アウトサイダーがリードするファッション、小売業、商業施設 etc:「トレンドを展望する」セミナー参加記

都内で開催されたファッション、小売業などのトレンドを読むセミナーに参加。

取り上げられた題材は消費者の意識、商業施設の在りようなどを含め多岐に渡り、

3時間半に及ぶ枠の中で学びに、インスピレーションを得られる機会となりました。

大統領選から見えたファッションの潮流

ファッションでは例えばDonald J. Trump:ドナルド・トランプ次期アメリカ大統領の出で立ちから

近年IT業界などから広まったドレスダウンの片側で、スーツを着こなすドレスアップしたスタイルが注目されるようになり、

実際、百貨店では上代7、8万円のスーツでも高いと感じられていたのが、12〜15万円といった水準でも売れるようになってきているそうな。

因みに、ドナルド・トランプ次期大統領の愛用は50万円のBrioniとか。

示されたキーワードの一つ「ドレスアップ・アゲイン」

時代の要請に応える商業施設

商業施設の方では、(2016年)5月(大阪府)枚方市にオープンした枚方T-SITEが一押しで、

その心は生活提案型デパートメントを謳い、

出典:カルチュア・コンビニエンス・クラブ公式サイト(画像はサイトにリンク)

如何に地域生活者と接点を持つか?という点が考え抜かれ、いろんな形での利用状況が想定(本分で書店にとどまらず、食品マルシェ、複数の銀行にカフェを複合)され且つ居心地の良さが提供されていると。

遠隔地となるため枚方T-SITEは見れていませんが、「代官山T-SITEが進化した形なんだろうなぁ」とか、

先行事例をもとに時代の要請に応えている(であろう)その姿に想像力を働かされました。

アウトサイダーの時代

といった具合で事例から読み解かれていく考察に、時節柄、2017年に思いを及ばされる機会にもなりましたが

セミナー中の机上の眺め

印象的であった指摘は、 ドナルド・トランプ次期アメリカ合衆国大統領の情報発信の姿勢(大統領選後、記者会見を開かず、Twitterでの一方的な情報発信に終始していること)を含め

成功体験がなく、既成概念に囚われないところからしかイノベーションは生まれず、換言すると(業界後など)外部の力を巧みに使いこなせるアウトサイダーの時代であるという視点。

表現の仕方が異なった形で、同義のことは説明、認識していましたが、具体的を用いて解説されると腹落ちしてくる感覚も重量感を伴い、今一度、目を開かされる指摘でありました。

 


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