海外渡航禁止措置、早ければ2021年11月に解除
” 9月8日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)は、現在、連邦政府が実施している海外渡航禁止措置が早ければ2021年11月は解除される見込みになっていると報道した。
また、海外渡航禁止措置解除の一つとして「ワクチン・パスポート」で完全接種済みを証明することで海外諸国との間で入出国規制が緩和されるとしている。
完全接種が済むと、myGovにアクセスすることで接種済みを証明するAustralian Immunisation Recordをダウンロードすることができる。
この接種済み証明を渡航許可とリンクする動きが9月8日夜の連邦内閣閣僚会議で話し合われたことから、数日中にこの計画が明らかにされるのではないかと伝えている。
パンデミックの間、オーストラリア国民や永住権者は内務省の許可を得なければ出国することができないが、連邦閣僚の間では16歳以上の成人の80%が完全接種を完了した段階でなるべく早くこの規制を緩和したいと考えている者も多い。
9月3日、スコット・モリソン連邦首相は、「接種率80%を達成した州から海外に行きたいという場合には、たとえ他の州ではまだ80%を達成していない場合でも海外渡航を許可することができるようにしたい」と語っている。
9月8日、ダン・ティーハン貿易相も、「一旦、80%という接種率目標が達成されれば、海外渡航規制を緩和し、ニュージーランドや太平洋島嶼国、シンガポールなどコロナウイルス発生率の低い国への渡航を認めることができるようにしたい」と語っている。
現在、NSW、VIC両州は11月には接種率80%を達成し、QLD、WA両州は12月には達成できる見込みになっている。
コロナウイルス・ワクチン接種登録をパスポートとリンクし、海外渡航許可の条件にする考えは、完全接種済み証明で喫茶店、レストラン、映画館に入ることができるようにする措置とは別立てになる。”(出典:NICHIGO PRESS)
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求人広告、2021年8月はロックダウン拡大で前月比2.5%減
” オーストラリア・アンド・ニュージーランド・バンキング・グループが6日発表した8月の豪求人広告は前月比2.5%減少した。
新型コロナウイルス流行に伴うロックダウン(都市封鎖)対象地域がシドニーからメルボルンやキャンベラまで拡大したことを受けた。
ただ、減少幅は昨年の流行第1段階に比べれば小幅となっている。 7月は1.3%減だった。
8月の求人広告は全土のロックダウンから労働市場が回復しつつあった前年同月と比べると、依然として79%増の19万5,995件。
ANZのシニアエコノミスト、キャサリン・バーチ氏は「この時期前後の求人広告は比較的底堅くなっている。過去2カ月の累積の減少幅3.7%は、全土がロックダウンされていた昨年の64%減に比べれば非常に小さい」と指摘。
「前向きな兆しとしては、ビクトリア州の新規求人広告は州の4度目のロックダウンを受けた7月に回復。制限が緩和されれば求人広告と雇用が再び急速に回復する証拠となっている」とした。”(出典:REUTERS via Yahoo! JAPAN)
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ワラビーズ、2021年ブレディスローカップ3連敗喫す
” ラグビーの南半球4カ国対抗は5日、オーストラリア・パースでニュージーランド(NZ)-オーストラリアを行い、NZが38-21で勝ち、2戦全勝の勝ち点10で南アフリカを抜いて首位に立った。
この試合は両国伝統の定期戦「ブレディスロー杯」最終戦も兼ねており、既に19年連続のカップ保持を決めているNZが3連勝とした。
NZは13-0とリードした前半25分、FBジョーディー・バレットが危険なプレーでレッドカード。
20分間を14人で戦わなければならなくなったが、前半終了間際にトライを追加し、18-0で折り返した。
後半はオーストラリアに3トライを返されたが、4トライを追加してボーナスポイント1も得た。
大会は12日の次節から最終節までオーストラリア・クイーンズランド州で集中開催。12日はゴールドコーストでNZ-アルゼンチン、オーストラリア-南アフリカが行われる。”(出典:サンスポ via Yahoo! JAPAN)
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イギリスとスワップ契約でファイザー製ワクチン400万回分確保
” オーストラリアのモリソン首相は3日、英国とのスワップ契約で米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン400万回分を確保したと述べた。月内に到着するとした。
首相は記者団に対し「これで豪州の再開に向けて大幅に前進できる」と述べた。
数日前にもシンガポールとの間で規模が小さいながらも同様のワクチンスワップ協定を結んだと発表したばかり。
各州政府は若年層向けのファイザー製ワクチンの供給不足により、接種プログラムに支障が出ているとしている。
シドニー、メルボルン、首都キャンベラでロックダウン(都市封鎖)が長引く中、国内人口2,500万人の半分以上が在宅命令の対象地域に入っている。
国内その他地域ではほぼ新型コロナゼロ生活となっているものの、これらの州はデルタ株の流入を阻止するために州境を閉鎖している。
豪州は7月、ワクチン接種率が70-80%に達した際の移動制限緩和に向けた4段階のロードマップを公表。
ただ、現在は16歳以上の国内人口のうち、ワクチン接種が完了したのは36%にとどまっている。
<NSW州で過去最多> ニューサウスウェールズ(NSW)州では3日、1日として過去最多の新規感染者1,431人、死者12人が確認された。
