筒井康隆先生の『佇む人 リリカル短篇集』を読了。
タイトルに踊る「リリカル」の語意に馴染みなかったところ巻末の小池真理子さんによる「解説」によると
” 「リリカル短篇集」と銘打たれ、筒井さんの作品の中でも、叙情味あふれるものばかりがセレクトされている文庫 “(p356)
とのことで、昨年(2021年12月)末に読み上げていた

もう一つの短篇集のテーマは性を軸とした切り口でしたが 、
筒井康隆先生の『佇む人 リリカル短篇集』を読了。
タイトルに踊る「リリカル」の語意に馴染みなかったところ巻末の小池真理子さんによる「解説」によると
” 「リリカル短篇集」と銘打たれ、筒井さんの作品の中でも、叙情味あふれるものばかりがセレクトされている文庫 “(p356)
とのことで、昨年(2021年12月)末に読み上げていた

もう一つの短篇集のテーマは性を軸とした切り口でしたが 、
代表作の一つと承知していて、半年ほど前にサイン本を購入出来ていたところ

昨年(2021年)末頃から未読であることが気になり出し、年明け落ち着いたところで手に取った経緯。
6日ほどかけて第一部〜第二部の全475ページを読み終え、本数冊を読み込んだかの読後感 ^0^;
あら筋を巻末の文芸評論家 斎藤美奈子さんの「解説」から引用すると
2021年末、筒井康隆先生の『陰悩録 リビドー短篇集』を読了。
本書について巻末の藤田宜永さんによる「解説」から引用すると
” すべての短篇のテーマはセックスである。”(p355)
というもので、収録されている作品は全部で十四篇。
描かれているのは
サイン本入手機会に

即反応して入手していた一冊。
本書は、
東海道戦争
いじめないで
しゃっくり
群猫
チューリップ・チューリップ
うるさがた
お紺昇天
やぶれかぶれのオロ氏
堕地獄仏法
の九篇を収録した短篇集。
“「東海道戦争?」
「ええ、東京と大阪の戦争だから、そう呼ぶのがいちばん適当でしょう」
「何ですって、じゃあ、さっきから敵だ敵だといっていたのは、東京のことなんですか?」”(p21)
というタイトルに掲げられた「東海道戦争」に、
本書刊行後『七瀬ふたたび』『エディプスの恋人』と続く、七瀬三部作の一作目にして、筒井康隆先生最後(三回目)の直木賞候補作品。
本作の主人公 火田七瀬は
” 他人の心を読み取ることのできる能力が自分に備わっている “(p10)
という特殊能力を自覚。

” 家事手伝いという、家庭から家庭へ転転と移っても不思議に思われない唯一の職業を選ぶことで辛うじて社会から身を遠ざけ一ヵ所に落ちつくことを避けている “(p217)
家事手伝いを生業とし、タイトルの『家族八景』とは本書に収録されている八話の家族模様が描かれたもの。
登場する家族は
数多ある筒井康隆先生の作品の中で、数少ないミステリー作品とのことで、
「サイン本出ないかなぁ」と思っていたところ・・

望んだ状況が訪れ ^0^/ 入手叶えていた経緯。
幼少期を過ごした別荘が人手に渡り、新たな持ち主から誘いを受けた夏、
その場に集った思惑秘めた者たちの間で突如起きた連続殺人・・
1989年4月出版ながら2021年において再び脚光を浴びているとの


本書冒頭で、主人公の作家のもとへ懇意にしている評論家から
” もしひとつの言語が消滅した時、惜しまれるのは言語かイメージか。つまりは言語そのものがこの世界から少しずつ消えていくというテーマの虚構。
・・中略・・
ひとつのことばが失われた時、そのことばがいかに大切なものだったかが始めてわかる。
そして当然のことだが、ことばが失われた時にはそのことばが示していたものも世界から消える。そこではじめて、それが君にとっていかに大切なものだったかということが」”(p18)
との提案を受け、本書の一章進むごとに五十音が一つずつ消えていくという実験的SF小説。
(次第に文字が失われていくとの)コンセプトは聞いたことあったものの

最初はともかく中、後半に至って消えた文字数が多い中でも小説が整理しているのは圧巻。