消費者物価、7~9月期前年比1.9%上昇
” オーストラリア統計局が31日発表した7~9月期の消費者物価指数(CPI)は前年同期比1.9%上昇した。市場予想通り。
伸び率は4~6月期より0.2ポイント縮んだ。原油高でガソリン価格が上がり運輸が同6%上昇したが、通信が同4.3%、衣料品が同0.8%下落した。
オーストラリア準備銀行(中央銀行)が金融政策で重視するコアインフレ率は同1.8%と11四半期連続で中銀目標(2~3%)を下回った。”(出典:日本経済新聞)
” オーストラリア統計局が31日発表した7~9月期の消費者物価指数(CPI)は前年同期比1.9%上昇した。市場予想通り。
伸び率は4~6月期より0.2ポイント縮んだ。原油高でガソリン価格が上がり運輸が同6%上昇したが、通信が同4.3%、衣料品が同0.8%下落した。
オーストラリア準備銀行(中央銀行)が金融政策で重視するコアインフレ率は同1.8%と11四半期連続で中銀目標(2~3%)を下回った。”(出典:日本経済新聞)
” 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)傘下の三菱UFJ信託銀行は31日、オーストラリアのコモンウエルスバンク・オブ・オーストラリア(CBA)から傘下の資産運用会社を総額約40億豪ドル(約3,280億円)で買収することで合意した。
発表によると、コモンウエルス銀行と傘下のコロニアル・ファースト・ステートグループが保有する9社の資産運用会社株式を100%取得する。
買収手続き完了は2019年半ば頃の見通し。グローバルで競争力があり専門性の高い運用機能を獲得すると同時に、先進国でも特に伸び率が高い豪州資産運用市場の成長を享受する。
CBAグループの運用会社9社の17年12月末現在の運用残高は約2,100億豪ドル(約17兆円)で、株式、債券、代替投資(オルタナティブ)など幅広い領域で商品を提供。
MUFGとの商品・顧客の重複が少ないことから収益源の多様化につながり、MUFGは、統合により受託財産事業本部の粗利シェアが現在の約5%から7%程度に上昇すると見込んでいる。
MUFGは18年度からの中期経営計画で、信託銀行が中核になって運用力・商品力の強化に取り組み、
他社との提携や買収を通じたグローバル・アセットマネジメント市場への本格参入を検討してきた。
買収後の資産残高は国内トップの約7,300億米ドル(約82兆円)で、グローバルではトップ30位以内となる。
MUFGは、今回の買収を足掛かりに今後トップ15となる100兆円規模まで拡大させる方針。”(出典:Bloomberg)
続きを読む オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所:三菱UFJ信託、コモンウェルス・オブ・オーストラリア傘下の資産運用会社を買収合意
” ニュージーランド(NZ)政府は31日、米国を除いた11カ国による環太平洋連携協定(TPP11)が12月30日に発効すると発表した。
オーストラリアが批准し、発効に必要な6カ国が国内手続きを済ませた。太平洋を囲む新たな経済圏が誕生する。
米国と中国との貿易摩擦が過熱し、保護主義的な動きが広がる中、TPP11の発効は世界の成長を支える多国間による自由貿易の推進力となりそうだ。
豪州のほか手続きを終えたのはメキシコ、日本、シンガポール、NZ、カナダ。豪州は31日、協定の事務を担うNZに通知した。
TPP11は協定に署名した11カ国のうち、過半数の6カ国が国内手続きを終了してから60日後に発効する。当初は手続きを済ませた各国間で新たな貿易・投資ルールを適用する。
NZのパーカー貿易相は「協定発効と第1弾の関税削減実施に向けてカウントダウンが始まった」と宣言した。 ”(出典:時事通信社)
” オーストラリアの会社役員を対象にした調査で、企業の不正行為に対する厳罰化を支持する人が8割を超えたことが分かった。
