先週末(2025/8/30)、中間記↓をアップロードした

ウエストランド 井口浩之さんと構成作家 飯塚大悟さんの『書籍!! 今月のお笑い』を読了。
その(中間記)後、読み進めたのは 2024年1月 から 2025年1月 まで。月ごとにお笑い界での動向(新番組のレギュラー、賞レース等)が取り上げられ、全般前向きに捉えられている印象持ったところから
” 井口 そうだ! それ言おうと思ってたんですよ。こちらは引きましたね。はっきり書いておいてください。ドン引きです! “(p222)
に、
” 井口 ・・中略・・ ただ、僕は一番感動と青春が嫌いなんで、昨日ちょうどハナコに会ったので、「踊って感動させてみろよ!」と言ってやりました。”(p224)
といったウエストランド井口さんらしい毒も吐かれつつ、
” 飯塚 クズっぷりを握るターンが終わって、今度はクズ芸人の人たちが心理戦に長けてるっていうことを見せる新しい流れが来ているなと思った。”(p214)
或いは
” 飯塚 ・・中略・・ 「賞レースの正解」を狙うような漫才が増える中、そういうのを全部破壊してほしい。”(p246)
という具合、個人/コンビ名が挙げられてのトレンドを大掴みで辿れました。

一方、M-1グランプリをはじめとして近年の波に乗り切れていない身としては、巻末に収録された爆笑問題 太田光さんを交えての「ここ数年のお笑い」と題された特別鼎談での
” 飯塚 自分が小さい頃と比べると、「面白い」とか「テレビを観て笑う」みたいなことの価値が下がってきている気がします。”(p271)
や
” 太田 ・・中略・・ 「M-1」の影響もあってお笑いが分析されて、いわゆる「考察」の対象みたいになっていくことは宿命なんだよね。”(p273)
というような期間を長めで捉えてのお笑い界の動向については腹落ちさせられる部分多く、最も読み応えを得られました。