愛、諦めない心が起こした奇跡の実話:『ロレンツォのオイル』鑑賞記

映画『ロレンツォのオイル/命の詩』をDVD鑑賞。

本作を選んだキッカケは、先日受講した鳥内浩一さんの 「日本発 新資本主義経営」の予習用教材の中で、推奨作として取り上げられていたため。

その理由は正確に記憶していませんが、愛の力、確固たる原体験があって諦めない心があれば、

常識が覆されることもあり、実現出来ない事はないといった主旨であったろうと思います。

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1992年製作の映画で映像に古さは感じられるものの、一流のキャストでシナリオとともにハイ・クオリティ

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絶望を宣告されてから

映画は実話に基づいていて、夫婦のもとの一人息子がある時から奇行を起こすようになり、

検査に検査を重ねた挙句、治療法のない難病である事(ALD)が判明、、

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物語の主人公ロレンツォ (・オドーネ)
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回復を救ったオモウリ(中央)とロレンツォ

当初は、かすかな望みに医師に託して食餌療法等を試みるものの、改善の兆しは見られず、

病気が進行してから2年程度で命を絶たれてしまう症例であったため、刻一刻と残り時間が失われていく状況に直面。

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限られた時間の中、奇跡に挑むオドーネ一家

その状況に夫婦が決起して、医学、化学の知識が全く無い状態から、再起への活路を見出していく事に。

愛とは、諦めない心。

そこに描かれたのは「愛」の強さで、特に母の方は回復に疑念を持つものを排除して、最善の体制を追求する徹底するぶり。

結果が出るか分からない状況ながら望むべく結果を得られるための努力は怠らない点、

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そして、奇跡の瞬間・・

映画化されただけあって、可能性ゼロのところから奇跡が生まれていく訳ですが

それこそ前例がなく結果が出るか分からない状況ながら、望むべく結果を得られるための努力は怠らない姿勢。

その迫力に輪から弾き飛ばされてしまう人たちはいる一方、その想いに応える協力者が現れて光をもたらす事に。

何より実話としての重みが見ている者に強烈にあるべき姿勢を問い質してくれます(オススメ)。

 


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