連邦政府、無償の職業訓練20億ドル拠出へ
” 連邦政府は16日、国内の若者を対象とした20億ドル規模の新しい職業訓練プログラムを発表した。
学校卒業生や求職中の若者約35万人を対象に、無償または低額で保健医療、運輸、製造、小売などの業界で活躍できる人材育成を行う。
新たな職業訓練プログラム「ジョブトレーナー」の発足について、連邦政府のモリソン首相は「COVID19は予期しないものだったが、国民には再建と復興で必要となる職種にいつでも就けるようにしてもらいたい」と述べた。
必要となる技術や職種は、失われたものと同様になるとの見方を示した。
また、20億ドルのうち15億ドルは、中小企業の訓練生などを対象とした給与補助費への追加拠出となる。
連邦政府は、従業員200人以下の中小企業を対象とした補助を6か月間延長するとしている。
ジョブトレーナーは今年9月までに発足し、TAFEや民間の教育機関で短期コースなどが無料または低額で提供される見通しだ。”(出典:JAMS.TV)
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モナシュ大学研究チームが、20分結果判定の新型コロナウイルス検査法開発
” オーストラリアのモナシュ大学の研究チームが、約20分で結果が分かる血液を使った新型コロナウイルス検査法を開発した。
ACSセンサーズ誌に17日、掲載された論文によると、採取した血液の血しょうを使い、ウイルスによる赤血球の凝集があるか調べる。
この方法だと、感染の有無だけでなく、最近感染していたかどうかも分かる。1時間に数百のペースで検査できるという。”(出典:REUTERS via Yahoo! JAPAN )
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失業率 − 2020年6月
” オーストラリア連邦統計局が16日発表した6月の雇用統計は、失業率が7.4%と、前月の7.1%から悪化し、1998年11月以来の高水準を記録した。
労働参加率は1.3%ポイント上昇し、64.0%だった。 4月と5月に大きく落ち込んでいた就業者数は、前月比21万800人増えた。ロイターがまとめたエコノミスト予想は約11万2,000人の増加だった。
労働参加率は4月以来の高水準。新型コロナウイルスの流行で失職した人が職探しを始めたが、就職先が見つからないケースが目立つ。
就業者数は増加したものの、内訳ではパートタイムが急増しており、フルタイムは3万8,100人の減少となった。
同国では3月下旬以降、厳しい移動制限で事業活動が制限されていたが、5月下旬から経済活動が段階的に再開されている。
これを受け、6月の月間労働時間は4%増加した。ただ3月の水準は大きく下回っている。
労働者1人当たりの週平均労働時間は31.1時間。5月は30.4時間だった。
<失業率は高止まりへ>
同国は約30年ぶりの景気後退に直面。豪準備銀行(RBA)は、来年末まで高失業率が続くと予想している。
エコノミストは、政府の給与補助制度「ジョブキーパー」がなければ、失業率は11%を大幅に超えていたと試算。
同制度は近く打ち切られるとみられており、失業率はしばらく高止まりするとの見方が多い。 ビクトリア州で新型コロナの感染が再び拡大していることも懸念要因。
UBSのエコノミスト、George Tharenou氏はリポートで「厳しい雇用情勢が続くと予想している。
第4・四半期に再び悪化し、失業率は8%に上昇するだろう」と指摘した。
フライデンバーグ財務相は今月23日に公表する「ミニ予算」でジョブキーパー制度の打ち切りを発表する可能性が高い。
多くの地域で経済活動が再開していることが理由だ。 エコノミストは、就業者が新型コロナ流行前の水準に戻るのは来年初め以降になると予想している。
AMPのエコノミスト、Diana Mousina氏は「失業率は年内に8.5─9%前後に達するだろう」とし「当面は財政支援策の継続が必要だ」と述べた。”(出典:REUTERS via Yahoo! JAPAN)
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(2020年)6月企業景況感、改善も完全回復は長期戦
” ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)は14日、オーストラリアの6月の企業景況感(business conditions)指数が、前月から17ポイント上昇のマイナス7だったと発表した。
企業信頼感(business confidence)指数は、前月(修正値)から21ポイント上昇し、1となった。
信頼感は過去3カ月間の歴史的な低水準から回復しプラスに転じた。
ただ新型コロナウイルスの感染流行の第2波により、流行前の水準までに回復するのはまだ先との見方が強まっている。
NABは非農業部門の約540社を対象として、6月24日~30日に調査を実施した。
同指数は、ゼロポイントを超えた場合は「楽観」が「悲観」を上回っており、ゼロポイント未満は「悲観」が「楽観」を上回っていることを示す。
景況感指数は現在の景況に対する満足度を示し、信頼感指数は向こう3カ月間の短期景況見通しを示している。
主要指数は、雇用が前月比20ポイント上昇のマイナス11となったほか、◆新規受注:20ポイント上昇のマイナス9◆売上高:12ポイント上昇のマイナス7◆利益:11ポイント上昇のマイナス8◆輸出:4ポイント上昇のマイナス5◆在庫:3ポイント上昇のマイナス6――と全項目が上昇した。
州別の景況感(トレンド値)は、タスマニア州が4ポイント上昇のマイナス14で最も高かった一方、南オーストラリア(SA)州が1ポイント上昇のマイナス33ポイントと最も低かった。
信頼感は、ニューサウスウェールズ州がマイナス16ポイントで最も高かった一方、SA州がマイナス27と最低だった。
産業別の景況感は全業界でマイナスだったが、資源や小売、運輸・公益などがそれぞれ9~18ポイント上昇した。信頼感も前月に引き続きすべてマイナスだったが、全業界で上昇した。
NABのチーフエコノミストのオスター氏は、先月に引き続き各項目で上昇したものの、依然として平均水準を大幅に下回っており、メルボルン全域でのロックダウン(都市封鎖)や新型コロナ流行の第2波で、再び景況感・信頼感が下落する可能性もあるとした。”(出典:NNA ASIA)
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アデレード空港職員駐車場にナンバープレート「COVID19」の車
” SA州アデレード空港の職員専用駐車場に駐めてある車のナンバー・プレートが「COVID 19」とあり、同空港関係者の間で様々な謎と噂を呼んでいる。ABC放送(電子版)が伝えた。
この車は灰色のBMWセダンで、もともとカバーをかけてあったが風に吹かれてカバーがめくれ上がったために、ナンバー・プレートが見えるようになった。
空港職員の中には、「ロックダウンする前から駐まっていた」と証言する者もおり、何か月も駐車してあることから、持ち主は国際長距離路線のパイロットで、外国に行ったままコロナウイルス・ロックダウンが始まって帰れなくなっているのではないかと推理する者もいる。
そもそも新型コロナウイルスによって引き起こされる疾患の「COVID-19」の公式名称は2020年2月11日に発表され、1か月後に世界的蔓延を意味するパンデミック宣言が行われた。
空港職員は、「車は2月かそれ以前からあったように記憶している。ほとんどの空港職員が一時帰休を指示された3月中旬にはすでにあったことは確実」と語っている。
高価な乗用車が空港職員駐車場のそれもターミナルにもっとも近い位置に駐車してあるのかということがそのナンバープレートともに空港職員の好奇心をかき立てている。
しかも、職員の話によれば、その駐車場は職員が最高48時間まで駐車できる区域だとしている。
SA州ではカスタムのナンバー・プレートは自動車登録局の承認を受けなければならず、特定文字数字のプレートを購入してから発行を受けるまで最低10日かかり、「COVID 19」のプレートは2020年9月26日まで有効になっており、3か月または12か月の期間を限って登録することができる。
一方、カスタム・ナンバー・プレート契約は12、24,36か月で自動車登録局の登録とは別個に行われている。
他の州、準州には「COVID 19」のナンバー・プレートはないが、NSW州のボルボと、NTのスズキ・オートバイが「COVID」のナンバー・プレートをつけている。(出典:NICHIGO PRESS)
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連邦政府、低所得者向けに2回目の一時給付金
