パンサー向井慧さんが業界の方々と熱く語ったラジオ愛:『向井と裏方』読了

サイン本きっかけでフラグが立った

発売直後は入手難となっていたサイン本を再放出?のタイミングで入手

パンサー向井慧さんの『向井と裏方』を読了。

本書は

” ー  さっそくですが、「向井と裏方」はどのような番組ですか?

向井   全国のラジオ番組に携わる裏方さんをお迎えして、その番組の舞台裏を語る、全ラジオ好きに向けたウラカタトークバラエティです。”(p007)

AudeeでOn Airされた内容が書籍化されたもの。

 #1  あの人気番組の舞台裏

 #2  <ラジオ>という仕事

 #3  語りを支える

 #4  裏方さんとラジオの未来

の章立てに沿って載せられているのは

” 向井   伊集院さんも仰ってましたけど、「電池買いに行った」っていう話が面白くできるようになりたいと。やっぱりラジオの最終地点、究極のトークって、もしかしたらそれを面白く話せることなのかもしれない。”(p019)

とラジオに限ったことではないでしょうが、人を惹きつける肝に、

” 矢野  大学時代、「高校生クイズ」〔「全国高等学校クイズ選手権」 日本テレビ〕の問題を作るアルバイトをしていて、番組のプロデューサーさんに可愛いがってもらっていたんです。

それで四年生の五月頃に、また作ったクイズを持っていったら「大学を卒業したら何するんだ?」って聞かれて、当時は居酒屋でもバイトをしていたので、「その店で正社員になろうかなと思ってます」と答えたら、「お前、番組の構成作家になれ」と言われました。

そこで、「高校生クイズ」の構成と問題制作を担っていたCAMEYOという事務所の社長を紹介されて、面接を受けて採用してもらったという流れです。”(p098/註 矢野=矢野了平さん)

業界のフロントラインで活躍されている方々のラジオ入りのきっかけに至るストーリーあれば、

” 長沼 (省略)でも学校説明会の中で、「ラジオやテレビは、今日死のうと思ってた人を、もうちょっと生きてみようかなと思わせることができるメディアである」って話があって “(p230/註  長沼=長沼けい子さん)

” 戸波  (省略)ちょうどその頃、僕が鬱っぽかった時期だったんですけど、菊池さんのラジオを聴くと、なんだか気持ちが楽になって、自分にとって癒しの効果があったんですよね。”(p160/註  長沼=長沼英剛さん、 菊池さん=菊池成孔さん)

など、ラジオによって人生を変えられた、或いはラジオ(メディア)が強みを発揮出来る役割=特性といったお話しが290ページ弱に及ぶボリュームで、ズド〜ンと。

購入本に書かれていたサイン

個人的にはラジオを日常的に聴く習慣は身についておらず、昨年(2022年)までは日中のBGMとして聴いて(J-WAVE, Tokyo FM)音楽に触れるといった距離感でしたが、

ラジオ王ではなくラジオフェアリーを自負される向井慧さんが、本書結びの アフタートーク

” ラジオはもしかしてなくなってしまうかもしれない。だからラジオが好きという気持ちを、絶やさずに残してほしい。その火に薪をくべていってほしい。それがラジオフェアリーからのお願いですね(笑)。”(p286)

と仰られており、恐らくラジオを聴く人たちと聴かなくなった人たちで顕著に二分され、後者の人たちにとって時代との乖離が指摘されるラジオにおいて局員、ディレクター、放送作家等の立場で奮闘されている方々の熱いストーリーが興味深く、「自分もお気に入りの番組があったら楽しいだろうなぁ/日常が違ってくるだろうなぁ」と、ラジオの醍醐味について大いに読まされた稀有な著書でありました〜


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