ベレジクリアン州首相は向こう2週間について「感染者数が最悪となる公算が大きい」と述べ、住民に警戒を呼び掛けた。
メルボルンのあるビクトリア州では新規感染者が208人と、前日の176人から増加。死者は新たに1人確認された。
パンデミック(世界的大流行)開始以来の豪州の累計感染者は約5万8,200人、死者は1,032人。”(出典:REUTERS via Yahoo! JAPAN)
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Socceroos、FIFAワールドカップカタール2022 最終予選予選初戦 中国代表に3-0で完勝
” 早くも悲観的ムードが漂っているようだ。
9月2日、カタール・ドーハにあるハリファ国際スタジアムで開催されたカタール・ワールドカップ・アジア最終予選の初戦で、中国はオーストラリアと対戦。0-3の完敗を喫した。
24分にアワー・メイビルの得点で先制を許すと、その2分後にもマーティン・ボイルのミドルシュートで被弾。
さらに70分には、メイビルのシュートのこぼれ球をミッチェル・デュークに詰められてダメを押され、万事休した。
ブラジルからの帰化選手のエウケソンを1トップに配した攻撃陣も不発。エスパニョールでプレーするエースのウー・レイも見せ場を作れなかった。”(出典:SOCCER DIGEST Web via livedoor NEWS)
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連邦政府、東京パラリンピックのメダリストにもオリンピックに準じ報奨金
連邦政府、東京パラリンピックのメダリストにもオリンピックに準じ報奨金” オーストラリア政府は2日、東京パラリンピックのメダリストに対する報奨金制度を設けて、五輪のメダリストに準じた金額が与えられるようにすると発表した。
豪州では東京五輪のメダリストへの報奨金は金が2万豪ドル(約160万円)、銀が1万5,000豪ドル、銅が1万豪ドル。
これに対してパラリンピックのメダリストには報奨金がなく、待遇の格差が指摘されていた。
声明は「豪州のパラリンピック競技者らが大きな誇りを持って国を代表し、国が(新型コロナウイルス禍で)困難な時に多数の人を元気づけるような成績を届けてくれた」と強調した。”(出典:JIJI.COM)
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2021年4~6月期GDP 0.7%成長に減速。デルタ型で景気下押し懸念
” オーストラリア統計局が1日発表した4~6月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)は前期(1~3月)比0.7%増加した。
プラス成長は維持したが、前期の1.9%増からは減速した。足元では新型コロナウイルスの感染拡大を受け最大都市シドニーなどで外出規制が続いており、7~9月期はマイナス成長になるとの見方が強まっている。
4~6月期のGDPは、支出面で約6割を占める個人消費が前期比1.1%増となり全体を0.6ポイント押し上げた。
民間の設備投資を含む総固定資本形成は同3.2%増だった。一方で資源やエネルギー輸出が落ち、輸出は同3.2%減となった。
1日に記者会見したフライデンバーグ財務相は、ワクチン接種が拡大していることを挙げ「トンネルの終わりに光が見える。
規制が緩和されれば経済は再び回復する」と強調したが、不透明感は強まっている。
豪経済にとって最大の懸念はインド型(デルタ型)の感染拡大だ。
シドニーがあるニューサウスウェールズ州での1日当たりの感染者数は8月末から1000人を超えて推移している。
同州では6月下旬にシドニーに導入された外出規制が少なくとも9月末まで続く見通しだ。第2の都市メルボルンにも現在、規制が敷かれている。
調査会社デロイト・アクセス・エコノミクスは「4~6月期に外出規制の対象となったのは人口の7%だったが、7月以降その割合は45%近くになっている」と指摘。
雇用やビジネス活動への影響が大きく、7~9月期は4%を超えるマイナス成長になる可能性があるとした。豪コモンウェルス銀行も7~9月期のGDP減少幅を最大で4.5%程度と予測する。”(出典:日本経済新聞)
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温暖化ガス排出量、太陽光発電増や移動制限で年間で5.3%減
” オーストラリア産業省が31日公表した四半期報告によると、同国の温暖化ガス排出量(二酸化炭素換算)は今年3月までの1年間で前年比5.3%減少し、4億9,420万トンとなった。
コロナ対策の移動制限措置を背景に輸送部門で13%減少。風力や太陽光発電が大幅増加し、石炭・天然ガス発電の一部に置き換わったことで、排出量が最も多い発電部門でも5.6%減った。
テイラーエネルギー・排出削減担当相は「まだなすべきことはあるが、この統計は、排出量削減の約束を達成し、技術革新を促し、排出量低減の新技術を支援する政府の取り組みが奏功していることを示す」と自賛した。
ただ、オーストラリアは国民1人当たりの排出量では依然、世界最悪の国の1つ。保守派政権は11月の英グラスゴーでの国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議を前に、2030年までの排出量削減の約束を積極化するよう国際的な圧力を受けている。
現状では同国の30年までの削減の約束は英米カナダなどの削減目標に大きく見劣りする。”(出典:REUTERS via Yahoo! JAPAN)
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「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる