長倉顕太さんが問う「借金は良いこと」の真意:『21世紀の借金論 お金を借りればパラダイス』読了 PART 2

先日、アップロードした『21世紀の借金論  お金を借りればパラダイス』の読了記

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を書き始めたのが明け方4:30過ぎで、思いのほか長文となり、途中で打ち切ったところもあったので、

後半部で記憶に留めたいところを以下に・・

「借金する」という事の意味と意義

(長倉)” 僕は借金に関してちゃんと分かった上でするのは全然怖くない。こういうことがおきたらこう対処すればいいというのを分かってから借金すればいいのに、

みんな深刻になってから借りにいく。” (53% / 百分率は紙の本でいうところのページ数に相当 / 以下同様)

(長倉)” 僕が最近だすのが、いま物販みたいな話があるんですね。たとえば町中でブックオフで本を買って、Amazonで売ると利益が出るというビジネスが多いんですよ。

利益率はあまりないですよ。でもそれを「月商1千万円は誰でもできる」と言う奴がいるわけですね。

じゃあそのために800万とか仕入れるのか、となるわけですね。そこすら多くの人は分からないわけですよ。

僕のところにきた生徒で面白かったのが、「僕は誰でも月収1,000万円になれる講座に入ったので、月収100万は簡単だ」と言ったんですね。

僕は彼に聞いたんですよ。「おまえ月にいくら使えるの?」と。

そうしたら「月に1万円しか使えない」って言うんですよ。

そしたら机上の空論がすべて上手くいったとしていつ月収100万円になるんだよと。

それを聞いたときに、お金のこととかってあまりにも知らないんだなと思ったわけです。

月商1,000万円にするためには800万円必要なわけじゃないですか。その計算するできないんですよ。 ・・中略・・

そのうたい文句にのっちゃう奴が世の中いっぱいいるっていうのが、やばいなこの状況はと思うわけです。” (62%)

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「借りられる人」の時代

(小堺)” とにかく今は、創業融資という日本政策金融公庫というところで、すべての業種で借りられるということではないけど、

小売業・飲食・製造業、最初にお金がかかる。今程借りやすい時代はないです。” (67%)

(長倉)” ぶっちゃけいくらくらい借りれるんですか?最大でいくらくらい貸してくれるんですか?”

(小堺) ” 無担保無保証だったら最大で1000万円は限度かな。”

(長倉)” 1,000万ってすごくないですか?”

(小堺) “すごいよね。詳しくは今すぐ日本政策金融公庫でネットで検索。” (67%)

(長倉)” 今までメインバンクも持っていなくて取引もないやつが借りようと思ったときはまず政策金融公庫に行く。

で、さらに今起業しているけどまだ借り入れのない奴は地場の信用金庫とかをメインバンクに付き合いはじめる。それが重要ってことですね。” (68%)

(小堺)” いまは、普通の既存のビジネス、小売り飲食の方がお金が借りやすいし、拡大もしやすい。” (71%)

(小堺)” いま会社を大きくしたいという人は最大で最高のチャンスだし、これからお店を出したい会社を作りたいというのは最高のチャンスですよ。”

(長倉) ” そうですね。だったらそこは面白いなと思いますね。”

(小堺)” で、雛形は政策金融公庫に出てるし。”

(長倉)” 何でもやってみればいいんですよね。” (72%)

(小堺) ” ・・中略・・ 情報も手に入りやすいし、お金も借りやすいし、素晴らしい時代ですよ。

昔だったらそれこそ何万円もださないと手に入らなかった雛形がただで手に入っちゃうんだから。

税金の「ぜ」の字も知らない、社会保険の仕組みも知らなかったっていうのが会社をおこした途端に全部自分でやらなきゃいけないけど、いまは簡単に情報が手に入る。” (72%)

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 「住宅ローン」を背負う事とは・・

(小堺)” 住宅ローンだと冒頭でも言ったように30年ローンとか組むじゃない、住む家にたいして毎月10万円でもいいし、ボーナス併用で年間100万円とか120万円とかのローンを平気で組むよね。

それ30年で払いきると思ってみんな買うわけじゃない。アパートローン、マンションローン、賃貸ローンも同じ要領なわけさ。

新築の場合は30年とか40年。みんなそうやって借金して経営しようとするわけじゃん。

何がいいたいかって言うと、新築と同じ家賃を30年間払ってくれる人がいるという前提で組んでるよね。”

(長倉) ” そうなりますね。”

(小堺) ” でも結論からいうと、完済した例を俺は一度も見たことがない。”

(長倉) ” 僕なんか思うのは、上手くいっている人は乗り換え乗り換えですよね。信用があるからどんどん利息が下がっていくわけですよね。”

(小堺) ” じゃあなぜサラリーマンが副業として賃貸不動産がブームになっているのか。それは今にはじまったことじゃなくて

消費税が初めてでたときにも一回ブームがあったの。”

