戸田和幸さんが語った日本代表対コロンビア代表戦とサッカー観戦の醍醐味:『解説者の流儀』刊行記念 トーク&サイン会 参加記

先日、読了記をアップロードした

<< 2018年6月10日投稿:画像は記事にリンク >> 戸田和幸さんが示した解説者としての矜持:『解説者の流儀』読了

清水エスパルスをはじめサッカー元日本代表でも活躍された 戸田和幸さんの『解説者の流儀』刊行記念 トーク&サイン会に参加。

ボードにスクリーンに、期待度を高められます ^^

タイミング的に2018 FIFA ワールドカップで日本代表が、コロンビア代表を撃破した翌日ということもあり、

イベント内容として告知されていた同ゲーム解説を楽しみにして迎えた当日。

戸田和幸さん、登壇。

戸田和幸さんご自身も、解説者の立場として「負けるのと、勝ってダメ出しするのとでは、やり甲斐が違う」と、

本イベント向けに6時間に渡って上映する映像を25分に編集され登壇されたそうな。

総評としては「選手たちがよく頑張った」としながら、相手選手が退場になるまでの3分間の時点で「あれ、大丈夫かな?」と不安を抱かれたそうで、

それはPKによって1点先制した後も、想定していなかったゲームプランでの進行から戸惑いがあったものと推量。

サッカーはポジショニングが大事と、ボードを使っての解説にも力が入っていました

前半終了時点では、「このままいったら負けちゃうかも?」との思いも抱かれたようですが、

懸念された点はハーフタイム後、修正され、結果として2-1で勝利することに。

映像を流しながら、さまざま指摘があり、実際、私自身は戸田和幸さんの解説に触れる初めての機会で

「フィールドで起きていることを言語化すること」に専心されている様子を目の当たりにでき、

ターニングポイントの開始3分での退場劇に、敵将ホセ・ペケルマン監督の(人数が1人少なくても)勝ち点3を取りに来た采配と、これらは大方の論調に沿ったものと思いますが、

個々のプレー、結果オーライとなったけど推奨せざるべくプロセスなど、指摘は明瞭に細かな点に及び

「サッカーって、こうやって観ていくのかぁ」と、

マスコミ等を通じて語られる内容とは違った切り口での見立てが興味深かったです。

セネガル、そしてポーランド。グループリーグの戦い方

注目点、気になるところは、「マイアミの奇跡」と言われるブラジル代表を撃破したアトランタ五輪での戦績も、

結果として2勝しながらも決勝トーナメント進出出来なかった経緯から、2、3戦目の挑み方が重要で、

ポーランド代表相手に戦ったセネガル代表より、日本代表の方が消耗度が激しく、

コロンビア戦での守備陣の出来からすると、相当カウンターを食らうであろうとの予測に加え、

昔のアフリカ勢と違って、今は、身体能力の高いバケモノが、組織的に戦ってくるとして、

苦手とも感じられるアフリカ勢に勝ちにいくか、キープレーヤーの離脱もあるポーランド代表により重きを置くか、難しいところだと。

サッカー観戦を楽しく、奥深く・・

サッカーの見方に、現在、繰り広げられているワールドカップの見所に・・

80分程度の限られた時間でしたが、今、一番、自分自身のサッカーへの興味が高まっている状況での今回であっただけに、

トーク後のサイン会で頂戴したサイン

一つ一つの指摘が新鮮で、

また、(専門家向けではなく一般向けに)同様の企画を待望したくなるような、楽しい時間でした ^^


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