「art & culture」カテゴリーアーカイブ

佐藤可士和さんが対話を通じて見出した本質:『佐藤可士和の対話』中間記

クリエイティブディレクター 佐藤可士和さんの『デザインノート』誌での連載「佐藤可士和の視点とデザイン」がまとめられた『佐藤可士和の対話ノート』を読み始め、

21名との対話が掲載されているうちの10名まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

サイン本入手機会に遭遇、

出典:誠文堂新光社Twitter(画像はTweetにリンク)

反応し、入手していた経緯。

対話を介して

本書のタイトルに掲げられた対話を冒頭の「対話が教えてくれること」で、

” 対話を通じて、経営者として、一人の人間として、どこに力点を置いているのかということを探っていくのです。

その人が大切にしていることがつかめると、ディレクションにもブレがなくなりますし、その後の人間関係もよくなります。”(p10)

と対話の役割を示し、相手方は

” さまざまな分野のトップランナー “(p7)

で、具体的には

 松井章奎 国際空手道連盟 極真会館 館長

 中田英寿 元サッカー選手・実業家

 柳原尚之 懐石近茶流嗣家

 鷹野正明 株式会社三越伊勢丹 常務執行役員

など、多岐に及ぶ分野から幅広く人選されています。

本書に登場されるトップランナー例(目次の一部)

印象に残った箇所を引用すると、

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奥山由之さん、隈研吾さんらアートに触れている この頃の一週間

思い起こせば、感染症が拡大する前は、

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Banksyを題材にしたイベントに足を運んだり、緊急事態宣言最中の ⬇︎

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に、先月(2020年11月)も、⬇︎

<< 2020年11月8日投稿:画像は記事にリンク >> BANKSY:バンクシーがベツレヘムで描いた壁画を巡る論争と顛末:映画『バンクシーを盗んだ男』鑑賞記

と、断続的にジャンルに属する映画を鑑賞していたものの「アート(関連)と距離があったなぁ」と無意識的に感じていたのか、

この一週間ほどで立て続けに、写真集に(アート)その分野の書籍を購入。

l to r:(上段)『Girl』奥山由之, 『紋の辞典』波戸場承龍 波戸場耀次(下段)『決闘写真論』篠山紀信 中平卓馬, 『Furniture that blends into the surroundings』隈研吾 

2年弱の潜伏期間?!を経て・・

口火を切ったのは映像監督・写真家 奥山由之さんの写真集。遡ること2019年2月に参加した落合陽一さん個展のトークイベントの相手方で登壇され

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Banksy:バンクシーがベツレヘムで描いた壁画を巡る論争と顛末:映画『バンクシーを盗んだ男』鑑賞記

週末の定番、Prime Video内を「何か、あるかなー」と検索し・・

出典:prime video

「まだ、あったかぁ」と、Banksy:バンクシー関連で『バンクシーを盗んだ男』を見つけ、「これだな」と選択 ^^

Bansky at ベツレヘム

話しは、イエス・キリストの生誕地であるベツレヘムに築かれた壁に描かれたBanksyの壁画を巡って展開し、

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Banksy:バンクシー が手掛けた、映画『EXIT THROUGH THE GIFTSHOP:イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』再鑑賞記

(2020年)5月、

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を鑑賞した時に、

Prime Video内に、Banksy監督作品 『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』が会員特典で視聴出来ることを承知していて

出典:Ptime Video

週末夜、時間のあるところで再鑑賞。

再、というのは2011年のロードショー時、今は亡き渋谷に存したシネマライズで観ており、

出典:web DiCE(画像は記事にリンク)

面白かったことは記憶しているものの「どう面白かったか?」そもそも鑑賞時はBanksyについてもよく知らず・・

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デヴィッド・リンチ監督の強烈なる世界観のルーツに迫る:映画『デヴィッド・リンチ:アートライフ』鑑賞記

David Lynch:デヴィッド・リンチ映画監督が、青年期までの時期を回想した

出典:amazon prime video

デヴィッド・リンチ:アートライフ』を鑑賞。

Facebook広告を辿っていったら、デヴィッド・リンチ監督のクラウドファンディング情報に接し ⬇︎

出典:omaze(画像はクラウドファンディンぐ情報にリンク)

その後、タイミング良く本作をamazon prime videoで見つけたことから、何作かあった候補の中から真っ先にピックアップ。

紆余曲折を経て・・

幼い頃から絵を日常的に描き、親からも才能を認められ期待されたものの人間関係で脱線を余儀なくされてしまったり、

父親との葛藤に、経済的な自立との折り合いに・・

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隈研吾さんが示す、建築と人間の未来:『点・線・面』読了

先週、中間記⬇︎をアップロードした

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建築家 隈研吾さんの『点・線・面』を読了。

二〇世紀の建築

建築が辿ってきた歴史に沿って話しは進められていき、

” 木も石も含めてすべての自然素材が、ヴォリュームの表面のコスメティック(お化粧)に堕ちてしまったのが、二〇世紀という時代であった。”(p 060)

或いは

” 二〇世紀建築は、魔術と怠慢を結合させることに成功した。だからこそ、二〇世紀の人々は熱狂し、麻薬に依存するように、コンクリート建築におぼれたのである。

合理的であるかに見えるが、実は魔術と怠慢を愛するこの時代に、コンクリートはうってつけの素材であった。”(p 072)

といった総括に、

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Alexander McQueen:アレキサンダー・マックイーンが40年の生涯で駆け抜け対峙した光と影 – 映画『マックイーン:モードの反逆児』鑑賞記

amazon prime video 内のライブラリー内に表示され、

出典:amazon prime video

「こんな(作品)あるんだ!」と、興味惹かれたファッションデザイナーAlexander McQueen:アレキサンダー・マックイーンの生涯に迫ったドキュメンタリー『マックイーン:モードの反逆児』を鑑賞。

苦悩、溢れる才能、栄光とともに訪れし闇

学生生活を終えたもののやりたりことを見出せず、家族に背中を押される形で服飾業界の門を叩き、

転々とするも、突出した才能は周囲から疑いの余地は無く、業界のキーパーソンから破格の支援を引き出したり、GIVENCHYのデザイナーに抜擢されるほどに。

映画『マックイーン:モードの反逆児』予告ロングver.

斬新の一語に留まらず、女性蔑視とも受け取られてしまうファッションショーを開催して

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Banksy:バンクシー が仕掛けたニューヨーク舞台の壮大なアートプロジェクトを追ったドキュメント:映画『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』鑑賞記

イギリスの病院で新作を公開し⬇︎再び世界的な脚光を浴びた

出典:BBC NEWS JAPAN(画像は記事にリンク)

Banksy:バンクシーが、2013年10月、ニューヨーク市内で毎日ゲリラ的に作品を発表する模様を追った

出典:amazon prime video

バンクシー・ダズ・ニューヨーク』を視聴。

(2020年)2月参加のBanksyにフォーカスされたイベント↙️ で

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しばし(本作の)名が上がっていたことを思い出し、「これは見ておくべきマスト(必須)だな」と選択。

予想を上回るスケール、展開に「面白い」「面白かったなぁ」というのが、見ている最中、見終わった後での率直なる感想。

発表はBanksyのinstggramで毎朝行われたものの、場所の記載はなく、

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