、賛成が計70%となった。「強く反対」が11%、「どちらかといえば反対」は17%だった。

原潜は動力に原子力を利用する。一方で豪州は核兵器を保有しない方針を明確にしている。「豪州の核兵器保有」に関しては回答者の63%が反対姿勢を示し、「強く賛成」(11%)「どちらかといえば賛成」(25%)の合計を上回った。

今後10年間で豪州の国益に何が重大な脅威になるかを尋ねたところウクライナ侵攻を続ける「ロシアの外交政策」が68%で首位だった。「中国の外交政策」(65%)「台湾を巡る米中の争い」(64%)「気候変動」(62%)が続いた。[

ロシアと中国の外交政策を脅威と感じる人は、17年はそれぞれ32%と36%で5年間で大幅に増加した。一方で「国際テロ」と答えた人は17年の68%から48%に減少した。

「世界の中で責任を持ってふるまう国」を尋ねたところ、英国と日本が87%で首位となり、フランス(82%)、米国(65%)が続いた。中国は21年から4ポイント落として12%、ロシアは同21ポイント減の5%だった。”(出典:日本経済新聞

日本で選挙戦真っ只中の参議院議員選挙でも、珍しく外交安全保障が争点になっていると言われる中、オーストラリア国内の肌感覚分からないながら、取り巻く情勢を鑑みると支持の背景もよく理解出来ます。

上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2022年7月2日分の掲載記事です。

オーストラリアにご興味をお持ちの方、Facebookページへの「いいね!」を是非宜しくお願い致します。


Comments

comments