オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:国民の半数、コロナ発生後に支出削減

国民の半数、コロナ発生後に支出削減

” オーストラリアのメルボルン大学付属研究所のメルボルン・インスティチュートが実施した調査で、オーストラリア人の45%が、新型コロナウイルスの感染流行が始まる前と比べて支出を抑制していることが分かった。

生活必需品の購入すら困難と答えた人の割合は全国的に低下したが、ロックダウン(都市封鎖)が再開されたビクトリア(VIC)州では増加しているという。23日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが報じた。

メルボルン・インスティチュートは7月10日までの1週間に、1,200人を対象に調査を実施。

経済的ストレスを抱えていると答えた人の割合は全国で22%となり、前週の25%から減少した。

ただ、2度目のロックダウンが開始されて2日が経過していたVIC州のみ、この割合は2%上昇した。

メルボルン・インスティチュートのリム教授は、「VIC州以外で世帯の経済的ストレスが緩和され、クレジットカードの使用も増えているが、回答者の45%が新型コロナ流行前に比べて支出を減らしているというのは深刻な問題」と指摘。

感染流行が始まった3月の時点で、すでに消費者支出が落ち込んでいたことに触れ、「さらなる支出削減は経済回復において大きな打撃となる」と懸念を示した。

調査では、今年末の時点で、自身の支出が新型コロナ流行前と同水準になるだろうと答えた人が39%となり、支出が減少するとの回答は33%となった。

感染流行前に比べてすでに支出を減らしていると答えた人の55%が、年末になっても支出は増えないだろうとしている。”(出典:NNA ASIA

タイトルから「半分程度の支出は変わってないのか」という読み方も出来ますが、収入に応じて支出を変えるということもなかなか難しいもの。

比較的、楽観的とみられるオーストラリア人でも半数強が「支出は増えないだろう」と考えている点、状況の厳しさが伝わってきます。

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上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2020年7月27日分の掲載記事です。

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