失墜した社会の信頼を再び勝ち取るには、悪い行為が厳しく罰せられる必要があるとの認識がうかがえる内容となっている。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。
半年ごとに行われるオーストラリア企業役員協会(AICD)の調査によると、
非常に懸念する事項として、社会における「会社の評判」を挙げた人の割合は22%で、「長期的な成長見通し」(38%)に次ぐ高さだった。
3位には「企業文化」(20%)が挙がり、自社の文化を変えようと「多大な努力」をしているとの回答が3分の1を上回った。
企業文化を変える努力は全くしていないとの回答は11%だった。
今年は、特に金融サービスを中心に、企業への信頼が大きく揺らいだ年だった。
金融業界を調査する王立委員会で、規制当局への虚偽報告や、サービスを提供していないのに顧客から継続的に料金を徴収した問題、不適切な商品販売など不正行為が明るみに出た。
AICDのアーマー最高経営責任者(CEO)は、国民の信頼を再構築するには、不正行為の厳罰化を企業役員らが強く支持していく必要があるとの見解を示した。
連邦政府は、不正行為に対する罰金の大幅引き上げや刑期の延長を法制化する方針を発表している。”(出典:NNA ASIA)
” VIC州のダニエル・アンドリューズ州首相は成競業駐豪中国大使と中国の一帯一路政策に覚え書きを交わした。VIC州政府はこの政策参加で州の貿易と雇用拡大を希望している。ABC放送(電子版)が伝えた。
中国のこの国際的インフラストラクチャ・ネットワーク・プロジェクトに対しては西側諸国は懐疑的で様々な問題点も指摘されている。
また、オーストラリア国内で習近平中国主席の国際貿易政策を支持するのは現在VIC州が唯一で、中国とヨーロッパの間に過去のシルク・ロードに似た陸海の交通貿易要路を復活しようという政策には東南アジア、中央アジア、東ヨーロッパなどの諸国が参加している。
アンドリューズ州首相は、「この協定は新しいが、過去4年間に我々が中国との間に達成してきた集大成であり、VIC州にとっては貿易と雇用の拡大、また、中国との結びつきを固めるものだ。
過去4年間でVIC州内の中国からの投資は3倍以上になっており、VIC州からの中国への輸出も倍近くになっている。中国との関係を強化すると言ってきたが、それが実現しつつある」と語っている。
中国政府は各国を北京に招いて、この一帯一路プロジェクト参加を呼びかけており、これまでにニュージーランドを含め、68か国が署名している。これは同時に中国の影響力拡大を固めるためと見なされている。
オーストラリアの公式態度は、30億ドルの一帯一路政策は国際間に軋轢をもたらすものであり、これに参加することはできないとしている。
オーストラリア国内への中国の投資にはすでに一帯一路政策に沿ったものもあるが、オーストラリアの国家安全保障筋の幹部には、オーストラリアがこの政策に署名することは国際戦略に重大な結果をもたらすだろうとする者もいる。
しかし、VIC州政府がこの中国の政策への参加を決めたことには中国が歓迎の意を表しており、国内でも大きな影響がありえる。”(出典:NICHIGO PRESS)
” ラグビーのニュージーランド代表とオーストラリア代表による伝統の定期戦「ブレディスロー杯」が27日、19年W杯日本大会の決勝会場となる横浜・日産スタジアムで行われた。
15年W杯イングランド大会の決勝と同じ強豪同士の激突はニュージーランドが37-20で勝利した。
試合は、ニュージーランドが、前半11分に流れるようなパスワークから抜け出したフランカー、リアム・スクワイアのトライで先制。
同36分にはゴールラインまで残り5メートルでのスクラムからNO8キーラン・リードが持ち込み、トライを決めた。オーストラリアも前半終了間際に左への展開からWTBセファ・ナイバルがインゴールに飛び込み、反撃。17-10とニュージーランドの7点リードで折り返した。
後半はニュージーランドがペースを握った。SOボーデン・バレット、WTBベン・スミスがトライを決めるなど、20点を追加。
試合を通してセットプレーが安定し、相手のミスにつけ込む、無駄のない攻撃で、勝利をつかんだ。
両国の対戦は、近年はW杯イヤーを除き、毎年3試合を戦い、勝ち越したチームがカップを獲得する方式で実施。今年はニュージーランドの3戦全勝となった。”(出典:日刊スポーツ)
続きを読む オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所:ワラビーズ、横浜でのオールブラックス戦に20-37で敗れる
” デロイト・アクセス・エコノミクスの最新のビジネス展望によると、「住宅価格のブームが終わり、必然の住宅価格下落の時期に入った」としている。
また、「シドニーとメルボルンでは住宅価格が週に1,000ドル下がっている」と述べている。ABC放送(電子版)が伝えた。
現在、住宅価格は下がり始めており、逆に利率は上がり始めており、風向きの変化は大都市圏でもっとも厳しく感じられるようになってきている。
デロイト・パートナーのクリス・リチャードソン氏は、「オーストラリアの住宅価格は価格評価で分別も何もなく急上昇したが、今になってようやく重力が愚かしさに追いついてきた」と述べている。
過去5年間、記録的な低利と言うこともあって、国民は借金を重ねて投資に走り、事実儲けた者もいる。
リチャードソン氏は、通常住宅価格下落は経済にダメージがあるものだが、今回は下がり方が緩やかで、オーストラリア経済は加速を続けるだろうとして、
「いや、下がるには下がっているんだが、危険なレベルの下がり方ではない。これまでが上がりすぎていたんだから今後も値下がりが続くことになる」と述べている。
また、賃金について、デロイトのビジネス展望は、「賃金は2016年に底づきして以来、まるで氷河のようにじわじわと上昇してきている。
かなり長い間、記録的な低利と賃金低上昇率を過ごしたが、今後目立ってはい上り始めるだろう。
賃金上昇が悪い知らせで利率上昇がいい知らせという時期から次の時期に入ることになる。
轟音を立ててというわけではないが、時間をかけて徐々に上がっていくことになる」と述べている。
ただし、「中銀は、2019年末近くになるまで政策金利を上げることはしないだろうし、借金を抱えている世帯を守るため、利上げもごく緩慢なものになるだろう」と述べている。”(出典:NICHIGO PRESS)
” 相手のメンバーは見ていない。マイケル・チェイカ監督は、オールブラックスのメンバーが明らかになって2時間弱ほど経ってのメンバー発表記者会見でそう言った。
10月27日、ブレディスローカップの今季第3戦を横浜(日産スタジアム)で戦うオーストラリア代表のメンバーが発表された。
リストには24人の名前が並んだ。最後のコンディションチェックなどを経て、前日のキャプテンズラン後にひとりが削られる。
13-38、12-40。第1戦、第2戦とも、後半に大きく引き離されて今季の負け越しが決まっているワラビーズ。
豪州メディアから「1戦目で出た課題を2戦目でも直せなかった。今回はできるのか」と問われたチェイカ監督は、「(課題を把握し、それについての修正を)やろうとはした。
しかしできなかったのは事実だ。ただ、私たちは学んでいる」と答えた。
「SHがアーロン・スミスでもTJ・ペレナラでも、WTBが誰であろうと、同じように強力なチームであるのがオールブラックス。だから、誰が出てきても関係ない」
現在のベストのメンバーで、ベストのパフォーマンスを出すことだけに集中する。
今季のブレディスローカップ2戦に先発していた身長204センチのLOアダム・コールマンを怪我で欠くことになったが、
5番には90テストの経験を誇るロブ・シモンズが入った。チェイカ監督は「激しい競争の中で準備を重ねてくれていた」と期待を寄せる。
ザ・ラグビーチャンピオンシップの直前の2試合には爆発力のあるタニエラ・トゥポウを3番で先発させてきたが、
今回3番を背負うのはアラン・アラアラトア。ふたりの機動力あるPRを投入する順番を変えた。
試合に出場すれば記念すべき100キャップ目となるPRセコペ・ケプもベンチスタートに控え、過去2戦、オールブラックス相手に息切れした後半への対策も練っている。
BKでは、13番に定着していたリース・ホッジが怪我のため欠場。そこにイズラエル・フォラウが入り、SOバーナード・フォーリー、12番のカートリー・ビールとともに、強力なフロントスリーを形成する。
フォラウの代わりにWTBに入ったのは、昨年6月のイタリア戦で2トライを決めるも、その後、怪我でテストマッチから遠ざかっていたセファ・ナイヴァルだ。
スピードもあり、防御も確か。トイメンのリーコ・イオアネとのマッチアップは、勝敗の鍵を握るかもしれない。
上腕を痛め、6月のアイルランド戦以来戦列を離れていたCTBサム・ケレヴィもリザーブに入るまで回復した。
チェイカ監督は、苦しいメンバー構成ながらも、勝利への強い意欲を示した。
「試合の直前までやれることをやり、試合の最後、インジャリータイムに入っても、すべてを出そうとするのがコーチ、プレーヤーの責任だと思っている」過去2戦の結果など関係なく、全力で勝利を追求するつもりだ。
ザ・ラグビーチャンピオンシップのアルゼンチンとの第2戦、チームは前半を7-31と大量リードを許した。
しかしハーフタイムのロッカールーム、同監督が気迫あふれるトークで選手たちに訴えかけるとチームは生き返った。その勢いを前半から出し、好敵手に噛みつきたい。
最終的に45-34の大逆転勝ちとなったアルゼンチン戦を思い出してチェイカ監督が言う。
「あの試合のハーフタイム、すべての局面で一人ひとりが判断し、その場でやるべきことをやり切ることを訴えて、後半はそれができた。
特に求めたのは、ボールを持っていないときの動きです。そういうときの判断、仕事、意識こそ大事。それを今回も求めたい」
昨年、ワラビーズはブレディスローカップで2敗した後の第3戦(ブリスベン)、23-18で勝利を手にした。そのときの先発だったFLジャック・デンプシーも久々に戦列に復帰した。
「我々はワールドカップの会場で戦うためにやって来たのではなく、結果を残すために来た」と話したチェイカ監督の気迫が、チームをどこまで奮起させるか期待は高まる。
<ワラビーズ 試合登録メンバー>
1.スコット・シオ(ブランビーズ) 2.フォラウ・ファインガア(ブランビーズ) 3.アラン・アラアラトア(ブランビーズ) 4.アイザック・ロッダ(レッズ) 5.ロブ・シモンズ(ワラターズ) 6.ネド・ハニガン(ワラターズ) 7.マイケル・フーパー(主将/ワラターズ) 8.デイヴィッド・ポーコック(ブランビーズ) 9.ウィル・ゲニア(レベルズ) 10.バーナード・フォーリー(ワラターズ) 11.マリカ・コロインベテ(レベルズ) 12.カートリー・ビール(ワラターズ) 13.イズラエル・フォラウ(ワラターズ) 14.セファ・ナイヴァル(レベルズ) 15.デイン・ハイレットペティ(レベルズ)
〔リザーブ〕
16.トル・ラトゥ(ワラターズ) 17.セコペ・ケプ(ワラターズ) 18.タニエラ・トゥポウ(レッズ) 19.ローリー・アーノルド(ブランビーズ) 20.ジャック・デンプシー(ワラターズ) 21.ピート・サムー(ブランビーズ) 22.ニック・フィップス(ワラターズ) 23.サム・ケレヴィ(レッズ) 24.トム・バンクス(ブランビーズ)※ 試合登録は23人。のちに1人減らす。”(出典:RUGBY REPUBLIC)
続きを読む オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所:ワラビーズ、横浜での2018年ブレディスローカップ 第3戦、メンバー発表