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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:プロゴルファー ジャロッド・ライルさん、36歳の生涯の最期に伝えたかったこと

プロゴルファー ジャロッド・ライルさん、36歳の生涯の最期に伝えたかったこと

” 白血病との闘いを長く続けた後、前週に緩和医療へ移行していた男子ゴルフのジャロッド・ライル(オーストラリア)が36歳で死去した。夫人が8日に公表した。

米ツアーの参戦経験を持ち、6歳と2歳の子供の父親でもあるライルは、8日夕に家族と友人に見守られながら息を引き取った。

夫人は「胸が引き裂かれる思いですが、ジャロッドがもう私たちのそばにいないことをお伝えしなくてはなりません」と発表し、

「娘たちも私も悲しみに暮れていますが、これからは世界最高の夫にして父親がいない中で、人生に立ち向かわなくてはなりません」と続けた。

ライルは3回目の急性骨髄性白血病が再発した後、「もうこれ以上」体が耐えられないと話して緩和ケアに移行し、最後の数日間を過ごした。

ライルの闘いは世界中のファンや選手の胸を打ち、彼の元には数多くの温かいメッセージが届いていた。

夫人は「ジャロッドは最後の数日間、信じられないほど優しく温かい行動と言葉を受け取り、あふれる感情に浸ることができました」と話している。

「夫からは、こんなシンプルなメッセージを届けるようお願いされました。『サポートをありがとう。僕にとっては世界そのものだった。

僕の時間は短かったが、みなさんががんに苦しむ家族の身になって考え、行動するきっかけになったならうれしい』」

ライルは17歳のときに白血病を克服したが、2012年に再発。治療に成功し、2013年11月にはオーストラリアン・マスターズで復帰を果たしたが、数か月前から健康状態が悪化していた。

米ツアーには2007年に参戦し、トップ10フィニッシュも何度か経験した。”(出典:JIJI.COM

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ウサイン・ボルト、セントラルコースト・マリナーズと契約

ウサイン・ボルト、セントラルコースト・マリナーズと契約

” セントラルコースト・マリナーズと「無期限のトレーニング期間」という珍しい形態で契約

元日本代表MF本田圭佑がメルボルン・ビクトリーに加入したことで話題を呼んだオーストラリアのAリーグだが、他にも動向が注目される世界的なスターがいる。

セントラルコースト・マリナーズのトライアルを受けることが決まっている陸上競技の元短距離王者ウサイン・ボルトだ。

陸上競技の100メートルと200メートルで世界記録を保持し、世界選手権や五輪で金メダルを量産した31歳のボルトは、10月に開幕するAリーグでプロサッカー選手としてのキャリアをスタートするため、

マリナーズのトレーニングに参加する。すでにマリナーズは「無期限のトレーニング期間」という珍しい形態での契約を発表しているが、これはプロ契約を保証するものではないとした。

AP通信は、クラブのミック・マルヴェイ監督による「ボルトを特別扱いしない」というコメントを報じている。

「今回は、偶然にもその選手の名前がウサイン・ボルトだったというだけだ。それは彼にも伝えている。

普通なら何も騒がれないようなことだが、彼である限りは不可能だ。

我々には30人のトライアル選手がいる。全員のビデオを見る時間がなく、ピッチで判断することになる。もし彼がプレーするのに値する選手なら契約を結ぶ。それだけのことだ」

一方でクラブの最高経営責任者(CEO)であるショーン・ミーレカンプ氏は、開幕前のプレシーズンマッチでボルトがプレーする可能性があるとしている。

今後、ボルトがピッチで見せるパフォーマンス次第では、本田とボルトが対戦する機会も訪れるかもしれない。”(出典:Football ZONE

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:家計のやり繰りに苦慮する世帯増

家計のやり繰りに苦慮する世帯増

 ” 電気料金や食費を始めとする生活費は上昇を続けるが、オーストラリア国内の賃金は停滞を続けており、収入を上回る支出で蓄えに手をつけなければやっていけない国民世帯が増えているとの報告が発表された。

オーストラリアのスーパー・ファンドの所有するME Bankの最新の「経済的余裕」報告書の重要な結論はそれだった。

この報告書は、1,500人を対象に、2018年上半期の経済的福利について各自の考えを調べたもので、

それぞれの短期的な現金貯蓄についてどの程度自信があるかとの質問に回答が一気に否定的になっている。

端的な回答は「not very(あまり自信がない)」で、この2年で自信が3%下がって「10段階の4.93」にまで3%下がって、最低水準になっている。

この数字は、統計局(ABS)の公式統計数字と一致しており、ABSの統計数字では、2018年第一四半期には国民世帯の貯蓄率が2.1%にまで下がっており、2007年12月以来の最低の数字になっている。

ME Bankのコンサルティング・エコノミスト、ジェフ・オウトン氏は、「明らかに現在が転回点になる可能性が高い。

現在、一般的に国民世帯が生活をやりくりするために貯蓄に手をつけることができる状態だが、世帯の中にはもう手をつける貯蓄もない世帯が現れてきている。

現金貯蓄が1,000ドルを下回る国民世帯は全体の26%にものぼっている」と述べている。

また、経済的な緊急の際に金を集めることができるかどうかの自信についての質問でも自信が消えつつあり、月々の貯蓄額が2018年上半期には10%以上も減っていた。”(出典:NICHIGO PRESS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:本田圭佑選手、メルボルン・ヴィクトリー入団決定

本田圭佑選手、メルボルン・ヴィクトリー入団決定

” オーストラリア・Aリーグのメルボルン・ヴィクトリーは、日本代表MF本田圭佑の加入を発表した。

ロシア・ワールドカップでは、途中出場がメインながらセネガル戦で同点弾を挙げるなど、勝負強さを見せて2大会ぶりのベスト16進出に貢献した本田。

昨季限りでパチューカを退団して以降、所属クラブが決まっていない状況だったが、31日に自身のツイッターで現役続行を宣言し、去就が注目されていた。

そして6日、噂されていたとおり、メルボルンへの加入が決定。本田は、『FOX スポーツ』で加入の喜びを以下のように語っている。

「加入できて本当にうれしいです。メルボルンはオーストラリア最高のクラブだと考えています。光栄です。クラブに勝利をもたらし、できるだけチームを助けたい」

かつて三浦知良(現横浜FC)や小野伸二(現コンサドーレ札幌)、アレッサンドロ・デル・ピエロ氏などがプレーしてきたAリーグ。日本のスターは、どのような活躍を見せてくれるのだろうか。”(出典:GOAL

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:オーストラリアの知られざる トップエンドの魅力

オーストラリアの知られざる トップエンドの魅力

” 壮大な自然と先住民アボリジニの文化が息づくオーストラリア北部のノーザンテリトリー(北部準州)。

中でも「トップエンド」と呼ばれる海寄りの地域は、動植物の宝庫として知られている。

観光のベストシーズンは乾期の5月から10月。ノーザンテリトリー政府観光局の協力で訪れた。

トップエンドを訪れる観光客の多くが目指すのはカカドゥ国立公園だ。

豊かな自然と先住民文化が評価され、1981年にユネスコ世界遺産(複合遺産)に登録された。州都であるダーウィンの東に位置し、広大な敷地は約2万平方キロにも及ぶ。

公園内に入ると動植物の圧倒的な生命感に驚く。熱帯性気候のおかげで1,600種以上の植物が生い茂り、280種を超える鳥類が生息する。

豪州唯一のコウノトリ科の鳥で、現地ではジャビルーと呼ばれるセイタカコウや、スイレンの葉の上を歩く姿が水面を歩いているように見えるレンカクなどが乱舞する。

野鳥観察が趣味というガイドは「ここは野鳥好きにとっては天国だね」とほほ笑む。

公園中央部を流れるイエローウオーターリバーでは、5メートルもあるクロコダイルが川の中をのびのびと泳ぐ姿や、大きな口を開けて体温調節する姿を遊覧船から間近に見ることができる。

この大自然の恵みを享受して生きてきたのがアボリジニだ。公園北東部のウビルや東部のノーランジーロックの岩山や洞窟には、彼らの祖先が描いた壁画が5,000~7,000点も残されている。

古いもので約2万年前のものもあるという。雷男の伝説を絵にしたものや、狩りの効率的な方法を描いたものなど、アボリジニの暮らしや文化を表現している。

壁画にはさまざまな画法があるが、中でも人間や動物の骨格を透かしたように描く「x線画法」が目を引く。

経年変化により赤系統の顔料が残りやすいため、赤色の絵が最も古い時代に描かれたことを示すという。

今回、アボリジニの伝統食文化を体験する機会があった。公園内に住むアボリジニのベン・タイラーさんの案内で、まずは「ブッシュタッカー」と呼ばれる豪州原産の食材を集めるために森の中を進む。

「クロコダイルに襲われないように川から5メートルは離れて」と注意を受けながら、自生している植物についての説明を受ける。

ロゼラという赤い実を付ける植物は染料やお茶として使うことや、木の皮をはいで皿に使うことなど、植物を生活に生かす多様なアボリジニの知恵に驚く。

食材が集まったところで料理をふるまってもらった。大型肉食魚のバラマンディは直火で焼いた後、土に埋めて蒸すことによって身がふんわりとした食感になる。

味付けは食材の味を最大限生かしたあっさりとしたシンプルなものだ。

トップエンドを訪れたならばリッチフィールド国立公園にも足を延ばしたい。ダーウィンの南約100キロ、車で2時間ほどの場所にあり、多くの滝があることで有名だ。

中でもフローレンスフォールズは自然のプールとして人気が高い。この公園には巨大なアリ塚もあり目を引く。

大きい物では5メートルを超え、「大聖堂」と呼ばれる壮大なものもある。1メートル高くするのに約10年かかるという。

圧倒的な生命力にあふれた大自然。そこで育まれたアボリジニの奥深い文化。日本では体験できない世界がノーザンテリトリーにはあふれている。【藤井達也】”(出典:毎日新聞

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:2018年 第2四半期(4-6月期)小売売上高 前期比1.2%増

2018年 第2四半期(4-6月期)小売売上高 前期比1.2%増

”  オーストラリア連邦統計局(ABS)が3日発表した第2・四半期の小売売上高(インフレ調整後)は前期比1.2%増加し、1年ぶりの大幅な伸びを記録した。

エコノミスト予想の0.8%増を上回り、第1・四半期の0.2%増から伸びが加速した。

小売売上高は第2・四半期の国内総生産(GDP)に0.6%ポイント寄与する可能性がある。

家計支出が引き続き「不透明感の要因」としている豪中銀にとっても、一定の安心材料となる見込みだ。

ただ、第2・四半期の小売価格は0.1%低下し、物価上昇の兆しは見られなかった。

6月単月の小売売上高は前月比0.4%増で、伸び率は5月から変わらず。予想の0.3%増は上回った。

会計年度末のセールや冬物の買い物が寄与し、衣料品や靴、アクセサリーのほか、家庭用品や食品など広い範囲で増加した。

ただアナリストの間では、賃金上昇の鈍さや住宅市場の減速を踏まえると、第2・四半期の伸びが持続可能かどうかは不透明との見方も出ている。

BISオックスフォード・エコノミクスの豪マクロ経済担当責任者サラ・ハンター氏は「統計は予想を上回ったものの、第1・四半期が非常に弱かった影響もある」と指摘。

「全体的に成長は依然として非常にまばらで、賃金やその他所得の伸びが鈍いことを踏まえると、年内はこうした状況が続く」との見方を示した。”(出典:REUTERS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:アクシャイ・ベンカテシュ教授 フィールズ賞 受賞

アクシャイ・ベンカテシュ教授 フィールズ賞 受賞

” 4年ごとに、40歳未満の数学に貢献した人、2人から4人に与えられる「数学界のノーベル賞」と呼ばれるフィールズ賞の2018年の賞選考で、インド生まれのオーストラリア人、アクシャイ・ベンカテシュ教授(36)が受賞者に選ばれた。

ベンカテシュ教授は13歳の時に高校の学業を終える天才ぶりを示しており、ABC放送で、「数学者になろうかなと目指していた」と語っている。ABC放送(電子版)が伝えた。

ベンカテシュ教授は、1994年に13歳でパースの高校を卒業、16歳の時に純数学で最高の栄誉をおさめ、

WA大学を卒業しているが、パースでのティーンネージャ時代に「天才」と目されていた。

現在はアメリカのスタンフォード大学で数学教授を務め、同時に家庭生活を楽しむベンカデシュ教授は、ABC放送のインタビューに、

「若い数学者にとっては夢のような賞であり、過去の業績を表彰すると同時にこれからも優れた業績を積むよう励ますものだ。

自分はごく普通の関心の持ち主であり、毎日欠かさずランニングをしている。

また読書も好きだ。それでも正直言って子供は手がかかる。機会があれば読書かランニングに励むようにしているが、余暇のほとんどが子供とのつき合いにつぶれる」と語っている。

ベンカテシュ教授の母親、スベサ・ベンカテシュ教授はディーキン大学でコンピュータ科学教授を務めており、機械学習の分野で研究を主導している。

ベンカテシュ教授のフィールズ賞受賞は、数学の複数の分野の洞察を組み合わせた業績に対して与えられたとされているが、

WA大学で数学教授を務めるかつての同級生、マイケル・ギュウディチ氏は、「一般人に彼の業績を説明するのは難しい。

もっとも、説明が易しければきっとフィールズ賞を受けていなかっただろう」と語っている。”(出典:NICHIGO PRESS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:休日出勤手当減後も顧客支払いのサーチャージ変わらず

休日出勤手当減後も顧客支払いのサーチャージ変わらず

” オーストラリア国内における多くのレストランやテイクアウト店を含む飲食チェーン店が、

オーストラリアの労使裁定機関フェアワーク委員会(FWC)が昨年7月1日からペナルティーレート(日曜・休日勤務などに支払われる手当)の引き下げを実施した後も、

顧客へのサーチャージ料金(休日営業時の特別追加料金)を変更していないことが1日に明らかになった。ABCニュースが伝えた。

テイクアウト業界において、カジュアルワーカー(非正規社員)のこれまで平日の175%だった日曜勤務の給与は、昨年7月からの引き下げにより160%、

フルタイムワーカー(正規社員)のこれまで平日の150%だった日曜勤務の給与は、同じく135%になっている。

宅配ピザ大手ドミノ・ピザ・オーストラリアを展開するドミノ・ピザ・エンタープライズ(DPE)のセールスアシスタントによると、

FWCの決定に基づいて従業員への給与支給を減額したことにより、明らかに賃金支出は減っているという。一方で、顧客へのサーチャージ料金の変更はしていない。

DPEのニック最高経営責任者(CEO)は、顧客へのサーチャージ料金を変えていないことに対し、「顧客へのサーチャージは、従業員に支払うペナルティーレートをまかなう目的だけではない」と述べている。”(出典:NNA ASIA

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