” オーストラリア連邦政府が、低所得者層向けに追加で750豪ドル(約5万5,800円)の一時給付金を支給することが分かった。
3~4月の支給に続いて2回目となり、社会保障給付金の受給者など500万人が対象となる見通し。
政府は追加で38億豪ドルの費用を負担することになり、2度にわたる支給を合わせるとコストは94億豪ドルに上る見込みだ。13日付地元各紙が伝えた。
政府は、給付金が支出に回され、経済の活性化につながることを見込んでいる。
対象者には、老齢年金や介護者または身体障害者向け給付金の受給者などが含まれる。
15日から今月末までの間に750豪ドルが自動的に振り込まれる見通し。
ただ今回は対象となる範囲が1回目の支給時よりも縮小され、失業者手当「ジョブシーカー」の受給者は対象外となっている。
フライデンバーグ財務相は「新型コロナの流行により金銭的に苦しむ人を救うための施策の一環だ。3回目の支給はない」と説明。
給与補助金「ジョブキーパー」などが終了する9月以降の支援策については、23日に発表する見通しだとした。
政府は1回目の支給時に、650万人が対象になると予想していたが、6月30日時点で実際に支払いを受けた人の数は700万人を超えていたとみられる。”(出典:NNA ASIA)
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空飛ぶ自動車、ニューサウスウェールズ州内陸部で試験へ
” オーストラリア・ニューサウスウェールズ(NSW)州内陸部ダボ近郊のナロマインで、空飛ぶ自動車の試験が行われることが分かった。
航空宇宙会社のAMSLエアロは来年から、ナロマインの飛行場で電気式垂直離着陸機(VTOL)の試験を行う。
同社は、空飛ぶ自動車の技術進歩が郊外に住むことへのデメリットを払しょくする可能性があるとした。公共放送ABCが伝えた。
NSW州のバリラロ副首相は、空飛ぶ自動車が交通業界に革命をもたらし、空港のない郊外の目的地に行きやすくなることを願っているとし、
「NSW州の郊外に住む市民が、仕事で都市部へ移動したり、離れた場所に住む家族や友人を訪れたり、観光客を遠隔地の避難所まで運ぶことができるようになるかもしれない」と述べた。
また同州政府は、地域投資誘致基金として100万豪ドル(約7,470万円)の助成金をAMSLエアロに提供する。
AMSLエアロのアンドリュー・モーア最高経営責任者(CEO)は、「州政府の助成金を利用して、今後の試験に向けた準備や必要不可欠な試験施設の建設ができることをうれしく思う」と述べた。
AMSLエアロは、国内で最古の飛行クラブの本拠地として知られているナロマインで、今月末に完成予定の新しい飛行場地区に最初の企業として進出する。
試験が行われるVTOLは、一度に6人の乗客を乗せることができ、ヘリコプターのように離着陸する。最高時速300キロメートルで飛行可能だ。”(出典:NNA ASIA)
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豪日首脳、香港安全法に「重大な懸念」共有
” 安倍晋三首相は9日、オーストラリアのモリソン首相とテレビ会議形式で約1時間40分協議した。
両首脳は中国が制定した香港国家安全維持法について重大な懸念を共有した。新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、両国がビジネス目的の往来再開に向けて協議を続ける方針を確認した。
安倍首相は香港国家安全維持法について「一国二制度を大きく後退させるものだ。重大な懸念がある」と表明した。
両首脳は「香港の自治を損なうものだ」と懸念を示した。中国を念頭に東シナ海や南シナ海での一方的な現状変更の試みに「強く反対する」と申し合わせた。
新型コロナ対策を巡っては、日豪両国が治療薬開発や臨床試験での協力を促進する。
米国が脱退を表明した世界保健機関(WHO)について、新型コロナ対応が適切だったか早期に検証すべきだとの認識で一致した。”(出典:日本経済新聞)
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「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる