オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所:TPGとボーダフォンで合併計画

TPGとボーダフォンで合併計画

” 8月30日、国内通信事業者第3位と4位の企業が150億ドルの合併計画を発表した。ABC放送(電子版)が伝えた。

国内通信事業の競争が激化しており、バージン社はオプタス社が買収、そのオプタス社も人員整理をしており、統合化が進んでいる。

今回の合併はTPGテレコム社とボーダフォン・グループのオーストラリア子会社で、合併は対等で行われる。

ただし、ボーダフォン・ハッチンソン・オーストラリア社が50.1%、TPG社が49.9%を握ることになる。

今回の合併の2社は、TPG社はインターネットを持っているが、携帯電話ビジネスを持っておらず、ボーダフォンはその逆であり、

2019年には両者の合併でTPGテレコム・リミテッド社として全豪証券取引所(ASX)に再登録し、テルストラ、オプタス社に迫る強力な競争企業になる。

ボーダフォンのオーストラリア子会社は、イギリスの親会社、ボーダフォン・グループとハッチソン・テレコミュニケーションズ(オーストラリア)社の合弁であり、

そのため、合併にはオーストラリア競争消費者委員会(ACCC)と、外国投資審査委員会(FIRB)の認可を必要とする。

ABC放送の取材に対してACCC広報担当者は、TPG社とボーダフォン社からの申請書を待っている。

提出から12週間の審査期間がある。審査では、携帯電話事業に対する競争の影響を調べる。

TPG社は携帯電話部門、固定回線部門でもその事業を拡張しようとしており、ボーダフォンはディスカウント事業だ。

合併ではスペクトラム購入市場、卸売りサービス、携帯電話ローミングなどの関連市場への影響も審査する」と語っている。

一方、通信事業アナリストのポール・バッド氏は、「合併で携帯電話やブロードバンドの市場の競争が鈍化する。そのことが懸念される」と分析している。”(出典:NICHIGO PRESS

日本でも幾多の携帯事業社の事業売却、合併がありましたが、オーストラリアの場合、市場規模が限られるだけにパイの食い合い、厳しさがうかがれます。

これから審査を経ることになりますが、業界全体のサービスの質に関しても仄聞されることあり、消費者の利益に資することになりますよう。

オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所

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上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2018年8月31日分の掲載記事です。

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