野田クリスタルさんが「魔法のiらんど」に綴った14年の軌跡:『野田の日記 2006-2011(はじめのほう)』読了

マヂカルラブリー 野田クリスタルさんの『野田の日記 2006-2011 (まえのほう)』を読了。

サイン本販売情報を見付け、

情報解禁後、早々に売り切れた初回販売分  出典:よしもとエンタメショップ新宿店 Twitter(画像はTweetにリンク)

反応し入手していた経緯。

初めてルミネtheよしもとを訪れ、購入したサイン本

本書は

” その昔、芸人たちの間で「魔法のiらんど」というホームページ作成サイトが大流行しました。

・・中略・・

僕はその魔法のiらんどで2006年ごろに「野田クリスタルのホームページ」を作り、その後コンビを組んで「マヂカルラブリーのホームページ」へと変わり、魔法のiらんどが小説投稿専用のサイトに変わるまでの14年間ずっと運営してきました “(まえがき)

という14年に及ぶ軌跡が、「まえのほう」「あとのほう」の2冊にまとめられたもの。

妄想に現実と

” 今日の授業は「犬、猫になりきる」というもの。

僕は昔、家でたびたび猫の鳴き声のマネをして「うちは猫を飼っている」と兄貴に3ヶ月間信じ込ませたことがある。だから自信がある。”(p53-54)

という本書購入のきっかけとなった「M-1グランプリ2020」で展開された片鱗を感じさせられる部分であったり、

” 学校ではクラスメイトから「野田君って芸人めざしてるでしょー?」「すごーい」と言われ、僕はその度に「目指してるんじゃない。もうやってるんだ」と言い返した。

「えーライブとかやってるの?見に行きたーい」と言われ、僕はそのクラスメイトに自分の芸人姿を見せつけてやろうと、その日のライブに招待した。

僕が舞台で大爆笑をとっているとは思わず「この人普通に学校に来てるけど、本当はものすごい人だったんだ」ということを知り、それが口コミで広がり「野田は実に芸能人だ」という噂が飛びかい、そのまま僕は学校を中退して神格化するという妄想をしながら「はいどーもー」と勢いよく舞台に飛び出すと、お客さんはそのクラスメイトだけだった。”(p172)

という見事な!?妄想から現実の落差に・・

購入本に書かれていたサイン

或いはアルバイト先の

” 僕がバイトをしている郵便局でも人事異動が行われ、新しい課長が郵便局にやってきた。

こうなってくると、これまで前の課長は僕が芸人をやっていることなどを知っていたので急遽休みを出しても了承してもらえたが、課長が替わってしまったのでそうはいかなくなる。

・・中略・・

僕は恐る恐る新しい課長のところに行き「すみません。明後日休みたいんですが」と言うと課長は「なんで?」と言った。

僕は「ちょっと別の仕事がありまして」と言うと課長は「なんの?」と言った。

僕は「演劇というか演芸のようなものに携わっていまして」と遠回しに説明していると、後ろから先輩がやってきて「大丈夫。あとは俺が説明しとくよ」と言った。僕は頭を下げてその場を去った。

次の日、郵便局に向かうと課長から「明日休んでいいよ」と言われた。

僕は「ありがとうございます」と頭を下げると課長はニッコリと笑い「ボランティア活動頑張ってね」と言った。

どういう説明したんだよと思った。”(p200)

という芸人オフモードのほのぼのした瞬間に・・

2020年大爆発へのプレリュード

「M-1グランプリ2020」の際は、おいでやすこが に肩入れしていた感じも、

読み進めるにつれ、野田クリスタルさんにかなり親近感というのか、世界観に惹き込まれていき、

本書には

” ただひたすらに下手な文章を無駄に長く書いたこの日記も、これだけ書き溜めるとちょっとしたサクセスストーリーになっている。”(p174)

と、正しくR-1グランプリにM-1グランプリとも制した大ブレイクの2020年に次第に近づいていくその過程、後続の『野田の日記  2012-2020(あとのほう)それでも僕が書き続ける理由』も俄然楽しみです ^〜^/


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