ワールドカップのメンバーから外れた中村憲剛の心意気

サプライズが分つ明暗

今週、注目を集めた話題の1つに、開幕まで一ヶ月を切ったサッカーのワールドカップ、日本代表の23名の選考が上げられると思います。

その中で「サプライズ」として注目を集めた大久保選手の選抜が上げられますが、自分としては

その瞬間を取り上げた映像の中で、選考から漏れた中村憲剛選手が大久保選手と同じ(川崎フロンターレ)バスに乗り合わせた事が気になっていました。(なお、予備登録のメンバーに登録)

「画像がないかな・・」なんて探していれば、サッカーアンテナさん(2枚とも)。

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込められ、託された思い

そんな折、Facebookで中村憲剛選手が本件で声明を出している事を知り、そのメッセージが印象に残る内容でした。

下記が、その内容。

“こんばんは。

みなさんご存知の通り、今回、ブラジルワールドカップで戦う日本代表23名から落選しました。

落選から1日経ち、いろんなことを考えました。当たり前のことですが、やっぱり自分にとってブラジルW杯というのはとてつもなく大きなウェイトを占めていたものだったみたいです。

昨日は朝4時まで眠れませんでした。

この4年、ここに入るためにいろいろと頑張ってきたんだなって。
そこに入れない、行けないって決まった時のあの喪失感は一生忘れられないと思います。

なので、これは怒られてしまうかもしれませんが、本当に一瞬、一瞬ですがどうでもよくなりました。ACLもリーグ戦も何もかも。

ただ、どんなに最高な日でも、どんなに最悪な日でも、必ず次の朝は来るわけで。
練習があったり、試合があったり、奥さんと話したり、子どもたちと話したりと日常に触れていきながら少しずつこの事実を消化していけるのかなと今は思っています。

たくさんの皆さんが、こんな俺の落選を悲しんでくれて、話題にしてくれたこと周りから聞きました。
J2から始まったプロサッカー人生、あれから12年経ち今年で34歳になるサッカー選手がここまで期待されたこと。サッカー選手してこれほど嬉しいことはありません。
改めて、その期待に感謝するのと同時に、その期待に応えられなかったことが本当に悔しいです。

今日、ACLの公式練習でボールを蹴ったら、その瞬間は落選したことを忘れていました。
ああ、サッカーって楽しいなって。サッカーって凄いなって。
だから、ボールがあれば、サッカーがあれば俺は前を向いていけると思っています。
今まで辿ってきた道は間違っていなかったと思うし、今までやってきたことに悔いは一切ないので。

そして本日、予備登録メンバーに選んでいただきました。
でも、呼ばれるということは、23人のメンバーに何らかのアクシデントがあるということです。
俺はそれを望みたくはない。でも過去の例を見ても何が起こるかわからないのがW杯です。だから、その時のためにしっかり準備をしておくのは登録メンバーに入った者の義務だと思います。

最後に、いつもどんな時も温かく見守ってくれるフロンターレのサポーターの皆さん、最後まで応援と後押し本当にありがとうございました。
楽しみにしてくれていたと思いますが、期待に応えられずすいませんでした。
ここまでもそうでしたが、これからもフロンターレの勝利の為に一生懸命頑張ります。”

中村憲剛オフィシャルサイト感謝。」より 2014/05/13)

選ばれし者の陰には、常に選ばれざりし者が居る

同じケースで、KINGの称号を授かった三浦知良選手の件が、想起されますが・・

■伝説!外れるのはカズ

オリンピックと同じく4年に1度の開催で、選手寿命であったり、ピークパフォーマンスの問題であったり、

多くのアスリートにとっては「この舞台(今回)」に懸ける思いは強烈なものがあると思います。

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上記で挿入した写真(2枚)は現実を突きつけられたばかりの状況で、声明と重ね合わせる事で、心情の一端がうかがえるものと。

交錯する思いを一つに

一個人であれば、「そっ」としておいて欲しいというのが、心情と思いますが、サポーターの思いを背負った立場であるがゆえ

失意の中でも、思いを述べないといけないという状況に、容易ざる心の動きが必要であっての今回の発表と思います。

23人の中でも直接ピッチで相手と対峙出来るのは11人。様々な人たちの思いを乗せての戦いである事は胸に留めておかねばなりませんね。


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