中田敦彦さんが説く、これからの時代の自分自身のための働き方改革:『労働2.0』読了

オリエンタルラジオをはじめ、最近ではアパレルブランド幸福洗脳など多彩、多方面で才能を発揮しておられる

中田敦彦さんの『労働2.0』を読了。

当初、予定はなかったもののサイン本に遭遇し、

八重洲ブックセンター本店で、本書サイン本に遭遇

そのことが決め手になって購入。

「はじめに」で

” 一つの職種、一つの会社、一つの場所にとらわれないこと。

一つの場に「雇われる」だけでなく。「雇う」視点も取り入れ、随時変化と進化をしながら「やりたいこと」を実現させて、食べていくこと。

そんな新時代の働き方を、私は「労働2.0」と名付けたいと思います。”(p5-6)

とタイトルの説明があり、本編でこれからの働き方について論が進められていきます。

購入本に書かれていたサイン

 才能の眠るところ

全編を通じて印象に残ったのは、

” つまり藤森は企画が苦手なだけで、大枠さえ示せば抜群に働く人材だったのです。

そこで私は藤森に「部分発注」をすることにしました。「ここに入れるセリフをこういう雰囲気で、この文字数で考えて」というように、

厳密な指定を加えて頼むたび、彼はその制約を見事にクリアしてきます。

藤森は、世間のイメージとは違って、とても努力家で誠実で、やる気の高い人間です。そんな彼の一面を知れたことは、私の大事な財産です。

頼み方一つで、人の才能を見落とすこともあれば引き出すこともできるのだ。と学べたのも彼のおかげです。”(p124)

或いは、

” たとえば「サッカーの才能がある」という言い方だけでは、あまりに大まかすぎます。得点力があるのか、守備力に優れているのか。

ボールを奪う能力が高いのか。それぞれまったく違った才能があることがわかるでしょう。

このように、才能と能力とは、本来とてもピンポイントなものです。

1人の人間の中で、このピンポイントな才能が、別の個性よって抑えられてしまっている、ということも起こりえます。”(p125)

という才能に関する考察であったり、

“「自分は本来何がしたいのか」という根源的な問いが、そこにありました。

「働き方改革」について私たちが今抱いているイメージは、「働く時間を短くする」ことだけに傾きすぎています。

少し考えてみたら、「良い働き方=短く働くこと」なんておかしな話だ、とすぐ気付くはず。

では本当は良い働き方とは何か。もうおわかりでしょう。

「やりがいがあって、かつ稼げる」ことです。

やりたいことをしてお金につなげること。これこそ理想の働き方です。

これを実現するには、とことん自分と向き合わなくてはなりません。何をやりたいのか、なぜ、やりたいのか、何のために働くのか。

働く人の誰もが、明確にしておかなくてはいけないポイントです。”(p84)

と、働くということに関しての根源的な自分自身への意味づけ。

立ち返る、自分自身にとって働くということ

中田敦彦さん自身の家庭との両立などの試行錯誤を経て導かれた結論が綴られており、

本の最後「おわりに」で

” あなたがやりたいことをして食べていくためのエッセンスは、すべてこの本に書きました。あとはやるだけです。”(p207)

という力の込められよう。

中田敦彦さんの著書は 👇

<< 2018年10月6日投稿:画像は記事にリンク >> 中田敦彦さんに学ぶ、自分自身のこれからを左右するプレゼンテーションの極意:『僕たちはどう伝えるか 人生を成功させるプレゼンの力』読了

2018年10月の『僕たちはどう伝えるか、人生を成功させるプレゼンの力』以来でしたが、

同書と同じく大事なことが、わかりやすく書かれている一冊です。


Comments

comments