(長倉) ” 昔は税金的に有利だったんですよね。”

(小堺)” そう。大きく言うと2度目の流行なんだけど。毎回起きる。そうすると、規模を10倍にすることによって最初1店舗目で苦労していた借り入れの返済を10倍にすることによって、

あるいは3倍でも5倍でもすることによって、返せるようになっちゃうっていうのと同じ論理・理屈・仕組みがサラリーマンのマンション経営・賃貸経営でも起きるわけだ。

だって、年収500万円のサラリーマンが同じ年収を得ようとするとたとえば、利回りの10%の不動産っていったら5,000万円だよね。

5,000万円のアパートを経営して10%の家賃収入を得られたら、同じように年収倍にできちゃうわけだ。

そうすると年収500万円でクレジットの支払いとか抱えて大変だっていう人は一気に5,000万円の借金をすることができたら年収1,000万円になって。” (76%)

(長倉)” レバレッジですよね。”

(小堺)” そう、同じ理屈なわけだ。当然5,000万円のアパートの返済もあるんだけど、新築の場合だと30年とかで組めちゃうわけだから。

圧倒的に家賃収入よりも少ない返済額だから、そこでうまみが出ますよって話なんです。

アパート経営だとみんな簡単に理解してもらえるんだけど、会社経営だとなかなか理解してもらえない。

同じ理屈なわけ。違いは何があるかっていうと会社は借りて返してってことができるんだけど、アパート経営の場合がそれができない。”

(長倉) ” 一棟のアパートにたいしてですよね。”

(小堺)” そう、で、途中で500万円得ていたのが、なかなか借り手がいなくて空き室がでたりして400万円になりましたよとか家賃下げなくちゃいけないですよとなったら

収入が減っていくことも当然ありえるし、壊れたりなんなりしたら修繕が必要になってくる。それを、最初の段階では軽く計画をたててる。”

(長倉) ” そこが、やっぱり僕もいろんな人を見てますけど上手く行ってる人はちゃんとリスクを管理してますよね。

それが世の中のルールを知ってる人か知らない人かってとこかな。”

(小堺)” 5,000万円のお金があったらさ、アパート5,000万円でして土地買ってアパート建てますかって話ですよね。

たとえば5,000万円のお金があってアパート建てましと、で、500万の家賃が入りました。それを儲かったって思いますか?

5,000万現金だしてアパート建てましたと、1年目家賃収入500万はいりましたと、儲かったって思う?”

(長倉)”まぁ儲かってはないですよね、使っちゃってますから。”

(小堺)” だよね、5,000万円だしてでもやっぱりみんなどう考えるかって言ったら10年経って初めて元がとれたって思うでしょ。

それを借金してやろうとは思わないんだよね。

ということは、それが借金してやろうが自己資金でやろうが、お金を使っちゃったんであれば10年たってはじめて元がとれる。

本来はそっから先に儲けになるわけじゃない。

賃貸収入やって一瞬借金の返済の方が少なくて手元に残るから儲かったなって使っちゃうかもしれないけど、

それ自分で自分の身を食ってるのと一緒なんだよね。” (75-78%)

(小堺)”買っただけで儲かるんだったら、世の中に売り物件あるわけない。” (79%)

(長倉)” だからそういうことですよね。結果的に物件にたいする目利き力が必要。”

(小堺)” あとは得意不得意の話だね。不動産の勉強して登記簿謄本とかの見方が好きで、それこそ銀行員になれるくらいに融資・不動産の勉強が好きで自分にあってるよ、

という人はいいけど、そうでない人はお辞めになった方がいいと思う。” (80%)

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今このタイミングにチャレンジ出来る意義

と、まぁ・・今回も長引用となってしまいましたが(笑)、結論的な事として語られているのは下記のやり取りに集約されるものと・・

(長倉)” いま借りれるチャンスだと、それは別に不動産に限らず。だから勝負に出たいやつは勝負でた方がいいんじゃないのっていいたいんですよね。” (83%)

(小堺) ” まあ事業を始めるタイミングはいろんなタイミングが合ってそれぞれの分野の人の見解のあってしかるべきだと思うんですが、

ことお金を借りる・融資を受けるということであればこの時期、今がですね、2013年からが史上最高のチャンスが訪れています。

それはおそらく2015年も続くでしょう。” (85-86%)

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ウォーレン・バフェットの

” リスクとは、自分が何をやっているかよくわからない時に起こる。” (1分間バフェット/p22-23)

を引用するまでもなく、お金を借りる上で、その意味、責任を理解している事は大前提となりますが、

神田昌典さんが、この2〜3年が起業したい人たちにとって最大のチャンスと言い切られる事と重ね合わせ

何かやりたい人たちにとっては、もの凄いチャンスを秘めた時期であることは、シーンをリードする人たちの見解の一致するところになっています。


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