「筒井康隆」カテゴリーアーカイブ

筒井康隆先生が綴った名作選から伝わってきた映画愛:『活劇映画と家族』読了

筒井康隆先生の『活劇映画と家族』を読了。

発売に合わせ注目していたタイミングで流れ良く購入出来たサイン本

サイン本入手に機会に即反応し入手していた経緯。

本書は、

” 映画の中に描かれる運命共同体としての疑似家族を取りあげ、文章として再録することによって小生、読者と共に懐かしい映画の思い出にどっぷりと浸かりたいのだ。”(p4)

と冒頭の「家族と擬似家族」において刊行意図が説明され、

 家族と擬似家族

 一 「白熱」「血まみれギャングママ」「前科者」

 二 ハワード・ホークス監督「ハタリ」の擬似家族

 三 ジョン・ヒューストンに始まるボギーの一族

 四 西部劇の兄弟

の章立てに基づいて、筒井康隆先生の思い入れの作品について取り上げられています。

滲み伝わる映画愛

「あとがき」に

” 結果として主に筋書きを書くだけになってしまった “(p162)

とある通り、既述の大部分は映画の展開が言語化されたもので、私自身、

ハワード・ホークス監督に、ジョン・ウェイン出演作品は一時どハマりして、紹介作の多くが1950年代前後ながら見ている作品も幾つか含まれているはず、ながらも

続きを読む 筒井康隆先生が綴った名作選から伝わってきた映画愛:『活劇映画と家族』読了

筒井康隆先生が描いたカオスな展開に爪痕残される短篇集:『ウィークエンド・シャッフル』読了

筒井康隆先生の『ウィークエンド・シャッフル』を読了。

(2021年)5月末から6月中旬にかけて購入していた筒井先生本7冊のうちの一冊。

本作には

 佇むひと

 如菩薩団

 「蝶」の硫黄島

 ジャップ島

 旗色不鮮明

 弁天さま

 モダン・シュニッツラー

 その情報は暗号

 生きている脳

 碧い底

 犬の町

 さなぎ

 ウィークエンド・シャッフル

の13作品を収録。

急展開、カオスな・・

八人組みの主婦団が、金持ち宅にアポなしで往訪し、

“「申し上げにくいんですが、実はあの、わたくし共は泥棒でございます!」”(p34)

の一言から劇的に場面が緊迫していく「如菩薩団」に、

続きを読む 筒井康隆先生が描いたカオスな展開に爪痕残される短篇集:『ウィークエンド・シャッフル』読了

筒井康隆先生が綴った型破りな刑事が躍動する四篇の推理小説:『富豪刑事』読了

筒井康隆先生の『富豪刑事』を読了。

(2021年)5月末から6月中旬にかけて購入していた筒井先生本7冊のうちの一冊。

TVドラマ版は視聴していないものの深田恭子さん主演といった程度は承知、筒井作品の代表作のうちの一作と捉えており、

購入本に書かれていたサイン

サイン本入手機会に飛びついていた経緯。

大富豪の子息(刑事) x ミステリー

TVドラマの主役は女性であったものの、原作では男性。収録されているのは

続きを読む 筒井康隆先生が綴った型破りな刑事が躍動する四篇の推理小説:『富豪刑事』読了

筒井康隆先生が描いた錯乱、狂気らが混在加速する短編集:『世界はゴ冗談』読了

筒井康隆先生の短編集『世界はゴ冗談』を読了。

一時(2021年5〜6月)、筒井康隆先生の作品を集中的に購入した

<< 2021年6月13日投稿:画像は記事にリンク >> 先月(2021年5月)末から今週(6/7〜13)にかけて嬉しかったこと:筒井康隆先生本7冊

きっかけになった作品で、本書は

 ペニスに命中

 不在

 教授の戦利品

 アニメ的リアリズム

 小説に関する夢十一夜

 三字熟語の奇

 世界はゴ冗談

 奔馬菌

 メタパラの七・五人

 附ウクライナ幻想

の十編を収録。

三字熟語の羅列のみで展開される「三字熟語の奇」はじめ

「三字熟語の奇」(抜粋)

カオス(混沌)との印象強く、作品によって理解度はまちまちですが、個人的なハマりどころは

続きを読む 筒井康隆先生が描いた錯乱、狂気らが混在加速する短編集:『世界はゴ冗談』読了

筒井康隆先生本をたくさん買い込んでいた神戸の流泉書房へ行ってきた

先週末の ⬇︎

<< 2021年6月20日投稿:画像は記事にリンク >> AKIRA TAKASAKI AND EVOLUTION公演で、念願のBUDDHA ROCKを存分に体感してきた

大阪一泊二日。夜の予定は決まっていたものの「他の時間、何をしよう・・」と、

時節柄、現地(在住)の人たちと会う約束するのは控えようかと、思案を重ね思いついたのが、

短期で集中的に筒井康隆先生のサイン本を

<< 2021年6月13日投稿:画像は記事にリンク >> 先月(2021年5月)末から今週(6/7〜13)にかけて嬉しかったこと:筒井康隆先生本7冊

多数購入していた神戸市内の流泉書房行き。

神戸で刻んだ新たな思い出

梅田との距離感(電車で片道1時間)を考慮し、あらかたの出発時間を決め、新幹線に乗車。

中国地方で発生のガス漏れとやらで、新神戸まで乗るつもりが

出典:中國新聞デジタル(画像は記事にリンク)

新大阪止まりに短縮されてしまうハプニングありながら、

続きを読む 筒井康隆先生本をたくさん買い込んでいた神戸の流泉書房へ行ってきた

先月(2021年5月)末から今週(6/7〜13)にかけて嬉しかったこと:筒井康隆先生本7冊

(2021年)上半期、残すところ2週間+α程度といったところ、過ぎ去りし日の中で快心の日を振り返ると、

<< 2021年2月19日投稿:画像は記事にリンク >> 二年連続で筒井伸輔さんの世界観に浸った後、歓喜の瞬間を迎えてきた

筒井康隆先生との遭遇叶った2月18日が代表的に思い起こされますが、その筒井康隆先生の最新刊『世界はゴ冗談

出典:筒井康隆先生Twitter(画像はTweetにリンク)

のサイン本を販売検索すれば・・

続きを読む 先月(2021年5月)末から今週(6/7〜13)にかけて嬉しかったこと:筒井康隆先生本7冊

筒井康隆先生が描いたコロナ禍の狂乱、亡きご子息との夢の中での再会ほか一四の短篇集『ジャックポット』読了

筒井康隆先生の最新刊『ジャックポット』を読了。

大概、筒井康隆先生の新刊が出る際はサイン本が出ている印象で待ち構えるも、

本作については「(2月上旬の発売後)出ないなぁ・・」と、3月も中旬となり諦めモードに切り替わりかけていたところ

Twitterで販売情報を見つけ

通信販売で思いを叶えていた経緯。

書店で本書発売を知り、筒井伸輔展開催を知り、・・・! << 2021年2月19日投稿:画像は記事にリンク >> 二年連続で筒井伸輔さんの世界観に浸った後、歓喜の瞬間を迎えてきた

コロナ禍の最中、混沌、狂乱の世界へ

本書は「漸然山脈」「コロキタイマイ」など一四の短篇を収録。

全体を通じコロナ禍の混沌を描いた「ジャックポット」好例にカオスとの印象を引っ張り出されましたが、

最初二話は全然設定が頭に入って来ず、難解との滑り出しに冷や汗気味も、

続きを読む 筒井康隆先生が描いたコロナ禍の狂乱、亡きご子息との夢の中での再会ほか一四の短篇集『ジャックポット』読了

二年連続で筒井伸輔さんの世界観に浸った後、歓喜の瞬間を迎えてきた

昨年(2020年4月)に続いて、

<< 2020年4月8日投稿:画像は記事にリンク >> 筒井康隆さんの「偽文士日碌」を読み、御子息の筒井伸輔展に行ってきた

筒井伸輔展(開催名称:筒井伸輔 特別展示)へ。

過日書店に立ち寄った際、筒井康隆先生の新刊を見つけ、

出典:新潮社営業部Twitter(画像はTweetにリンク)

同日晩、(筒井康隆先生の)Twitterを訪問した際に

出典:筒井康隆さんTwitter(画像はTweetにリンク)

本特別展示の開催を知っていた経緯。

蘇る世界観

場所は(昨年と)同じく市ヶ谷駅から徒歩圏のMIZUMA ART GALLERY.-

続きを読む 二年連続で筒井伸輔さんの世界観に浸った後、歓喜の瞬間を迎えてきた